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第二百五十五章 最強の秘密調査官誕生

ハリアット号に到着したアヤメは怒りながら、「モミジ!近くにいたのなら、何故陽子を助けなかった!陽子は死んでしまったではないか!」とブチ切れていました。

アヤメの背後から、「アヤメさん、私は生きています。モミジさんに助けられました。」と陽子が声を掛けました。

アヤメは驚いて、「陽子、お前足はあるのか?マリさんのような亡霊じゃないのか?これはどういう事なのだ?」とモミジに説明を求めました。

モミジは、「女神ちゃん、博士には気を付けてと言ったでしょう。私の調査では、女神ちゃんのスケバングループの影の大ボスは博士よ。博士が他の不良グループと争いを起こして、女神ちゃんをその争いに釘付けにして、スケバングループの博士の配下で地球を襲ったのよ。地球を襲ったのは女神ちゃんのスケバングループよ。交戦した時に気付かなかったの?それと私は陽子さんの戦闘艦の補助エンジンに爆弾が仕掛けられている事に気付いたのよ。ワープエンジンが爆発する寸前に博士がリモートで陽子さんの戦闘艦の補助エンジンを爆発させたのよ。陽子さんはテレジア星人の組織が増殖している為に、補助エンジンの爆発では死なないと判断したようです。」と説明しました。

アヤメは、「それは博士から聞いた。陽子を助ける為にリモートで爆発させたと言っていたが、その爆弾とは何だ?」と不思議そうでした。

モミジは、「戦闘艦をリモートで爆発させる事は不可能よ。博士は最初からそのつもりで、意思波が陽子さんに固定されている戦闘艦に爆弾を仕掛けて爆発させたのよ。そして陽子さんを助けて恩を着せて何かをさせようとしたようです。私はその補助エンジンが爆発する寸前に、陽子さんをハリアット号に転送しました。」と説明しました。

陽子は、「転送させる事が可能なら、私の通信を聞いたアヤメさんは、何故私を転送しようとせずに、私達の応援に来る事を選んだのですか?」と不思議そうでした。

モミジが、「通信は距離が離れていても可能ですが、転送は近くでないと不可能だからよ。私が転送可能距離に到着する前に爆発していれば、陽子さんは重症を負っていたと思うわよ。私も陽子さんを助けようと必死だったのよ。」と説明しました。

アヤメは驚きながら、「それは本当か!博士は何をしようとしているのだ!」と疑問に感じました。

モミジは、「女神ちゃん、昔から他の不良グループと争っても叩き潰さずに、最小限度の攻撃にしていたわよね。その不良グループに襲われている人を助けるのが目的だったからね。でも実戦経験のない博士は、復讐された時の事が心配だったようです。それにスケバングループは悪までもスケバングループなので、女神ちゃんの人助けを良く思わないメンバーもいて、そのメンバーを博士は味方にしたようです。しかし血は争えないわね。二人とも命懸けで他人を助けようとして、陽子さんは自動小銃で撃たれた事もあると聞いたわよ。陽子さんと女神ちゃんは、そういうところはそっくりね。博士の考えている事は見当がつきました。女神ちゃん、暗黒星雲が地球の図鑑に記載されていたと言っていましたが、それは地球人が光で物体を確認する為に、光を発しない星雲は暗黒に見えるのよ。テレジア星人には普通の星雲に見えるのよ。光を発していない星雲の不良グループと戦った事があるでしょう?恐らくその不良グループが博士の言っている謎の帝国の事だと思うわ。テレジア星人の組織が増殖されていて、動物の陽子にしかできないとか、宇宙の平和の為だとか言って陽子に攻撃させようとしたのだと思います。これで博士は二度失敗したので、三度目もあると思います。気を付けて。」と忠告しました。

陽子が、「でも私をどこで治療するつもりだったのかしら?秘密で行うには病院は無理でしょう?」と不思議そうでした。

モミジは、「博士がままごと遊びをしていた病院だと思うわよ。ままごと遊びと言っても地球とは異なり、地球の大学病院程度の設備があり、スタッフも患者も博士のペットよ。」と説明しました。

アヤメは、「しかし二度目ってどういう事だ?以前にもあったのか?」と何も気付いてない様子でした。

モミジは、「あれっ?以前説明しませんでしたか?女神ちゃんが呪縛になったふりをしていて、猪熊巡査が亡くなった時に説明したのに、忘れたの?」と確認しました。

アヤメは、「ああ、そう言えば聞いたような気がする。確かあの事故は仕組まれていたという、あの説明か。確か、それは失敗したから次の作戦に取り掛かったという説明だったと思うが、その次の作戦が今回の作戦か。」と納得していました。

モミジは、「そうよ。それと戦闘艦の資料を女神ちゃんは地球に忘れてないという説明も忘れていると思うから、もう一度説明すると、その資料は博士が抜き取ったのよ。私もテレジア星の文字で書かれている資料を海坊主が何故解読できたのか不思議だったけれども、博士が海坊主のメンバーに化けて直接ボスに手渡して、その時ヒントを与えていたのよ。だから解読できたのよ。」と説明しました。

