軍隊拡充だ!!
ちょっと短めかな?txtでやっていると字数がよくわからないね
ふう。いい夢見れたぜ。
何?昨夜はお楽しみでしたね、だ?あったりまえだろう!
隣には、一糸まとわぬサリアがぐったりと眠っている。
結論だけを言おう。物凄く楽しめました。ありがとうございます。
オークだからか、俺は一回だけでは物足りず、彼女が堕ちた後(ざっと10回あたり)も萎えることなく、夜深くまで続いてしまった
最初は「っく、私はこれくらいじゃ屈しません!」だったが、途中からは「もう…ダメです、許してください、なんでもしますから…」に変わった。
気を失う直前くらいになるともう「魔王さま!魔王さまああああ!!」と、俺にメロメロになっている模様で、そういう調教の経験のない俺にとって結構新鮮で面白かった。
何?外道?どうとでも言え。俺はオークですから
最近はもうアレですね。
人間らしいことしてませんね。
最初の頃ちょっと躊躇ってた気もしなくはないが、いざ戦いになるとどうでもよくなり、さっきまではアッチが昂って理性が吹っ飛びかけたし
ちょっと反省。
サリアのことは後で川に連れて洗ってやるとして。(いたずらはしない、本当だぞ!)
これからの行動方針を決めておかなければならない。
「グギャグギャ!(朝じゃ!)」
「グギャ……(眠いぜ)」
ゴブリンの数は結構増えてきたが、まだ五十体しかいない。
というよりゴブリンだけが増えて、オークは増えていない。俺だけとか寂しすぎる
冗談だ。本当はオークのほうが戦力として美味しいからだ。
前にも言ったが、オーク一体だけで数十体の普通ゴブリンをつぶせる。
今俺の手下にはそこそこまともな武器持っているやつがいるので、そいつら相手だと辛いが、それでも五体くらいはいけると思う。
その上、恐らく剣士の防具と武器とか与えたら、もっと強くなるだろう。
今の俺にはとにかく即戦力が必要だ。
これから人の村を襲って占拠するだけなら、今の俺たちでもいける。
でも俺の目的のため、その村はただ落とすだけでは足りない。全滅させなければならないのだ。
理由は俺の見た目、一目で魔王種だとばれる。
ばれると人間がすぐに魔王種討伐できるほどの軍隊を派遣しかねない。
それはアウトだ、俺一体だけなら生き延びるの造作もないが、俺の軍勢は潰える。
やつらはただの兵士ではない。魔物同胞だ。できれば損傷を与えたくはない。
だから俺はただ強いだけのオークであると、人間達に認識させたい。
そのため、俺を見た人間を生かしておけない。女は別だ、逃がさないのでセーフ。
ならば、手勢は多い方がいい。村を包囲し、誰一人逃げられないように
「ということで、これから森を歩き回るぞ。お前達、仕事を分配する」
「へい、なんでしょう」
「広い範囲で森を捜査する、オークやゴブリンの群れを発見次第俺に伝達しろ。ワータイガーを刺激するな。」
「問題ありやせん。ワータイガー共はまだ寝ているんでしょうからな。群れの大きさは関係ないので?」
「関係ないが、大きい方がいい。これから森の中のゴブリンやオークを手当たり次第俺の軍勢に加わるつもりだ。」
「そうですかい。いや、大きくなりますな!」
「なるぞ。いずれ森では収まらないレベルにな。」
「へい!野郎とも、行くぜ!!」
「「「「「グギャグギャ!」」」」」
さて、俺はサリアでも眺めながら待っているとしようかな。
「こちらですギャ、魔王さま。」
「うむ。」
先頭を歩いているゴブリンについていくと、オークとゴブリンも群れが休息しているみたいだ。
「なんだ?お前。……ま、魔王種だ?!」
「この群れの長の貴様か?」
「あ、ああ…そうだ?」
「よし。選択二つやろう、俺に従うか、死ぬか。」
いつもながらちょっぴり殺気を出して脅してみる。
するとオークはいとも簡単に屈した。
「ひっ!お、オデ、従うだ。殺さないで欲しいだ。」
「これからお前達全員魔王軍の一員だ。詳しいことはこやつに聞け。ゴブリンだが、古参兵だ。」
「どうも、ゴブリン参謀ですわ。よろしくですわ」
「よ、よろしくだ?」
あれから数時間、俺の軍勢が徐々と大きくなっていく。
手下を増やす手段は実に簡単。
オークやゴブリンの群れを見つけては、俺が直にいって降伏勧告する。
大多数の群れは一発で降伏、そのまま古参のゴブリン参謀を付ければ、後はゴブリン参謀が勝手に色々教えてやってくれる。
たまに頭の悪そうなオークが反発するが、一発殴ればすぐ大人しくなり、そういうのは俺の直属にするようにしている。
俺が直に見張って、謀反させないように後の戦闘で力を見せつけるためだ。
流石に魔物同士、あんまり殺したくないしな。
途中からはサリアも起きて、身だしなみを整えたら俺についていくと言い出した。
足が面白いほど笑ってるので無理しないように俺は諌めるが、彼女は杖で自分を支えてすごい根性でついてきた。
しょうがないので抱っこしてやった。ゴブリン達には威厳がないと言われたが、後悔はしていない。
歩いている時は特にやることもないので、彼女に色々と聞いている。
なんと、この世界には冒険者という職業があるらしい。
冒険者、それは薬草採集、魔物討伐、旅路の護衛など、そういう魔物と遭遇する危険のある仕事をこなす職業だ。
他の剣士とナイフ使いの五人も冒険者らしく、やつらでパーティを組んでいた。
なるほどな、と俺は納得した。
人間も魔物対策と、色々やっているらしい。
その代わりに、魔物は大して対策もせずに、自分勝手で生きている。
それは頂けない。
俺が来たからには、魔物の群れも効率よく人間に対抗できるようにさせてもらう。
そして、魔物が生きる最高の環境を整えよう。
例えそれで人類が不幸になっても、俺はやる。
それが、魔族の王の責務だろうから
そうと心に決意を抱き、俺とサリア達は、次の群れのところへ歩いていく