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第二百六十二章 敵との戦闘準備整う

アヤメは、モミジが体調も完全に戻らない状態で銀河系へ行った為に、心配して連絡しました。

交戦中だと聞いて、驚いて直ぐに秘密調査官専用宇宙戦艦で、銀河系に向かいました。

アヤメが銀河系に到着した時には、モミジと陽子は敵の艦隊と交戦状態になっていて、敵が強敵なので二人とも苦戦していました。

アヤメが、「二人とも、こんな状態になっているのでしたら、何故私に連絡しない!モミジ、無理するな、後は私に任せろ!」と陽子とアヤメの二人で敵と交戦し、モミジは敵の状態を観察していました。

敵を撃破しましたが、その時モミジが、「敵の別の強力な艦隊が、二方向から太陽系方面に向かっている。」と報告しました。

アヤメは直ぐに、敵艦隊の位置を確認後、地球にいるコスモスと丸東組に連絡しました。

「今回の敵は強力なので、戦闘艦で立ち向かうのは自殺行為よ。丸東組の菊枝さん達は、地球で待機して下さい。もうすぐ、地球に敵の強力な二艦隊が到着します。コスモスは、先に到着する艦隊に向かって下さい。ヨウコに向かわせます。もう一方は、私とモミジとで何とかします。コスモス!ヨウコが到着するまで頑張って!」と励ましました。

コスモスは半分死を覚悟してヴィツール号で発進して、太陽系の外で交戦状態になりました。

コスモスが苦戦していると大型特別艦の艦載機が到着して、艦載機にしては、ヴィツール号に匹敵する、その破壊力に驚きました。

敵を撃破後、大型特別艦の艦載機が撤退して行ったので、コスモスは慌てて、「待って!ヨウコさん、第二波の敵の方が強力なのよ!」と焦っていました。

ヨウコが、「先程も落ち着いてと言ったでしょう?今の艦載機は、第二波の敵を探査にいきました。私はコスモスさんの真上にいますよ。」と返答がありました。

コスモスは、「ヴィツール号を自動操縦で火星に着陸させますから、艦載機でヨウコさんの所へ行っても良いですか?母が大型特別艦の艦長は、私があっと驚く人だと言っていたので是非会いたい!それに、ヴィツール号より安全のようですし・・」とヨウコに頼みました。

ヨウコは、「仕方ないわね。戦闘艦で着艦しなさい。」と指示しました。

コスモスはどんな艦長なのか着艦後、コックピットに行くと、「あっ!京子!あなたが、艦長のヨウコなの?どちらが本当の名前?地球人にはテレジア星の戦艦は操作できないですよね?テレジア星人と地球人とのハーフでしたら、純粋のテレジア星人に、接近戦では敵わないわ。でも母は接近戦で負けたと言っていました。純粋のテレジア星人は、生野菜は食べられないわ。京子、いやヨウコさん、あなたは何者なの?」と困惑していました。

ヨウコは、「敵の第二波の艦隊が接近しています。コスモスさん、この艦の特徴の一つが、最高三つに制御が分離可能なのよ。武器と艦載機の半分をコスモスさんの意思波で操作可能にしました。手伝って!来たわよ!」と協力を依頼しました。

直ぐに敵艦隊が出現して激しい交戦になりました。

今回も何とか撃破して、コスモスはヨウコに、「今地球では丸東組が世間には秘密で対応しているので、一緒に来て欲しい。」と頼みました。

丸東組に戻ると、玲子が人身売買で助けた娼婦が敵対するやくざに銃で撃たれて玲子と渚で助けようとしていました。

渚が、「もう手遅れです。」と諦めました。

玲子が、「この娼婦は今日までで、明日から自由の身になれると、あんなに喜んでいたのに残念です。」と一筋の涙が頬を伝いました。

京子が、「あなた方が諦めるのでしたら、私が先輩と何とかします。」とメスを握り、何故かその場にいた天文観測の先輩とオペをして助けました。

渚達は驚いて、「あなた方は一体何者なの?」と正体を知ろうとしていました。

先輩は、「私は谷口小百合です。医学は京子さんに指導して頂きました。」と返答しました。

コスモスが、「小百合さん、あなた後輩に指導して貰っているの?どういう事なの?」と不思議そうでした。

その一言で菊枝が気付いて、「コスモスさんは解らないかも知れませんが、渚、あなた解らないの?敵と戦った時に戦闘艦が爆発したので、死んだとばかり思っていました。」と渚にヒントを与えました。

渚は驚いて、「えっ?戦闘艦が爆発したって、まさか母ちゃん?」と信じられない様子でした。

京子から陽子の姿に戻り、「渚、あんた母親も解らないの?私の墓の前で会った時も解らなかったようだし情けない娘ね。」と呆れていました。

渚が、「何故母ちゃんは、小百合さんだけを指導しているの?」と不思議そうでした。

陽子は、「小百合さんは博士の陰謀で、住宅街に住んでいた仲の良かった友達まで殺されて可哀想だったから力になりたかったのよ。今は私の大型特別艦に身をひそめています。」とその理由を説明しました。

