独白とオレ
いきなり追及に入ると少し不親切かと思ったのでインターバル。
これだけの材料で考えるとか無理じゃね? と思いますが大目に見て下さい。
さて、ナカバが「気になっている事」と「推測」そこから導き出される「聞きたいと思った肝心の事」とは何か。
宜しければ考えてみてください。
あ、どもども。こんばんは。
ナカバ・マサキです。
いつもお世話になって……るのか?
いや、どっちかっつーと付き合わせてすみません、って感じなのか。
うん、どうもです。
べ、別にあんたの為にお礼言ってるんじゃないからねっ!
……よし、一応これで義務は果たした。
ま、オレがツンデレったところで大半の人は42.195Kmほど後じさるぐらいだけだろうが。
前置きこれぐらいにして、以下注意事項。
最初に言っとくとこの回はぶっちゃけ読みとばしてOK。
中休みって奴だから、気にせんで問題なし。
うん、つまりあれだ。
出題編と問題編の間の「読者への挑戦」みたいな?
や、オレは挑戦する気とかさらっさらないけどさ。
オレイン酸もびっくりなぐらい、さらっさらに無いから。
「私、貴重な時間を割いて来て差し上げてますのよ」みたいな人は、このまま次の話に飛べば良いと思う。
時間大事。
少年老い易く、金出来難し。昔の人は良い事言うね。
さすが時は金なりって言葉を作っただけはあるね。
春宵一刻値千金ってやつは微妙だけど。
詩自体は好きだけどね。
で、だ。
本題。
何しようかっつーと、単純に今までの疑問とかをまとめとこうかって事。
これからあの外は美形、中はもっちり……じゃなくて古ダヌキなあの魔王様から答えを引っ張りだそうってんだから準備は必要だろう。
オレは勇者でも、真の○国無双でも、超監督でもない、ただの一般人なんだし。
しっかりこっちの攻撃の一手を固めてから行かないと。
異議あり、で突っ込ませてくれるぐらい容易い相手じゃないんだし。
オレの頭ん中で今、この五日間で得た情報がぐちゃぐちゃしてる。
ひっかかった事。
違和感を覚えた事。
気がついた事。
知った事。
つまり。
魔王の称号とはいったい何を示すのか。
魔法と魔術の差とは何か。
魔力と魔族の関係はどんなもんか。
デュランのチート能力の利点と欠点。
どうして三日目の朝に限ってセシェン君は暴走したのか。
黒い輪っかは何のために存在するのか。
どうしてデュランは機械オタクなのか。
二日目のゴッキー襲撃が与えた影響とは一体何だったのか。
最後にオレがデュランと「直に」顔を合わせたのはいつか。それは計画通りだったのか。
「陛下は別格ですから」のセリフの裏にあるものは何か。
最後に、
じゃあ、どうしてデュランは「 」のか?
これが情報を繋ぎ合わせて、導かれる一つの推測からの疑問。
オレの考えが正しいなら、デュランはこれの答えをごまかしてる。
でも、何故それをデュランが隠しているのかが分からない。
そこが、分からない。
分からないから迷う。
聞いて良い事なんだろうか。
聞けば、多分こいつは答えるんだろうけどさ。
良いのか、聞いても?
……ま、いっか。
悩むのは後でもできるし、大体上手く聞き出せるのかも分からんし。
やれるところまでやって、後でそれは考えよう。
さてと、
じゃあ、始めますか。
自称24歳のこの無駄美貌相手に、
一般人からの追及劇を。
さてさてお立会。
開幕。
【作者補記】
最初「毒吐く」になって似合いすぎると大笑いしました。
さて、今日中にもう一つ行きます。