表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/4

File1 【小説】マリアビートル

【情報】

著者:伊坂幸太郎

刊行:2010年9月22日/角川書店

シリーズ:殺し屋シリーズ

その他:舞台化、ハリウッド映画化(R15+)



【あらすじ】(文庫本より)

幼い息子の仇討ちを企てる、酒びたりの元殺し屋「木村」。優等生面の裏に悪魔のような心を隠し持つ中学生「王子」。闇社会の大物から命令を受けた、腕利きの二人組「蜜柑」と「檸檬」。とにかく運が悪く、気弱な殺し屋「天道虫」。疾走する東北新幹線の車内で、狙う者と狙われる者が交錯する──。

小説は、ついにここまでやってきた。映画やマンガ、あらゆるジャンルのエンターテインメントを追い抜く、娯楽小説の到達点!



【コメント】

自分は、映画の方を先に気になったんですが(結局映画館ではR指定で見ることが叶いませんでした)原作が本当に逸材過ぎるんです。映画も若干変わった設定はありますが、充分楽しめました。。

殺し屋シリーズの二作目なのですが、単体で楽しめる内容です。


まず、運が悪い殺し屋っていう設定が色々と想像を掻き立てられると言うか。

何をするにも不運すぎて可哀想になってくる、それほど不運なのに殺し屋として頑張っているところを見るとなんかもう……気づけば応援してしまいます。


他の殺し屋も登場するのですが、どれも一癖も二癖もあるんですよ。

蜜柑と檸檬の双子のような関係のペア殺し屋とか、絶対面白い。二人セットほどオトクなものはない。この果物ペアの掛け合いは本当読んでいて面白いです。

優等生なのに残虐な裏がある「王子」なんて一部の層にはビビッとくる気がするんですよ。


王子、本当色々と凄いやつです。同情しようがない「悪」なんですけど、優等生なのが質悪いんですよね……このキャラはこの小説内で一番キーになっている立ち位置ですので、よければ王子のヤバさを感じ取ってほしいです。


そして、何が一番面白いかといいますと。

この殺し屋たち、走る密室、新幹線内で暗躍するんですよ。

当然、逃げ場がないのでどこかとどこかがぶつかったり、騙したりするわけです。

殺し屋を密室に閉じ込める、そういう設定がわくわくしてきませんか? あらすじにもある通り、小説なのにどこかのアクション映画を見ているような感覚に引き込まれていくんですよね。本当、この小説すごい。


これはハリウッド映画になりますわ、と納得の一冊です。


こんなアクションでライト目にも見えるんですけど、殺し屋同士ぶつけるわけですから決して軽い作品ではありません。

基本伊坂幸太郎さんの作品、伊坂ワールドって重いというか、どこかで打撃負わされる気がします。それを覚悟していただきたい……。

ですが、そんな雰囲気な作風なのに伊坂さんの書き方がテンポよくて、軽快に進んでいく。

本当、不思議ですごすぎる作品でございます。


初めてこの作品を読んだ時、自分は色んな意味で打撃負いましたもの。

それから伊坂さんの作品を読み漁り(ファン名乗れる程数多くはないですが)伊坂ワールドに惹き込まれてしまいました。

ぜひ、皆様に読んでいただきたい作品です……!



私の文章力の拙さで作品の素晴らしさが半減していないことを祈ります。


唐突に投稿させていただきましたが、これから自分の好きな小説やマンガ、アニメ、映画、ゲーム、曲、声優、作家、歌手……など、世間に出ているいろいろな素敵なものを紹介していきたいと思います。


自分の趣味全開ですので、もし私と趣味が合う方がいましたら、共感の感想でも残していってくださると嬉しいです。

全然触れてない方でもぜひ、紹介したものの沼に(笑)ウエルカムです!


どうぞこちらの連載をよろしくお願いします!











最後までお読みいただきありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
知らない映画だったので、ワクワクしながら紹介を読みました!! 裏がある「王子」気になるし、新幹線のシーンも観てみたい。 他の「好き」作品も楽しみにしています♪
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