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幕間1

「はるか昔、このテイル王国は五つの龍が支配していました」

「龍?」

「今では姿を現すことも殆どありませんが……その龍たちは、機嫌がいい時は人々に恵みをもたらすけれど、一度怒り狂うとその土地が消えさるまで厄災をもたらしてしまう危険な神だったんです」

「……怖い」

「だから見かねた国王は国を五つの土地に分け、龍たちをそれぞれの地に住まわせることにした。それが今に残っている地名ですが覚えていますか?」

「えーっと、セントラルランド、ノースキャニオン、イーストプレイン、ウェストデザート……あとサウスポート?」

「はい、正解です。王は最も危険な金龍をセントラルランドに住まわせると、他の土地にも龍を送り込み、四つの一族に龍を守護する役目を命じました」

「守護って?」

「ああ、少し難しい言葉でしたか……まあその龍たちが悪さをしないように守って見張る役目を負うってことですね。そしてお嬢様のお父様もその役目を担っています」

「んー難しい……あ、龍」

「え?」

 幼い少女が指を指した先で、水のように透き通った青色の龍が雲の合間を悠々と泳いでいった。


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