アヤメは、「博士のやつ、陽子を殺そうとしやがって、博士の艦を主砲で吹き飛ばしてやる。」と怒っていました。

モミジは、「落ち着いて女神ちゃん。今の説明は悪までも私の調査よ。間違っている可能性もあるわ。それと博士は陽子を殺そうとしたのではなく、利用しようとしたのよ。博士が三度目の作戦を実行する為に、どう出るか私も不安になって来たので、軍とも色々と相談して、最強の秘密調査官を派遣して貰う事にしました。」と力強い味方が来ると安心させました。

アヤメは、「その調査官はいつから来るのだ!それまで待てない。今何処にいる。」と焦っていました。

モミジは、「もう来ているわよ。女神ちゃんの横にいるわよ。陽子さんは死んだ事になっている上、地球には詳しい為に、私が経験のない陽子さんをフォローする条件で、地球担当の秘密調査官として任命されました。博士には実戦経験がない為に、戦うには影の大ボスとしてスケバングループを使うしかないのよ。実戦担当の女神ちゃんを何かに釘付けにしないと、実戦ではスケバングループは女神ちゃんの指示にしか従わないのよ。今の所、女神ちゃんを釘付けにするのは地球しかないのよ。」と説明しました。

アヤメは、「陽子が何故最強なのだ?」と不思議そうでした。

モミジは、「女神ちゃん、先日陽子さんと取っ組み合いをして敵わなかったでしょう?意思波も強く、宇宙戦艦よりも強力な戦艦でも扱えます。軍はそんな陽子さん専用の艦を作成しています。完成すれば実戦訓練を女神ちゃんに頼むわね。」と協力依頼しました。

アヤメは、「その艦が完成するまで陽子はどうするのだ?」と今後の事を確認しました。

モミジは、「戸籍を用意したので、地球に別人として潜入して。丸東組の情報も必要になると思うから、女神ちゃんが菊枝さんや渚さんから聞いて陽子さんに伝えて。」と当面の活動予定を説明しました。

アヤメは、「戸籍を用意したって、もう話はそこまで進んでいるのか?一体誰に化けるのだ?」と確認しました。

モミジは、「マーガレットが地球に潜入しています。勿論渚と柔道の試合をしたマーガレットとは別人でね。その娘で、大学生が一番自由に動き易いと思うので、受験前の高校生にしておきました。女神ちゃんと違って秀才だと聞きました。何処か気に入った大学を受験して下さい。」と説明しました。

アヤメは、「もう一人の助手は使わないのか?」と確認しました。

陽子は、「助手がもう一人いるのですか?」と今後の為に聞いておこうとしていました。

モミジは、「菊子ちゃんが亡くなった理由を博士から、陽子が強くなっているか菊子が弱っているかのどちらかで、菊子が弱っていると説明されなかった?菊子が弱っていたのではなく、陽子が強くなっていたのよ。菊子は毒殺よ。菊子が亡くなった時、女神ちゃんと私だけにして欲しいと希望して、その時、部屋が光っていた事を覚えていますか?あの光で死後硬直が溶けるようにして生き返るのよ。行方不明の死人を生き返らせる事ができる少女は女神ちゃんの事よ。女神ちゃんの母のヴィーナスさんは昔、その力を地球で使ったのよ。地球の童話などで、女神様は光っているでしょう?あれはヴィーナスさんをイメージしたものなのよ。ヴィーナスさんが女神様と崇められた本当の理由は、死人を生き返らせたからなのよ。その力が陽子さん達にも遺伝していますが、地球人の血が混ざっている為に、死人を生き返らせる事はできませんが、死を食い止める事は可能です。以前、霧島外科医がマリさんに、陽子さんが心臓に手を当てるだけで止まりかけていた心臓が正常に戻るのは不思議だと言っていたそうですが、死人を生き返らせる事ができる能力の為です。菊子は別に潜入しています。」と説明したので陽子は驚いていました。

秘密調査官になった陽子は地球に潜入して、受験勉強をしながら丸東組に関係のあった、修や佳子やマリさんの墓参りをして、最後に陽子自身の墓を暫く見ていました。

そこで丸東組の組員を従えた渚と鉢合わせして渚に問い詰められました。

陽子は、“私に気付かないとは情けない娘ね。”と呆れて、「ご想像にお任せします。」と明言を避けました。

渚が陽子と取っ組み合いをしましたが、陽子に全く歯が立たなかった為に、渚も驚いていました。

組員が銃を発砲しましたが、「馬鹿ね、私に銃は通用しないわよ。」と平気でした。

渚は、「あなた、何者?テレジア星人?」と確認しました。

陽子は、「あなた方とは、また近い将来に、お会いする事になると思いますよ、渚さん。」とまだ気付かないと呆れていました。

渚は驚いて、「何故、私の名前を知っているの?」と確認しましたが、陽子は、「先程も言ったように、ご想像にお任せします。」と去って行きました。

渚は直ぐにテレジア星に連絡して確認するとアヤメは、「そのうち解るわよ。敵じゃない事だけは言っておくわ。」とアヤメも明言を避けました。


次回投稿予定日は、3月19日です。

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