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第二百五十三章 マリの亡霊、再び現れる

紅葉やマリの隠し子も老衰で亡くなり、ハーケン特別隊のマリの子孫は、日本では航空機を操縦できる環境もなく、亡くなった詩織以外、特に操縦もしなかった為に、航空部隊のメンバーはアメリカ空軍パイロットに代わり、航空部隊の本部も丸東組から、アメリカへ移転されて、紅葉の専用戦闘艦も既にテレジア星に返還していました。

しかし、飛行中、分離しても合体できるパイロットはいなかった為に、ハーケン号を使いこなせるパイロットはいませんでした。

ハーケン特別隊航空部隊の本部は、以前マリがアメリカ空軍に所属していた頃に、両親と住んでいた家の隣で、その家は伝説の名パイロット記念館として、マリが子供の頃に始めて操縦桿を握ったセスナ機とハーケン号と共に公開されていました。

フジコがハーケン号そっくりに改造していた小型UFOをさらに改造して、内部もそっくりに改造して、公開されているハーケン号と摩り替えました。

先日、現在のハーケン特別隊で対応不可能な、宇宙人の襲来がありマスコミが、「このハーケン号を使いこなせるパイロットがいれば、今回の敵は・・・」と放送していると、菊枝が意思波でハーケン号に改造されたUFOをリモートコントロールした為にマスコミは驚いて、「えっ?ハーケン号が動き出しました。パイロットは乗務していません。」と放送していました。

ハーケン特別隊も歯が立たなかった敵を次々と撃墜した為に、マスコミはハーケン号の後部座席で、「これが、紅葉パイロットの逆噴射を使用した瞬間移動なのでしょうか?全ての敵を撃破しました。今操縦席には見たとおり、誰も座っていません。霧島マリパイロットと霧島紅葉パイロットの亡霊が座っているのでしょうか?」と放送を続け、その後、伝説の名パイロット記念館に戻りました。全世界のマスコミは、マリと紅葉の亡霊の事を報道して、紅葉主演のドラマが再放送されました。

この頃には丸東組の組長の血筋はテレジア星人の血を引いている事を知っている人もいなくなり、戦闘艦は丸東組で私物化していました。テレジア星人との交流もありましたが、この事は丸東組以外には誰も知りませんでした。

子孫も増えて、戦闘艦を操れる人数が増えれば、テレジア星と交渉して戦闘艦を増やして貰い、月の裏側や火星などの地下に戦闘艦の基地を作りました。丸東組が宇宙基地を所有していて、テレジア星人と交流がある事は誰も知らずに、人身売買も行っていた為に、世間では丸東組は、ただの怖いやくざだと思っていました。

隕石や宇宙人の襲撃も太陽系の外で、人知れず対処していました。防ぎきれずに、地球に来た敵は、伝説の名パイロット記念館のハーケン号をリモートコントロールして対応していました。

そんなある日、宇宙人の襲撃を太陽系の外で食い止める事ができずに、火星の軌道付近で交戦状態になり、それを天文学者やアマチュア天文観測者など多くの人に観測され、マスコミに取り上げられて大騒ぎになりました。

第二波の敵部隊が太陽系に近付きつつあった為に、丸東組の動きも慌しくなり不穏な動きがあると、警察や他のやくざに目を着けられました。

現組長の戦闘艦は月に着陸させていた為に、いつでも呼び寄せられるように、車で人気のない広い場所へ移動して、通信機で連絡を取り合っていました。

そこへ丸東組を見張っていた丸西組の組員から聞いた他の組員が来て見張りの組員と、「手前等、最近、何をしている!何処と連絡している!」と銃を構えました。

偶々、地球に来ていたコスモスが間に入り、「そんな物騒な物は収めなさい!」と警告しました。

その次の瞬間、通信が入り、何処かと連絡を取り合っていた為に、丸西組の組員は、「今、何処と連絡を取った!武装でもして、俺達と戦争でもするつもりか!」と迫りました。

丸東組の現組長は、それを無視してコスモスに、「第二波の部隊は食い止めました。取り敢えず決着したので、私は戻ります。」と報告しました。

コスモスは、「解りました、此奴らは私に任せて下さい。」とやくざを無視していました。

やくざは無視されたので怒り、「矢張り俺達と戦争するつもりか!」と発砲しました。

コスモスが手で弾丸を受け止めたので、やくざが驚いていると丸東組の現組長は、「あなた方と戦争?笑わせないで。相手にならないわ。おや?その顔は怒った?あなた方が、このコスモスを倒せれば今の言葉を取り消してあげるわよ。但し、コスモスと闘うと命の保証はしないわよ!それじゃお元気で!」と笑顔で去って行きました。

