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第二百五十一章 詩織とコスモス

他の白バイ隊員も後を追いましたが、詩織のライダースーツに変身したコスモスが詩織に、「力を抜いて、運転を私に任せて!恐ければ目を閉じて下さい。」と白バイを運転していて、ジャンプなどのウルトラテクニックを使用した為に、他の白バイ隊員達も全然追着かず、「彼女は暴走族では無理か、スタントマンの経験があるのではないのか?それともレーサーか?」と無線で連絡を取り合いながら驚いていました。

現場に到着すると、同僚刑事は既に銃撃戦を始めていた為に、詩織は白バイから降りて、銃を取り出し発砲しながら、犯罪組織の方へ歩いて行きました。

同僚刑事は、「危ない!無茶するな!」と叫びましたが犯罪組織は詩織に向かい発砲しました。

数発命中しましたが、詩織は平気でしたので同僚刑事が驚いている間に、詩織は犯罪組織の方へ歩いて行き、全員逮捕しました。そこへ刑事達がパトカーで到着しました。

犯罪組織のメンバーを本署に連行して、その後、詩織に銃で撃たれても平気だった理由を確認しました。

このライダースーツは防弾チョッキになっていると説明しました。

刑事達はそんな事は聞いていなかった為に、何処で入手したのかを確認しました。

詩織は、「私が入院している時に、コスモスさんから私を護衛すると聞きませんでしたか?」と防弾チョッキのヒントを与えました。

刑事達は、「という事は、そのライダースーツは宇宙人のテクノロジーですか?」と納得していました。

詩織は、このライダースーツがコスモスである事を隠して、「まあ、そのようなものです。犯罪組織のメンバーも逮捕された事ですし、私はこれで失礼します。」と帰って行きました。

翌日は非番でしたので、入院中にコスモスと約束したように、二人でスキューバーダイビングに行く事にしました。

コスモスはフジコに連絡して、詩織が寝ている間にフジコから説明を聞きました。

フジコはテレジア星から来て、「私達が塩に弱いのは、地球人の皮膚に相当する部分がなく、体は粘膜で覆われています。ですので体の形を自由に変えられます。地球人でも舌のように形が変わる部分は粘膜で覆われています。皮膚で覆われている部分は、形が変わっても、関節で曲げたりする程度でしょう?口の中は舌でしょっぱい等の味覚を感じますが、それ以外の粘膜は特に何も感じない筈です。テレジア星人の体を覆っている粘膜を、一時的に皮膚のように変化させます。この薬を六時間おきに飲んでね。薬の効きが悪ければ、三時間おきにしても良いですよ。皮膚のように変化させても、体の形状を変える事などは可能です。」と説明してテレジア星に帰って行きました。

近距離用小型UFOを船のように海に浮かべて沖まで行き、コスモスが詩織の潜水服に変身して、コスモスは心の中で、“フジコさんの対策が有効でありますように。”と祈りながら潜りました。

二人で潜って楽しんだ後に浮上すると、近くのクルーザで何やら騒いでいたので、詩織は話を聞きに行きました。

数人でスキューバーダイビングをしていましたが、一人だけ戻って来ないとの事でした。酸素はあと十分程度しか残っていないとの事でしたので、詩織も彼らと一緒に捜す事にしました。

詩織は海に潜って、コスモスに透視で捜すように依頼しました。

暫く捜しているとコスモスが、沈没船の中で気絶しているダイバーを発見して、救助しました。

ダイバーの説明によると、沈没船があったので興味本位で中に入ると、海流か何かの影響で沈没船が横倒しになり、その時に頭を強打して、気絶したとの事でした。

詩織は、その後その人を病院に連れて行き、無事にコスモスと帰って来ました。

翌日の新聞に、“私達は女神さまに助けられた!”と記載していました。

理由を確認すると、“助けてくれた女性からは吐息がでていませんでした。不思議に感じて良く見ると、酸素ボンベのチューブは外れていました。あれは女神さまが、私達ダイバーの姿に変身して助けてくれたのだと思います。細かい所まで変身していなかっただけだと思います。”と、私は女神さまに助けられ、まじかで女神さまをみたと大喜びしている写真と共に掲載されていました。

ある日、詩織はコスモスに、「私、本当はパイロットになりたかったのですが、何故か父が猛反対して、パイロットにはなりませんでした。今でしたら、父も昔のように私を監視していないようなので、父の目を盗んで航空学校に通えると思うので、付き合ってくれる?」と依頼されて、偶に航空学校にも通っていました。

