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第二百六十五章 コスモス、泉に振回される

刑事は、「コスモスさん、あなたが海外出張している事にしている為に、泉さんは結婚もせずにあなたを待っているのですよ。死んだ事にすれば諦めると思います。体温も自由に変えられるのであれば、死体に化けて頂けませんか。」と説明しました。

刑事の提案に対してサクラは、「それは良い考えですね。」と納得していました。

コスモスが、「そこで納得しないでよ。勝手に殺さないでよ。一度泉に会って、話をして、それで決めるわ。」と不満そうでした。

刑事は、「気持ちは解りますが、今の泉さんの状態は、あなたが死んでも結婚せずに、あなたを思って生き続ける感じです。しかし、時間が解決してくれると私は信じています。今会うと、解決が遅くなるだけだと思いますよ。」と説得しました。

コスモスは、「泉には色々と迷惑を掛けたので、これ以上悲しい思いをさせたくないのです。ゾンビは悪戯だという事を内緒にして、結婚できない本当の理由を説明して宇宙人だと説明します。」と提案しました。

サクラは、「コスモスちゃんがそう言うのなら反対はしないけれども、死んだ事にした方が、あとあと厄介な事にならないと思いますよ。」と助言しました。

コスモスは、「サクラ小母さんのいう事は良く解りますが、泉には色々と迷惑を掛けたので、傍にいて力になりたいのよ。」と反論しました。

サクラは、「小母さん言うな!しかし、あなた他に何か善からぬ事を企んでいない?本当に力になるだけ?」と心配そうでした。

コスモスは、「心配しなくても大丈夫よ!」と見抜かれていると内心焦っていました。

少し心配でしたが、サクラは自分で責任を取ろうとしているコスモスを信用する事にして、一緒に病院に泉のお見舞いに行きました。

コスモスから話を聞いた泉は、その証拠も見せられショックを受けて、「頭が混乱しています。暫く考えさせて下さい。」と混乱している様子でした。

コスモスは、「変な事に巻込んでしまって、御免ね。ゆっくり考えてね。私とは携帯で連絡可能です。」と泉に打ち明けてテレジア星に帰って行きました。

帰ってからサクラは、「コスモス、ゾンビの事は内緒にするのではなかったのですか?ゾンビの事まで説明して泉さん今頃は、“騙された!”と怒っているわよ。どうするのよ!」とコスモスが何を考えているのか確認しました。

コスモスは、「つい、口が滑って喋った後に、“しまった!“と思いました。でもそのうちに忘れるでしょう。」と呑気そうでした。

サクラは、「何よ、傍にいて色々と助けたいだなんて言いながら、テレジア星に帰って来て、矢っ張り死んだ事にした方が良かったのではありませんか?」とコスモスの考えが理解できない様子でした。

数年間、泉から連絡がなかった為に、コスモスもすっかり泉の事を忘れていました。

そんなある日、コスモスが泉との連絡用の携帯を忘れて外出している時に連絡があり、アヤメが出て、「コスモスの母です。」と自己紹介して、話を聞きました。

「泉は病院の入院患者と親しくなり、看護師を結婚退職して幸せに暮らしていましたが、娘が暴走族に狙われていた為に、警察に相談しましたが、具体的な被害が出ていないので動いてくれない。助けて欲しい。」と助けを求めました。

アヤメは、この事をコスモスには黙って、宇宙旅行に出掛けてくるとコスモスに告げて地球に向かいました。

アヤメは小型UFOに透明シールドを張り、泉の娘に付いて行くと、近くに暴走族を発見しました。

何も知らない泉の娘は公衆トイレに入ったので、そこでアヤメは泉の娘に化けてトイレから出ると、案の定、暴走族は泉の娘に化けたアヤメを襲いました。

暴走族はアヤメを拉致しようとしたので、そのまま拉致され、暫く様子を見る事にしました。

暴走族はアヤメを山奥に連れて行ったので怯えたふりをして、「何故こんな事するの?助けて。」と怯えている芝居をしました。

暴走族は油断して、恋敵に頼まれた。今から裸にして、ヌード写真を撮り、そのあとなぶり者にして、その写真も撮って、彼氏に見せてやる。ネットでもばら蒔いてやる。嫌だったら、彼氏を諦めるように強要しました。

アヤメは、「それだけ聞けば充分ね。今の話は録音していますから、諦めるのは、あなた方よ。」と暴走族達を捕まえて、泉の娘と娘の彼氏と恋敵と警察を空き地に呼び出し、この暴走族から全て聞いたと説明し、録音したテープを再生し、暴走族と恋敵は警察に逮捕されました。

娘から事情を聞いた泉は、アヤメに感謝して、「主人は自営業をしていて、娘も手伝っていますが最近忙しくなり、住込みの女店員を募集しています。テレジア星人は性がないと聞いています。可能であればコスモスさんに女店員として住込んで貰えれば助かるのですが、どうですか?」と今回の事があったので、コスモスが近くにいれば安心できると考えていました。

