第1章『客船』
「助けてぇー!」
やっぱりだめか…………。
僕は船に助けを求め続けている。
がしかし、とても気がついていない様子だった。
ん? まてよ。よく見るとあれって……
「僕の方に進んでる!」
僕は懸命に船を呼び続けた。
だが、結局気がついてもらえなかった。
僕は最終手段を使うことにした。
船はもう、20mくらい先にいる。
僕は丸太の上で極限まで集中した。
「行くよ………!」
船が僕の隣を通り過ぎる、その瞬間に船の少し出っ張っているところを掴んだ。
「思ってたより僕ってクレイジー! なんかもう、楽しくなってきちゃった!」
船の出っ張っているところは海面の少し上。ギリギリで頭は出る。
ただその出っ張りは、乗れるほど大きくなかったため、新たなる問題が発生したという事実に、気がついたのは30分後。
寒い!
体はずっと海に浸かっている。
いくら今日は真夏日の暑さだとはいえ、ずっと海に潜っていたら死んじゃうよ。
そもそもここが何処かもはっきりしないし! まあ普通に考えたら夢か。
はぁ……何か変なことに巻き込まれているような気がする………。
どうか、これが夢でありますように‼
それにしても寒いな………。ん? よく見ると出っ張りの上に扉がある……。僕の真上に……扉がある!
そこからは考えている時間なんて無かった。
僕は迷わず、行動した。
まず、出っ張りの上に立とうとした。これがずっとできていれば苦労無いので、とても難しく、丸太のほうがバラン合うを取るのが簡単なくらいだ。
その後、丸い金具をグイ、と押すと、扉に鍵はかかっておらず、簡単に開いた。
僕はすぐに扉の中に入り、再び扉を閉めた。
そこは船の倉庫のようだ。ものがたくさん積まれていて、迷路のようになっている。
僕は倉庫も出口を探すため、ウロチョロしていると……
「小僧、ここには立入禁止っすよ。客室に戻ってくっさいな」
「はーい!」
船員さんに話しかけられた僕はあえて子供っぽく返事をしてみた。
客室、ここは客船らしい。木でできていて、そこまで豪華、という感じではないが。
じゃあ僕もここの客ということでなんとかしよう。僕はお客さん僕はお客さん。
僕はさっきの船員さんに案内されて、船の客室に入った。
なんかこう言うのって憧れてたかもなー。RPGみたい! ちなみに僕はドラゴンクエ◯トⅲが好き。面白いよー!
何かね。ドラ◯エっぽいのは、お客さんの服装が原因だろうか。
みんなド◯クエの人っぽい服を着ている。
何かこれから、僕の冒険が始まって、 魔王や竜王を倒す旅が始まる!
仲間と共に戦い、どんな敵にも負けない!
この夢、少し楽しいかも!
みなさん! 書き終わりました。
本当にね、小説を消してしてしまった時は泣きましたよ、本当にウワンウワン。
初代ガトの伝記第1章は『仲間』だったのですが、今回のリニューアル版では『客船』です。
ストーリーも少し変わっていて、初代ではガトくんが乗った船は海賊船でしたが、今回は客船です。
ストーリーの展開も少し遅くなってしまいましたね。初代ではもうタクくんと出会っているので。
明日タクくんと出会うはずなのでさようなら! また明日!




