第51話『柔道』
大王タコを倒してから約2ヶ月が経った。
今日は遂に第20階層に到着した。
ザーカラス7世こと、2人目の四天王のいる場だ。
相手が人間だからといって舐めてはいられない。魔王に鍛えられた腕利き騎士だ。
その力を良い事の為だけに使えば間違えなく世界一の整騎士になれたろうに。勿体無い。
実はもう手違いで扉は空いてしまっている。
こないだの扉は異常な程に重かったので今回はどうかと軽く押してみたわけだ。ほんとに軽く。厚紙が破けないくらい軽く。
もちろん開けるき何てなかったのだが、感圧センサーでも扉についていたのか、めっちゃくちゃに重そうな音をたてながら開いていった。謎であった。
なぜに音だけあんなに重そうなのさ。
それはさておき、目の前に立っていたのは黒い鎧を着て顔は兜に覆われている、顔が見えない騎士だった。
「侵入物発見。直ちに排除します」
妙にロボットらしいことを言いながら騎士は手に持っている剣を水平に振った。
すると幽霊のような、というよりおばけのようなモンスターが周囲に現れた。
速攻で最初に出たのはタクだった。
が、タクはその30cmほどしかないモンスター7匹に手足を掴まれ、動きが封印されてしまった。
全く動けない状況だった。
そこを七世が近づき、剣を真上に振った瞬間、その剣が振り下ろされたのは………タクのほんん数ミリ左だった。
そして七世の隣にはハユが右手と左手を組み、タックルを仕掛けていた。
そのせいで僅かに重心をずらし、剣がタクに当たらなかった。
そして小さい敵をたくさん倒すのはハユの得意分野。
一瞬にしてその7匹を倒した。しかも七世を転ばせた。
その転ばせ方はなんと、僕が18層で教えた柔道でだった。
僕は元々、ピアノと柔道を習っていて、どちらもそれなりにできて、柔道の方は全国大会に出場もした事のある、かなりの強豪だった。と思う。
そしてみんなに柔道をこないだ教えたわけだ。
その技で見事に七世を転ばせた。いくら強いとはいえ初戦は人間。大柄ではあるものの、人間の大きさだったので、転ばせることはそこまで難しくなかった。
その後、柔道の技で七世を見事に押さえつけた。
前回は適当でほんっとにすいません。申し分がありません。勉強をしておりましたらですね、そういう訳です。
そして前回は遂に、第50話達成でしたー! ついにここまで来たんだな、と、しみじみと喜ばしく思っております!
皆様のおかげです!
では、また明日!




