表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/31

第二百七十六章 陽子、やくざに襲われる

陽子は透視力で気付いて、このままにしておくと他人に迷惑が掛かる可能性があると判断して、“仕方ないわね。先日のコスモスの、お仕置きでは懲りなかったようね。もう少し強いお仕置きが必要なようね。”と思い、携帯で丸東組の組員に喧嘩支度をさせて呼び出しました。

丸東組の組員が到着した事を確認すると陽子は人気のない場所へ向かいました。

組長の指示で来た応援のやくざと数人で、人気のない場所で陽子を襲おうとした所、近くに隠れていた丸東組の組員に突然囲まれて、袋叩きにされて丸東組の地下室に閉じ込められました。

やくざは、「何故、丸東組が出てくるのだ!」と不思議そうでした。

陽子が来たので組員は、「姉さん」と総立ちになりました。

その様子を見てやくざは驚いて、「医者のあんたが、何故丸東組の姉さんなのだ!」と不思議そうでした。

陽子は、「医者がやくざの幹部になってはいけないという法律でもあったかしら?」と返答しました。

組員が陽子に、「このやくざはどうしますか?」と陽子の指示を仰ごうとしていました。

陽子は、「今は相手をしている時間はないので、そのまま閉じ込めておいて!二、三日断食しても死なないわよ。」と指示しました。

菊枝が、「そうね。陽子は今、テレジア星との事で多忙よね。先日、コスモスさんが来ていましたが、明日アヤメさんが来る予定よね。アヤメさんの食料ね。」と提案しました。

やくざは、「俺達を飢え死にさせる気か!でもテレジア星だとか食料だとかは何だ?」と意味不明な様子でした。

陽子は、「先日あなた方が襲った宇宙人は肉食なのよ。食事にはいつも生肉を買ってくるけれども、新鮮ではないと不満そうに、偶に、アフリカまで野生の動物を食べに行く事もあります。その宇宙人のUFOで、アフリカまで数秒で行けるのでね。だから私達も偶々野良犬を見付ければ、捕獲して食料にしているけれども、今回は食料が大量に入手できたので連絡しておくわね。態々アフリカまで狩りに行かなくても良いので、喜んで来ると思うわよ。今迄も丸東組の組員に殺人容疑が掛かっても、死体は宇宙人のお腹の中なので発見できなかったわ。」と説明しました。

やくざが、「そうだったのか。丸東組の組員が何故殺人罪で逮捕されないのか不思議だったが、今の説明で納得した。要は死体がなく、証拠がなかったのか。」と納得していました。

陽子が食料の話をテレジア星にしたのでコスモスが、「母ちゃんだけ、楽して新鮮な生肉を食べるのはずるい!」とコスモスも地球へ来ました。

コスモスが地下室へ来て、「食料とは、矢張り、お前達の事か。」と加奈に変身し、「誰から食べようかな?そう言えばお前は、お礼のお返しを遠慮したから、まだお返しをしていなかったわよね。」と睨みました。

他のやくざが自分の身を守る為に、「そうだ!お返しを受け取らなければ失礼だろうが。」と必死でした。

アヤメが、「コスモスは誰を食べるのか決まったようだな。私は誰を食べようかな?」と考えていました。

コスモスが、「そういえば、お前は先日私の下腹部を鉄骨で突き刺せば、いつまで冷静でいられるか楽しみだと私の下腹部を鉄骨で突き刺したわよね。」と先日の事を思い出していました。

アヤメは、「それじゃ、お前の下腹部から食べてやる。」と近付きました。

そのやくざは、「しかし、私はちゃんとお返しを受け取ったぞ!」と慌てていました。

アヤメは、「何故コスモスのお返しだけ受け取るのだ。私のお返しも受け取れ。」と迫りました。

他のやくざが自分の身を守る為に、「そうだ、一人のお返しだけ受け取って、もう一人のお返しを受け取らなければ、不公平だ。」と必死でした。

そのやくざは、「五月蝿い、お前は何も受け取ってないじゃないか!少なくとも俺は一人のお返しは受け取っているぞ!」と仲間割れしていました。

「俺はお礼をしていないから、お返しを受け取る必要はない。」とやくざ同士で揉め出しました。

アヤメは暫く様子を見て、「どうだ、話はついたか。」と笑っていました。

コスモスが、「母ちゃんも誰を食べるのか決まった?それじゃ、一緒に食べよう。」とアヤメとコスモスは二人を裸にさせて一人ずつ食べていました。

「次の食事の時は誰を食べて欲しいか揉めないように決めておけ!」と残りのやくざを睨んでいました。

陽子が、「肉食の宇宙人に喧嘩を売ったのが間違いだったと諦めるのね。」と地下室を出て行きました。

陽子が、「今回、二人揃って来たのは、新鮮な生肉の為だけなの?他に何かあったの?」と何しに来たのか確認しました。

アヤメは、「陽子は勘が鋭いわね。実は以前、父が警察に不良グループを一斉検挙させた時に、リーダーを取り逃がした。以前海坊主の大ボスが漂流した、今は使われていない博士の秘密基地のレーダーがそれらしい戦艦をキャッチしたと博士から聞いたぞ。生命反応がない為に、誰もいないと判断して新兵器のテストしたようだ。」と判明した事を説明しました。

