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第二百六十八章 泉の娘、不良に絡まれる

仕事で泉の娘は、いつもコスモスと比較されて不愉快な思いをしていました。それでいつもイライラしていて、配達の途中に不良学生とぶつかってしまい、因縁をつけられて車で拉致されました。

配達先の店員が、配達車がいつまでも停車している事に気付いて、泉の店に連絡しました。

話を聞いた主人は、心配して携帯で呼掛けましたが応答がありませんでした。

主人から話を聞いた泉はコスモスに相談して、UFOのタイムマシンで確認して驚いて、先日家族の誰かが狙われているかもしれないと思った時に渡した指輪で居場所を特定しました。

泉は主人が警察に通報しないように、「居場所が解ったので迎えに行ってきます。」と伝えてコスモスとUFOで向かいました。

泉の娘は数人の男女に、上半身裸にされていて、下半身も脱がされようとしていた為にコスモスがホウキに乗った魔法使いに化けて電撃で不良学生の一人を攻撃して、その近くに着地しました。

不良学生達はコスモスを見て、「あっ!先日から世間を騒がしている魔女だ!此奴を捕まえると金になるぞ!」と襲いかかりました。

コスモスは、「あなた方は、まさか本気で魔女と勝負するつもりじゃないわよね!」と呆れている様子でした。

不良学生達は、「お前が本物の魔女だという証拠はない。何か種があるのだろ?だいたい魔女なんている訳ないし、そんなもので誤魔化されないぞ。」と不良学生達は車のトランクから木刀を取り出して、数人がかりで一斉に襲いかかりました。

コスモスは腕を日本刀に変形させて、木刀を切り、今度は腕をロープに変化させて、不良学生男女数人を縛りました。

不良学生達は口々に、「化け物だ!」と叫びました。

コスモスは、「だから、化け物ではなく魔女だって言っているでしょう!所であなた方は先程、何をしていたの?彼女を裸にさせようとしていたでしょう!人前で裸にされるのはどういう事かあなた方に教えてあげるわね。」とロープに変化させた一部を刃物に変えて不良学生達の服を切り刻み、裸にさせました。

不良学生達の車の中にロープがあるのを見付けて、全員を縛りました。

コスモスは不良学生達の車の中にあった、車載用のテレビを不良学生達に見せて、「いまから、テレビ電波をジャックするから見ていてね。ラジオ電波も同時にジャックするわよ。」と宣言しました。

不良学生達は、「お前は馬鹿か!何の道具も設備もないこんな場所で、そんな事ができる訳がない。」と馬鹿にしていました。

コスモスは、「魔女には、できるのよ!見ていて。」と透明シールドを張っている小型UFOから、ジャック用のカメラを引き出して、あたかもコスモスの腕をカメラに変化させたかのように見せ掛けました。

「私は、魔法の国から来た魔女です。少しの間、テレビやラジオの電波をジャックします。警察、マスコミ、国民の皆様、悪戯していた不良学生達を捕まえて縛っています。場所の地図を画面に出しますから、見に来て下さい。警察より早く到着された方は、面白い物が見られますよ。それでは、この場所まで来て下さい。さあ覚えましたか?では電波をお返しします。」と放送を元に戻しました。

その内容が車載用のテレビから流れていた為に、不良学生達は慌てましたが、コスモスは、泉の娘をホウキに乗せて飛び去ろうとしていました。

不良学生達の女性は、「待って!女性だけでも何か上に掛けてよ!」と慌てている様子でした。

コスモスは、「あなた方が裸にしようとした、この子も女性よ!その姿でゆっくり反省しなさい!」とそのまま飛び去って行きました。

女性は、「待って!足だけでも閉じさせて!」と必死に叫びましたが、コスモスは飛び去った後でした。

新聞や週刊誌でこの事件が報道されて、「再び魔女が現れた!」と大騒ぎになりました。

不良学生達の写真も一部モザイクをして掲載されましたが、顔は目の部分だけ黒く塗りつぶして掲載されていた為に、不良学生達を知っている人は直ぐに誰か解ったようでした。

不良仲間から、「お前の胸、大きいな、豊胸手術で誤魔化しているのか?」とか「魔女に体を悪戯されなかったか?魔女は女性だからそれはしないか。でも、警察やマスコミが来る前に、近所のおっさんに何かされたのじゃない?もっぱらの噂だぜ。あ~あ、こんなに大股開いちゃって、記事はモザイクされていたが、ネットにはモザイクなしのものもあったぜ。丸見えだな。虫が大事な所へ入らなかったか?」など色々言われたり、噂されたりしていました。

不良学生達は悔しがり、リベンジしようと、色々調べていると、以前魔女に助けられたのも、彼女だと気付いて、バックに魔女がいるので、直接襲う事は諦めました。

マスコミに、「先日、魔女や雪女に助けられたのは彼女が一緒にいる時に一家が襲われている。あの一家は魔女と関係があるのかもしれない。」などと、情報を流した為に、店にマスコミが出入りするようになりました。