アヤメは、「解りました。コスモスから連絡させます。」とヴィツール号へ戻り、コスモスに連絡しました。

アヤメが、「コスモス、あなた仕事もしないでいつまでもブラブラしていては駄目よ!住込みの仕事があるのだけれども、どう?」と泉の事は内緒にして仕事するように促しました。

コスモスは、「母ちゃん、宇宙旅行って、今、何処!住込みだなんて嫌よ、そんなの。」と不満そうでした。

アヤメは、「今、地球よ!残念ね、ゾンビ騒ぎの泉さんの家で住込みの女店員として、あなたをご指名でしたが断っておくわね。」とコスモスの反応を確認していました。

コスモスが、「一寸待ってよ!それを先に言ってよ!今から地球に行くわ!所で母ちゃん、何故地球にいるの?」と不思議そうでした。

アヤメは、「あれっ?コスモス、携帯の着信履歴、見ていないの?あなたが外出している時に、泉さんからSOSがあったので助けに来たのよ。解るようにちゃんと携帯置いて行ったでしょう!泉さんにはコスモスから連絡させると言っておいたので、携帯で連絡を取りなさい。早くしないと別の人に決まるかもしれませんよ!」と説明しました。

コスモスは慌てて泉に連絡し、明日、泉の主人に女性として会う事になりました。

泉の知合いという事もあり、採用になり月曜日から勤務する事になった為に、日曜日の午後に引っ越して来ました。

引越しが終わると泉は、「コスモス、あなたは、ゾンビの件では私を騙したのだから、その罪滅ぼしをして貰うわよ!ゾンビに足を掴まれた時には、心臓が口から飛び出す思いをしたのだから!」とコスモスを睨みました。

コスモスは、「うわっ!恐そう!」とこの仕事を引き受けたのは失敗だったと後悔していました。

その後、泉はコスモスの事を、「コスモスは働きもので、いつも何かしていないと落ち着かない性格だから、仕事以外のプライベートでも何でも頼んだら引き受けてくれるわよ。不良に絡まれた時でも、相談すれば頼りになるわよ。」と家族に紹介しました。

その後で、コスモスは泉に、「なんか、良いように扱き使われる感じ。何か騙されたみたい。」と泉を横目で見ました。

泉は、「最初に騙したのは誰よ!良く言うわね。アヤメさんから、休みなしで遠慮なく扱き使ってやってと頼まれているので・・・」と告げました。

コスモスは、「うわっ!酷い、そんな事は聞いてない。填められた!」と不機嫌そうでした。

指先が器用で、融通もきき、物覚えがよく、頭も良いと、主人の評価も大変良かったのですが、それは、難しい計算も即座にできて記憶力も良く、何でも知っていたのですが、それは意思波でUFOのコンピューターを操作していた為だと泉は知っていましたが、主人と娘は知りませんでした。

泉の娘は父親から、「娘のお前が使用人に負けてどうする!」といつも説教されていました。

娘も徐々に嫌気がさしてきて、遂にプッツンときて、「どうせ私は役立たずの娘よ!」と家を飛び出してしまいした。

コスモスは勤務終了後、それを聞いて責任を感じて捜しましたが、見付からなかった為に泉とUFOで捜すと、断崖絶壁に立っているのを見付けて、以前新聞を騒がせた、ほうきに乗った魔女の姿で、近くで待機していましたが飛び降りずに引き返したので、再びUFOから様子を見ていると、繁華街で、不良学生に肩が触れたと因縁をつけられていました。

コスモスは、やくざ風の男に変身して態と体が触れるように近くを歩いて、「何さらすんじゃ!このガキ!」と迫りました。

不良学生は顔を真っ青にして必死に謝っていました。

コスモスは、「可愛い姉ちゃん、俺と付き合ってくれたら、勘弁してやっても良いぜ。」と娘を取り戻そうとしていました。

不良学生は、「どうぞご自由に。」と娘を突きだして慌てて逃げて行きました。

コスモスは、「約束通り、俺と付き合って貰うからな!」と車に乗せて行きました。

連れて行かれた先が自分の家でしたので、泉の娘は驚いていると、やくざに変身したコスモスが泉の娘を車から降ろして、「今日から、お前はここで寝泊りするのだから覚悟しとけ!」と家に入れられ、コスモスはそのまま、何処かへ行ってしまいました。

そこへ、女性の姿に戻ったコスモスが泉と帰って来てコスモスが、「何しているの!早く入りなさい。あなたは今、ここに拉致されて来たのよ。」と中へいれました。

泉の娘は驚いて、「えっ!それじゃ、先程のやくざは、コスモスさんの知合いなのですか?」と信じられない様子でした。

コスモスは、「さあ、どうかしら。でも自分の意思で戻って来たと言わないと、お父さんに、どやされるわよ。」と返答を避けました。

これで泉の娘の家出騒動は収まり、次の日から普段通りの生活が再び始まりました。


次回投稿予定日は、4月25日です。

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