詩織はコスモスの力で仕事が上手く行き調子に乗って、ある日飲み屋で飲み過ぎて、酔いつぶれてしまいました。

コスモスは飲み屋の主人もいる為に、そのまま様子を見ていました。詩織を起こしても起きないものですから、仕方なく二階の部屋に連れて行き、寝かせました。

明朝、目が覚めると驚きましたがコスモスが、「落ち着いて、大丈夫よ。飲み屋の主人がいたので、そのまま様子を見ていました。ここの主人はあなたをここで寝かせただけで、体に悪戯はしていません。私が保証します。」と助言したので、その飲み屋の主人に謝って家に帰り、“今日は非番でよかった。”とホッとしていました。

ある日、詩織が勤務中、誘拐事件発生の通報を受けました。その内容は、家族と車でコンビニに買い物に行きましたが、小学三年生の息子が眠っていた為に、窓を少し開け、そのまま車の中に残し、コンビニに行くと、その間に車が盗難されて、犯人は子供が後部座席で眠っている事に気付いてない可能性もあるとの内容でした。

名前を確認すると詩織が、お世話になった飲み屋の主人親子で、詩織は、その男の子の遊び相手も偶にしていました。

その主人がタクシーで追跡しているとの事でしたので、タクシー会社と連絡を取りながら、現場へ数台のパトカーが急行しました。

詩織は、同僚の刑事と現場付近を覆面パトカーでパトロール中でしたので直ぐに向かいました。

タクシー運転手は、「お客さん、この廃工場に車が止まっています。タクシー料金は警察が払ってくれるそうです。私は事件に巻込まれたくありませんので、ここで降りて頂けませんか?」と慌てて走り去って行きました。

飲み屋の主人が廃工場の中に入って行くと犯人が出て来て、「ここを知られたからには、生かして帰せない。」と子供に刃物を突き付けました。

飲み屋の主人が、「辞めろ!」と焦っていると、パトカーのサイレンに犯人が気付いて、「お前、警察にチクッたな!子供は人質に貰って行くぞ!」と車に乗せて発進しようとしていると、詩織の覆面パトカーが到着して、出入り口に止めて犯人の車を発進できないようにしました。

犯人は車を発進させる事ができなくなった為に、再度車から降りて、人質を車から降ろそうとしていたので、詩織が同僚刑事と二人で犯人を逮捕しました。

その後、警察官がパトカー数台で駆け付けて、廃工場の中を確認すると、大麻タバコが発見されて、大麻取り締まり法違反で廃工場の中に隠れていた犯人の仲間を逮捕しました。

詩織は、「車を調べたいので、暫く警察に預からして下さい。今日は、パトカーで送って行きますので、その後の事はゆっくり考えましょう。車は仕事の買出しなどで使うのですよね?明日、私は非番で休みですので、先日のお礼に、私に手伝わせて下さい。」と提案しました。

同僚の刑事が、「先輩、お知り合いですか?先日のお礼って何かあったのですか?」と興味があるようでした。

飲み屋の主人は、「刑事さんが私の店で酔いつぶれて、連絡先が解りませんでしたが、女性の私物を調べる訳にもいかなかった為に、家に泊めました。」と説明しました。

同僚の刑事が、「そういう時は警察へ通報すれば面倒をみてくれますよ。そうすれば、留置所で目を覚まし、身元を確認されて、警部が留置所まで迎えに行ったと思いますよ。先輩、警察の中で先輩の名前を知らない警察官がいないほど人気者になる所でしたね。」と笑っていました。

詩織は、「人気者ではなく笑い者の間違いではないですか?危なく笑い者になる所でした。」と後輩刑事を睨みました。

詩織は、その日だけではなく色々と店を手伝うようになり、やがて二人は交際するようになりました。

コスモスからは、「結婚するつもりなの?相手は子持ちよ。良いの?」と確認されました。

詩織は、「結婚するかどうかは私が決めます。黙っていて。」と父親の反対にも負けずに交際していました。

詩織の父親は、「お前は一人前の刑事になり、人間としても親の言いなりにならない一人前になったようなので安心していましたが、セスナ機のパイロットライセンスも取得したらしいじゃないか!パイロットは反対だと言っただろう。仕方ないな。血は争えんな。」と諦めていました。

詩織は、「何、それはどういう事、私の母はパイロットなの?何故そんなに反対するの?」と血縁関係者に有名なパイロットがいると感じました。

父親は、「お前の母親は早死にしたが、祖母は昔、女優をしていた紅葉さんです。つまり、お前は伝説の名パイロットの血を引いています。お前を危険な仕事に就けたくなかった為に、黙っていました。女優を引退後同居する事を提案しましたが、お前の祖母から断って来ました。それ以来連絡していないので、生死も不明です。」と返答しました。

詩織が一人になると、コスモスから祖母はハーケン特別隊パイロットを引退しているが、生きていると聞いて、会って話をしました。


次回投稿予定日は、2月28日です。

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