泉とコスモスは、マスコミが店に出入りするようになった為に、商売に支障が出て、困っていました。

魔女や雪女が対処すれば、店のイメージダウンになり、客が来なくなるかもしれないので困り、先日サクラから、「困った時は助けてあげる。」と助言された事を思いだして相談しました。

サクラは、「ったく、仕方ないわね。そんなの、一寸考えれば解るでしょう?今、何が問題になっているの?魔女や雪女が泉さんだけを守っていると思われているからでしょう?ですから、そうでない事を証明すれば良いだけの事じゃないの。間違っても、マスコミに告げ口した人を直接リベンジしないでね。あなたは女神ちゃんと同じで、直ぐに頭に血が昇るから。方法は色々あるじゃないの。例えば、泉さん以外にも守っていると思わせる為に、他の人も何人も助けても、まだマスコミが泉さんの周りにいれば、“私が助けた人に何するの!そんな事をするのでしたら、助けても苦しめるだけですので、もう二度と人助けをしません。”とテレビ電波をジャックして全世界に流し、その後、大人しくしていれば、彼らは、非難の的になるのではないかしら?」と助言しました。

コスモスはサクラの助言通りにした後、人助けを辞めた為に、そのマスコミ関係者と、告げ口した人は、世間から相手にされなくなりました。

その後、暫くは、平和に暮らしていましたが、ある日、泉の娘は、使用人のコスモスに負けられないと無理をしていて、更にマスコミ対策などで休む間もなく仕事していた為に、肺癌である事に気付きませんでした。

コスモスとは作業分担していて、一緒に仕事をする事は殆どなかった為に、コスモスも気付きませんでした。

父親が気付いて病院に連れて行くと、大日本医療大学への紹介状を渡され、第一外科へ行くと伊藤京子先生は学会に出張していた為に、谷口小百合先生の診察で、助からないと告げられると、父親は泣出しました。

母親の泉が耳元で、「先生も伊藤教授同様、名医なのは、テレジア星人の血を引いているからですよね?私の家業の使用人であるコスモスは純粋なテレジア星人です。アヤメさんの娘です。コスモスの協力があれば何とかなりませんか?」と小さな声で確認しました。

谷口小百合先生は驚いて、“彼女が噂の泉さんか。テレジア星人の事を知っているのだったら、問題ないか。”と思いながら、「コスモスさんの力を借りれば手術可能性です。」と助言しました。

父親は驚いて、どういう事なのか確認しました。

泉は、「コスモスさんは、天才外科医です。今はメスを握る事をしませんが、お願いしてみます。」と説明しました。

手術はコスモスがテレジア星人の能力をフルに活用する為に、手術室が予約で満杯だと説明して、芹沢外科医院で行われて泉の娘は助かりました。

サクラとコスモスと泉が相談し、コスモスは天才外科医だという事にした為に、今後、怪我などの場合に相談されると、重症の場合困るので、今回の事が切欠で再度外科医に挑戦すると宣言して退職する事にしました。

それでコスモスは泉に、「助かった、これであなたに扱き使われなくてもよくなるのね。」と安心していました。

サクラはコスモスに、「ったく、あなたの単細胞は、お母さん譲りね。退職後は、別人の使用人として就職するか、泉さんの娘は不妊症で結婚できないようなので、その娘として養子縁組する方法がありますよ。小さい子供は扱き使われないでしょうから、養子縁組すれば、数年間はゆっくりできますよ。あなたは、直ぐに泉さんの孫になるのよ!家族は優しいでしょうけれども、事情を知っている泉お婆さまは、“お婆さんは歳だから、これやってくれるよね、良い子だから”などと扱き使うかも知れませんけれどもね!」と助言しました。

コスモスは、「え~、私、まだ扱き使われるの?」とうんざりしていました。

サクラは、「そうよ!最初に説明したように、泉さんが生きている限り、泉さんに尽くすのよ!但し泉さんが亡くなった後は、テレジア星人の寿命の事がある為に、その段階で家出するのが良いと思いますが、最終的にはコスモスに任せます。その家にいたければ、そうしても良いけれども、まだ先の話なので、それまでに考えておいてね。」と助言しました。

サクラは最後に、「コスモスが子供になった時の名前を決めておかなければいけませんが、コスモス、あなたの名前よ!何が良い?」と本人に確認しました。

コスモスは、「そうね、私って美しいから、美しい子と書いて美子よしこというのはどう?」と提案しました。

サクラは、「何が美しい子よ!全然似合わないけれども、本人がそう言うのであれば、そうしましょう。」と決定しました。


次回投稿予定日は、5月6日です。

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