斥丹
依頼者:オッキォ エネルギー公社
“知っての通り、これまでエネルギーのメイン供給源だった魔導炉は、度重なる事故もあり、ようやく廃止される流れとなった。
次世代エネルギーが模索され、大気力や陽力が有力視される中、われらが男爵領 特産の妖丹を使った妖丹エネルギーは環境に有害なものとして、こちらも廃止の槍玉に挙げられている。
かつて産業 革命を導いた妖気 機関は、その妖光がもたらす光害が社会 問題となったのは、世界史にも刻まれた真実だ。
だが、その問題は、液状化した妖丹を特殊なフィルターを通して無害化する技術が確立、既に数十年前に解決されており、新型 妖光炉は99.99% 無 光害だ。
長らく魔導炉 推進派の意向により、《実験中》とされ、半ば お蔵入り状態だったが、領内は元より、他領にも複数 建設され、実績は十二分にある。
だが残念なことに、新型エネルギー利権と 旧 魔導炉 推進派の圧力で、新型 妖光炉は いまだに《実験中》だ。
しかも、あえて旧式の妖光炉を新規に建設することで、世論を反 妖光エネルギーに誘導しようと言う、念の入れようだ。
妖光による光害で健康 被害を被る者たちが、これ以上 出るような事態は耐えられない。建設中の旧式 妖光炉 建屋を完全に破壊してくれ。”
前金: 80,000圓
後金:120,000圓
作戦 開始 予定 時刻 まで 06:00:00
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《目的地に到着。降下してください。》
「ワッショイ!」
『ウーラサァ~!』
『イヤッフゥ~!』
「久々に── 'らしい' 依頼だナァ?」
『ストレス発散!──じゃなかった』
『人死にが出ない程度に、やってやろうじゃないの?』
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<……昨夜、ナミゥ市に建設中だった妖光炉が、何者かの襲撃を受け、完全に破壊されました。
当局は、環境 保護 団体によるテロと、他のエネルギー利権による妨害 工作の2つの視点から調査を進めており……>
「酒がうまい!」
「だな……」
「今日は飲むゾ!」
魔導炉は、莫大なエネルギーを生む代わり、超々々禍々しい気を24時間 365日、産み出しています。
川や海から お清めの水が取水されては ぶっかけられていますが、それでも お清めしきれず、呪水と化した その水を、そのまま川や海に返しています。
24時間365日、世界中に星の数ほどある魔導炉から呪水が垂れ流され、その呪水は蒸発して雲となり山に雨を降らせます。
もはや、真の意味で『キレイな飲み水』はどこにもありません。
世界中で呪波 汚染が進行中ですが、何か言えば命が危ないので、何も言えない人が半数。
残りの半数は、自身も魔導炉 利権の お相伴に預かってるので、動きません。
誰も止められず、また、止めようとは しないため、破滅がヒタヒタと迫っていますが、誰も立ち上がろうと しません。