その場にいた全員が驚いて、「えっ?まさか菊子さん?生きていたの?大型特別艦に隠れていたから気付かなかったのか。でも住宅街が全滅したのは、アヤメさんがペットを乗せているUFOを見落としたからではないのですか?」と聞いた話と違うので、混乱している様子でした。

陽子は、「秘密調査官の説明では、小型UFOには、普通ペットは乗せないらしいです。アヤメさんを地球に釘付けにする為に、故意に見落としさせるように移動させていたらしいです。アヤメさんが確認した時には、問題のUFOはあの場所になかったのよ。菊枝さん達まで亡くならないように、アヤメさんに地球で護衛させようとした博士の精神的な作戦だったらしいです。」と返答しました。

菊枝が、「しかし、何故あの爆発で助かったの?」と不思議そうでした。

陽子は、「爆発寸前にモミジさんが私をハリアット号に転送してくれました。」と助かった理由を説明しました。

コスモスが、「それじゃあ、今一緒に住んでいる介護師の母親は誰なの?」と疑問に感じました。

陽子は、「渚がオリンピックで対戦した選手だと言えば解りますか。」と教えました。

コスモスが、「解りました。本題に入りましょう。」と納得して話題を切り替えました。

モミジは、「陽子さん、今回は色々と大変だったでしょう。」と労っていました。

アヤメは、「そうね、秘密調査官は何かと大変よね。モミジも身も心も捧げて大変だったでしょう。」と笑っていました。

モミジは、「女神ちゃん、余計な事は言わなくても良いですから、陽子さんの大型特別艦で対応可能ですか?」と確認しました。

コスモスが、「一寸待って、それはモミジさんが秘密調査官だという事なの?」と秘密調査官の正体を知ろうとしていました。

陽子が、「その話は、後でゆっくりとしましょう。先程も説明しましたが、私の艦は制御を三つに分けられます。これは高機能で、一人の意思波で制御するのは困難だからです。アヤメさん、モミジさん、私の戦艦に乗って頂けませんか?攻撃能力は、今迄の宇宙戦艦より強力です。武器と攻撃用艦載機関係の制御を全てアヤメさんに任せます。探査関係の制御をモミジさんに任せます。博士の大型探査艦より探査能力は優れています。しかも厄介な設定も不要で容易に探査可能です。防御と艦の操舵を私が担当します。三人で作戦会議を行いながら頑張りましょう。」と提案しました。

モミジが、「新任の秘密調査官の大型特別艦は凄いと聞いていましたが、そういう事ですか。そのベストメンバーですと、テレジア星の主力艦隊以上の戦力ですね。それでは、コスモス、大型特別艦をすり抜けて来た敵を土星の軌道上で、ヴィツール号で迎え撃って下さい。サクラさんにも応援を頼みましたし、マーガレットや菊子も応援してくれるので大丈夫よね。」と地球を任せました。

陽子が、「これで、暗黒星雲の敵と戦うメドが立ちました。」と一安心していました。

モミジが、「だから、暗黒星雲なんて漫画みたいな名前の星雲は存在しません。」と指摘しました。

陽子は、「解っていますが癖で口から出てしまいます。モミジさんも先程そう言っていませんでしたか?」と確認しました。

モミジは、「陽子さんが謎の帝国だなんて言っているからよ。」と返答しました。

陽子は、「地球までは多分来ないと思いますが、もし来れば、母ちゃんか渚が、マリさんの亡霊になれば、対応可能だと思いますので、私は帰ります。」と帰ろうとしていました。

渚が、「母ちゃん、何処へ帰るの?母ちゃんの部屋はそのままにしていますよ。」と引き止めました。

陽子は、「私は、表向きは伊藤京子です。大学生は色々と忙しいのよ。」と帰ろうとしていました。

渚は、「玲子、母ちゃんは、玲子の授業を全部欠席で、出席扱いにできるわよね。実習も全てよ。理由は説明しなくても良いわよね。敵を迎え撃つ準備だとか色々あり、手を抜けば地球が滅亡する可能性がありますのでね。」と協力依頼しました。

玲子は、「当然そうします。医学会の魔女の話は、現在も伝説として語り継がれています。教壇に立って頂きたいくらいです。可能であれば、以前のように名誉教授として復活して頂けませんか?エスベック病患者の手術は陽子さんと渚さんでないと無理でした。」と協力依頼しました。

渚は、「玲子の授業がパスできれば相当楽でしょう。ですから今日は組員にも言っておきますので。」と引きとめました。

陽子は、「突然言われても、私は、向こうの家に用事があるので、今日は一旦帰ります。明日は丸東組に泊まります。今後の事は、またゆっくりと考えましょう。でも学生が名誉教授になるなんて聞いた事ないわよ。」と帰って行きました。

陽子は帰宅後、マーガレットに、「自分が陽子だと丸東組にばれたので、これからは、ちょくちょく丸東組にも顔を出して泊まる事もあります。それと、渚が久しぶりに柔道で対戦したいと言っていたから、近い日に尋ねて来ると思います。」とマーガレットも昔を思い出すように促しました。


次回投稿予定日は、4月15日です。

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