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第二百七十九章 陽子、テレジア星に住む

サクラが、「そうね。誰が何の調査をしていようが、関係なく自分の調査をすれば良いのではないですか?軍ではあなた方の調査以外は受け付けないのでね。銀河系では秘密調査官以外にも各種調査は行われていて、偶々同じ調査をしただけなので、そんな事を気にしていれば、秘密調査官は勤まりませんよ。」と助言しました。

マーガレットは、「解ったわよ。私が詰まらない事を気にして悪かったわよ。」と反省している様子でした。

サクラが、「秘密調査官の問題はそれで良いですね。銀河系以外については警察が調査中です。勿論担当の秘密調査官も調査していますが、マーガレットちゃんみたいな事を言っている人はいないでしょう。今の所、残党が発見された報告は聞いていません。」と確認した情報を伝えました。

マーガレットが、「だから私が悪かったと言っているでしょう。何もそんな言い方しなくても良いじゃないの。」と不愉快そうでした。

サクラが、「マーガレットちゃんが気にしているようでしたので、念の為に付け加えただけです。残党が発見されれば、その時の状況により対応する事で、この問題はこれで解決ですね。」とまとめました。

フジコが、「私が残党を調査中に、アネゴ達が陽子さんと話し合っていたのでしょう?」と次の議題に移りました。

陽子は、「ええ、私と渚が四ケ月交代でテレジア星に住みます。交代の日にテレジア星で私と渚とで打合せをします。時間がとれれば、テレジア星人の方にも打合せに同席して頂ければ助かります。」と返答しました。

菊枝が、「二人とも宇宙には不慣れですが、移動は大丈夫ですか?」と心配していました。

アヤメが、「テレジア星と地球との間の移動は、陽子達が慣れるまで私かコスモスが同行します。不慣れ以外に不良グループの残党がいれば狙われる可能性もあるのでね。」と安心させました。

サクラが、「秘密調査官の仕事はどうなるの?」と疑問に感じていました。

モミジが、「渚さんも陽子さんと同じ状態になっている為に、二人交代で行い、四ケ月に一度の交代時に、テレジア星の軍隊に報告して、不慣れな所は、その時に軍が指導する事になっています。勿論私もサポートします。それが、陽子さんが秘密調査官に抜擢された条件ですのでね。」と説明しました。

アヤメが、「特に問題がないようなので、最初は私達がテレジア星に帰る時に一緒に行きましょう。最初はどちらがテレジア星に来ますか?」と確認しました。

陽子が、「最初は私が行き、四ケ月住んで大丈夫のようであれば渚と交代します。」と渚に危険な事をさせたくない様子でした。

フジコが、「多分女神ちゃんには、今の言葉の裏に何があるのか解らないと思うので、補足説明すると、最初のサポートが肝心だという事です。でないと陽子さんだけで終わってしまいますよ。」と説明しました。

サクラが、「大丈夫よ。そうならないように、最初は私もサポートするので。博士も口だけではなく、実際にサポートしてやってね。」と依頼しました。

フジコは、「いいえ、アネゴには悪いですが、可能な限り口だけにします。陽子さん達に動いて貰わないと、テレジア星に慣れないと思うのでね。」と返答しました。

サクラが、「それもそうですね。これで全て解決ですね。」とまとめました。

渚が、「テレジア星では裸で生活するのは本当ですか?」と恥かしそうでした。

サクラが、「そうね。女性にとって、それは大きな問題ですね。私達がアメーバー状なのは、重力の関係上、固体の体を維持するのは力がいるからです。少しでも力を抜くとアメーバー状になります。服を着ていても全部脱げます。この問題が一番大きいかもしれませんが、慣れれば外出時素っ裸でも平気ですよ。」と説明しました。

渚は、「いや、素っ裸で外出するのは嫌ですね。」と抵抗がある様子でした。

アヤメが、「そんなの直ぐ慣れるわよ。皆、裸だから気にならなくなるわよ。地球でも人間だけじゃないの、服を着るのは。それに地球でも昔ストリーキングがあったのでしょう?時間の問題よ。」と助言しました。

渚は、「でも検挙されたのは殆どが男性だったのでしょう?女性はそんな事しないわよ。」と反論しました。

アヤメが、「私が呪縛だった時の命の恩人の猪熊巡査によると、女性も男性と同じくらいいたらしいわよ。男性は、あいつはタバコ屋のはっちゃんだ。とすぐに検挙されるが、女性の場合、今の誰だ?顔を見てなかったと誰かわからなかった為に殆ど検挙されなかっただけよ。」と渚の疑問に答えました。

渚も諦めて、その後、皆で雑談しました。

陽子が、「てっきり、母ちゃんの方が私より長生きすると思っていましたが、私達の方がテレジア星人に近くなった為に、私達の方が母ちゃんより長生しそうですね。」と呟いていました。

菊枝が、「それが本来の姿よ。私も孫より長生きするなんて辛いと思っていましたが、そんな心配も必要なくなりました。私がこの世を去れば、陽子も渚も丸東組とは縁を切ってテレジア星に住めばどうですか?地球に住んでいれば、戸籍の問題や辛い別れを何度も経験する事になります。地球担当秘密調査官の問題もありますが、まだ時間はあるので頭の片隅にでもおいていてね。」と提案しました。

