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タクシー

「これで帰れる!」鈴鹿は希望の柾ざしで本を見た。

『よし!これで・・・』本は白紙のページを開いた。

「・・・」

『・・・』

「・・・まだ?」静は聞いた。

『・・・できないな・・・』

「セロさん、うんこしたくないですか?ちょうど拭く紙がここに・・・」星羅は本を渡そうとした。

『ま、まってくれ!!文字を見てくれ!』

「え?」

『遠すぎるんだ!元のワープ位置から!』

「つまり、そのワープした所に行かないといけないの?」

『そういうことだ!』

「はあ~道のりは長いね。」と鈴鹿。

「どうせ失敗して違う所に飛ばされるんでしょうけどね。」星羅は冷めた目で言った。

「・・・近くに駅がある。そこからタクシーに乗って初めてここに来た山口会場に移動しよう。」セロは地図を見ながら言った。

セロは警察官の服装をトイレに捨て、警察を警戒しながら歩き始めた。

「あなた何者なの?」鈴鹿は本に聞いた。

『俺は本だと言う事と女の血が大好きだと言う事しか分からない。』

「へえ~もうしゃべらなくていいよ・・・」星羅はゴミを見るような目で本を見た。

『違う違う!表現の誤りだ!魔力を補充するのに必要なんだよ!』

「どうしてこの世界にきたの?」鈴鹿は聞いた。

『さあな?覚えているのは転送魔法を使ったことだけ・・・何故使ったのかは分からない。』

「ただの本ではない事は分かるね。」と鈴鹿。

「うん、こんなにきもい本世界中探してもねいよね。」と星羅。

「そろそろつくから本を隠した方が・・・」と鈴鹿。

『隠すなら女性のパンツの下にっ!?』星羅は本を力強く閉じた。


「これが駅・・・おお!!」静達は黒い煙が吹く汽車が駅に止まって人を乗せているのよ見かけて驚いた。

「この世界は電車が無いの!?」鈴鹿は驚いた。

「まさか、何かのキャンペ―ンでしょ。」と星羅。

「所で金は大丈夫なの?」と静は聞いてきた。

「殺した警察官から奪った。」セロは皮の財布を見せた。

「おお!強盗殺人!」星羅は笑顔で言った。

「まあ、この世界の金銭価値ははっきりはわからないが、町の看板などから日本円と同じ価値のようだ。だから問題ないだろう。」

駅に止まっているタクシーに向かった。

セロは前の座席に乗り、後ろは星羅と鈴鹿と静が乗った。

「何処までですか?」40代ぐらいの濃いい髭の生えた運転手は聞いてきた。

「山口会場まで。」セロが答えた。

「ああ!そこは、なんか下半身を露出した変態が天井を壊したとかで、立ち入り禁止になっていますが・・・」

「プッ!」鈴鹿と星羅は笑いかけた。

「・・・その付近でいい、友人と待ち合わせをしているんだ。」セロは表情を変えずに答えた。

「分かりました!11番3人のお客さんを山口会場付近まで運びます!」車内の無線で報告し、車を発進させた。

「何処から来たんですか?」運転手は聞いてきた。

「日本から。」と星羅。

「ハッハッハッ!そうか!じゃあ高校は?」

「えーと・・・○○県立高校です。」星羅はこの適当に地域の県名を言った。

「そうか!きみ男子高校生だったのか!ハッハッハッ!」運転手は大笑いをした。

(うざ!死ねばいいのに!)星羅と鈴鹿は心の中で思った。

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