陽子が、「使われていない基地のレーダーが何故稼働していたのですか?」と不思議そうでした。

アヤメが、「あの基地は全自動だ。だから海坊主も巨大戦艦を製造できたのだ。製造装置だけではなく、レーダーなどの探査機器も全て全自動で現在も稼働しているぞ。」と返答しました。

菊枝が、「それだったら何故テレジア星の警察が逮捕に来ないの?」と不思議そうでした。

アヤメは、「その類の情報は多数あり、他の星雲でも確認されている。今、夫々、担当の秘密調査官が調査していて、銀河系はマーガレットの担当だから、マーガレットが調査に行った。でも他の星雲と違い、地球には陽子達が住んでいる為に、心配して来た。もし、地球の近くで確認されれば、地球担当の秘密調査官は陽子だから、テレジア軍から連絡があると思う。」と地球へきた理由を説明しました。

渚が、「心配して来たと言っても、アヤメさんは以前から来る予定でしたので、コスモスさんが、生肉に釣られて付いて来ただけでしょう?その程度の動きなので、あまり心配する事もないようですね。」と心配している様子はありませんでした。

アヤメが、「私とコスモスだけではないぞ。博士は争い事が苦手だから来ていが、アネゴは一足先に来ているぞ。丸東組にも顔を出すだろう。」と返答しました。

陽子は、「一足先って、サクラさんはどこへ行っているのですか?」とサクラが何しているのか気になっている様子でした。

アヤメは、「今日はアネゴが呪縛になった時の松田長官の命日だ。“海坊主を壊滅させられなかった事が心残りだ。”と亡くなった事が深く心に残り、海坊主の大ボスを逮捕して、海坊主を壊滅させた時に、アネゴは松田長官の墓前に報告して、“安心して安らかに眠って下さい。”と祈っていたぞ。それ以来、命日には欠かさず墓参りをしている。今後アネゴに会いたければ、命日に松田長官の墓で待っていれば会えるぞ。」と返答しました。

渚が、「墓参りの時間が解らない為に、一日中墓の前で待っているの?」ともっと効率のいい方法はないかと考えていました。

アヤメは、「そんな事をしなくても、今日丸東組に顔を出すだろうから、墓参りに来る時間を聞くとか、墓参りの前に連絡が欲しいと頼むとか方法は色々とあるだろう。」と何故サクラに聞かないのか不思議そうでした。

渚が、「解りました。ところでサクラさんは、墓参りに来ただけでしょう?そのついでに丸東組に顔を出すだけでしょう?今回の件とは関係ないじゃないの。矢張り心配する事はないようね。」などと雑談しているとサクラが丸東組を訪ねて来ました。

サクラが、「女神ちゃん、先程博士から連絡があり、大変な事が解りました。女神ちゃんのスケバングループと争っていた不良グループは、実戦経験豊富なボスと天才の参謀がいたらしいのよ。その参謀がレーダーでも確認できない戦艦を開発したらしいのよ。」と油断できない状況だと説明しました。

コスモスが、「それは流星の中に潜んでいた為に解らないのじゃないの?その不良グループが使った方法よ。」とそんな事は知っていて、状況は変わらないと判断していました。

サクラは、「そんな方法ではなく、レーダーに映らないらしいのよ。偶々博士の秘密基地の近くで、その戦艦のテストをしたらしく、博士がレーダーで一瞬確認したのよ。だから地球の近くに来ても解らないらしいので気を付けるようにと警告していたわよ。」と油断しないように促しました。

アヤメは、「相手に天才参謀がいるのだったら、博士に来て貰わないと太刀打ちできないじゃないか。」と助言しました。

サクラは、「女神ちゃん、良いの?博士には酷い目に合わされたのでしょう?地球に現れる保証はないのよ。どこにいるか解らないのよ。」とフジコとチームワークが保てるか心配していました。

アヤメは、「そんな事を気にしている場合じゃないだろう!もし今、地球の近くに現れたら、博士がいないとどうにもならないぞ。」と細かい事は気にしてない様子でした。

サクラが、「解ったわ。後は博士に確認してみるわね。女神ちゃんが気にしなくても博士が女神ちゃんと顔を合わせるのが辛いようだったら、チームワークが保てないかもしれないわ。私がテレジア星の博士と連絡を取りながら闘う方法もあるので、この件は私に任せて。」とテレジア星に帰っていきました。


次回投稿予定日は、6月9日です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