アヤメが、「大事な問題だから、片隅ではなく、頭の真ん中に置いとけ!丸東組と縁を切るタイミングは、何故菊枝が亡くなった時なのだ?」と理解できない様子でした。

菊枝は、「丸東組には私の主人の思い出があり、縁を切るのは辛いからです。でも陽子には修さんがいて、渚には内田さんがいました。二人とも丸東組とは縁がない為に、そのタイミングが一番良いと判断しました。この機会を逃すと、ズルズルといつまでも丸東組と縁が切れないかもしれません。」と説明しました。

マーガレットが、「陽子さん、また伊藤京子に戻り、私の娘として地球に住めばどうですか?」と提案しました。

渚が、「私はどうなるのよ。」と不満そうでした。

マーガレットは、「陽子さんの娘ではなく妹にすればどうですか?方法は色々とあるので、菊枝さんの言ったように頭の片隅に・・・」と助言しているとアヤメが、「片隅ではなく、真ん中だ!」と指摘しました。

マーガレットは、「はいはい、真ん中にでも置いていて、暇な時に考えればどうですか?勿論陽子さんと渚さんは非常勤なので、秘密調査官を退職して、テレジア星に住む選択肢もあるわよ。」と片隅でも真ん中でもどちらでもいいのにと話の腰を折られて不満そうでした。

フジコが、「大型特別艦を一人で操れるのは陽子さんと渚さんしかいないので、軍が離さないと思うわよ。テレジア星ではマリさんのような立場になると思うわよ。」と陽子がテレジア星でどう生きていくか考えている様子でした。

渚は、「という事は、母ちゃんはテレジア星でお洩らしするの?」と笑っていました。

フジコが、「冗談ではなく、重力などの環境が大きく異なる為に、渚さんも体調を崩して失禁するかもしれないわよ。」と人ごとではないと助言しました。

陽子は、「渚、薮蛇だったわね。」と笑っていました。

渚は都合が悪くなったので話題を変えて、「私達はマリさんのような立場になるので、軍が離さないと言っても、マリさんも軍を退役していたじゃないの。空軍が手に負えない敵が出現した時だけっだったでしょう?」とテレジア星で自分がどうなるか考えていました。

陽子は、「その後ハーケン特別隊が結成されてマリさんは指揮官に任命されたわよ。」といつどうなるか解らないと暗示を与えました。

渚は、「それじゃ、私は紅葉さんのような立場になるの?テレジア星で女優になろうかな?」と浮かれていました。

サクラが、「テレジア星人は雌雄同体なので女優はいないわよ。タレントね。」と助言しました。

フジコが、「渚さんは女性なので、テレジア星最初の女優になれるかもしれないわよ。」と将来の事は解らないと助言しました。

アヤメが、「渚、有名女優になれよ。その方が私も鼻が高いのでね。」とテレジア星で夢を持つと生きる希望に繋がると判断して渚を応援しようとしていました。

翌日、陽子はアヤメ達とテレジア星に向かいました。

陽子と渚は交代でテレジア星と地球に住んでいました。やがて月日は流れ、菊枝が老衰で亡くなった事を切欠にして、陽子はテレジア星のみに住み、秘密調査官は退職し、アヤメのスケバングループを引き継いで、陽子がリーダーになり、職業は大学講師で担当は銀河系を専門とする天文学者になりました。

渚は非常勤ではなく、正式に地球担当秘密調査官になり、マーガレットと地球に親子として住む事にしました。

しかし二人とも丸東組と縁を切ろうとしましたが、色んな思い出もあり、結局、縁を切れずに出入りしていました。

陽子が、「私達には戸籍がなく、これで本当に謎の人物になったわね。」と呟いていました。

渚は、「私は地球で秘密調査官をしているので戸籍はあるわよ。」と陽子とは違うと強調しました。

陽子は、「何かあったら渚に化けよう。でも渚は地球で何年生きている事になっているのよ。」と不思議そうでした。

渚は、「先日、作り直したから、二十歳の独身女性になっているわよ。」と返答しました。

陽子は、「渚の何処が二十歳よ。ゼロが一つ少なくない?いや、二つかな?そんな若い女性に化けると、検事からプロポーズされても知らないわよ。」と笑っていました。

渚は、「母ちゃんも昔は刑事と結婚していたじゃないの。問題ないわよ。先日合コンにも行ったしね。」と何も考えている様子はありませんでした。

陽子は、「渚の人生だから渚の思うようにすれば良いけれども、程々にしておかないと別れが辛いわよ。」と忠告しました。

渚は、「大丈夫よ。私はもう内田の事は忘れたし、別れは辛くないわよ。母ちゃんみたいにいつまでも引きずっていないから。母ちゃんが地球に来た時に住んでいるマンションは、修さんのお姉さんの佳子さんが住んでいた部屋でしょう?脚立から落ちて骨折しないようにね。何故修さんと暮らした部屋にしなかったの?」と不思議そうでした。

陽子は、「仕方ないでしょう。空いてなかったから。」と諦めている様子でした。

渚は、「そんな事だと思ったから、私が押さえたのよ。部屋変わる?」と確認しました。

陽子は、「私は直ぐにテレジア星に帰るから良いです。次回地球に来た時にします。」と返答しました。


第九部はこれで終了です。次回から第十部の投稿を開始します。

次回投稿予定日は、7月3日です。

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