やくざは、なめやがって、と銃を数発発射しました。

コスモスは、「悪いけれども、銃は私には通用しないわよ!そういえば昔、地球には恐竜が生息していて、ティラノサウルスっていう肉食の恐竜が最強だったらしいわね。恐竜図鑑で見たところ、こんな形をしていたのかしら。」とコスモスはティラノサウルスに変身して、やくざを食い千切りました。

他のやくざは、「化け物!」と車で逃げようとしましたがコスモスがその車を踏み潰しました。

やくざは、「助けてくれ!」と走って逃げて行きました。

人気のない場所で凄い物音がしたので気になり、様子を見に来た近所の人にそれを見られて、持っていたビデオカメラで撮影して、警察に届けました。

最初、警察は悪戯だと判断して、信じていませんでしたが、悪戯を摘発する為に、その動画を鑑定して、トリックだと証明しようとしました。

鑑定した技術者も本物だった為に、信じられずに、何度も鑑定を、やり直しましたが、結果は同じでした。

警察では、その鑑定結果と、その他にも、ティラノサウルスの目撃情報が次々と警察やマスコミに伝えられて大騒ぎになりました。

マスコミや自衛隊の戦車まで出動して、もう収集がつかなくなりコスモスは皆から、「ドジ!どうすんのよ!この騒ぎ収まらないわよ!」と責められて困っていました。

しかし子供達は戦車を見て無邪気に、「うわっ!かっこいい。先日見た怪獣映画みたい。」と喜びながら見に行こうとしていたので親が、「危ないから。駄目!」と止めていました。

暫くするとテレジア星のサクラから通信があり、「さすが、ドジで間抜けの女神ちゃんの娘だけの事はあるわね。今後、悪戯しないと約束するなら、助けてあげましょうか?」と救いの手を差し伸べました。

コスモスは、「私の悪戯好きは、スケバンだった母ちゃんからの遺伝なので、急に性格は変わらないわよ。約束できないけれども助けて欲しい。もう収集がつかないよ。」と助けを求めました。

サクラは、「仕方ないわね!そんなの簡単よ、コスモス、あなたが戦闘艦でその上空に飛来して、宇宙人の仕業だってスピーカで喋れば良いのよ。だって本当の事でしょう!そして、そのまま一旦宇宙に飛び出しなさい。後でこっそりと地球に戻れば良いから。もうこれに懲りて地球で、そんな悪戯はしない事ね。今度は助けないわよ。」と忠告して助ける事にしました。

コスモスは、「あっ、そうかそうだよね。有難う、そうします。」とコスモスは戦闘艦で、自衛隊やマスコミが待機している上空に飛来してスピーカで話をしました。

「地球の皆様、私はアンドロメダ星雲から来ました。お騒がせして申し訳御座いません。私達は体の形を自由に変える事が可能です。地球人の姿で地球を散歩していると、突然、丸西組に攻撃された為に、地球の恐竜図鑑で見たティラノサウルスの姿で撃退しました。決して敵意は御座いません。」と説明しました。

自衛隊からスピーカで、地球に飛来した目的を問い質されました。

コスモスは、「以前私どもの先祖が地球人との間に子供を作り、その子供は現在地球に住んでいます。地球が他の宇宙人に侵略されかかっていた為に、撃退しました。ただ、そのうちの一回だけは、太陽系外での撃退に失敗して、火星の軌道上で交戦しました。それが先日皆さんの観測したものです。取り敢えず撃退したので私は帰ります。」と太陽系の外部に一旦出て、その後、地球に戻りました。

サクラは、「本当に碌でもない事をするのだから。先日博士から聞いたけれども、まだ海坊主が健在だった頃、魔物が住むと言われていた場所でティラノサウルスに化けて暴れた事があるらしいじゃないの。あの時は博士が止めたから良かったようなものの、そうでなかったら今回のように大騒ぎになっていたわよ。」と反省するように促しました。

コスモスは、「あれは母ちゃんが・・・」と逃げようとしていました。

サクラは、「二人とも同罪よ。それに何故、宇宙から来て散歩していた人が、丸西組の名前を知っているのよ。必要最小限度の説明をして、地球人に質問されても、何も返答せずに、そのまま宇宙へ飛び出せば良かったよ。地球人がその事に気付いて調査するかもしれないわよ。今後地球で何かをする時には、陽子さんや菊枝さんと良く相談するのよ。」と忠告しました。

その後、外宇宙からの侵略はテレジア星の血筋である丸東組で対処していました。


次回投稿予定日は、3月11日です。

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