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第二百五十九章 謎の帝国の先遣隊現れる

コスモスはいつものように悪戯をして、そのまま上空に待機させていたUFOでヴィツール号へ戻り寛いでいると、テレジア星のフジコから緊急通信が入りました。

コスモスは、「緊急になっているけれども、何?また直ぐに帰れだなんて言うのじゃないでしょうね。」と何事かと心配していました。

フジコは、「冗談言っている場合じゃないわよ。以前から問題になっている暗黒星雲にある謎の帝国の先遣隊が太陽系の近くに現れたのよ。コスモスちゃんも知っていると思いますが充分注意して!」と忠告しました。

コスモスは驚いて、「“注意して”だけ?誰か助けに来てくれないの?」と応援を期待していました。

フジコは、「矢っ張り地球にいたのね。そうじゃないかと思ったわ。先日、丸東組の玲子さんが、意味ありげな事を言っていたのでね。しかし、その先遣隊はアンドロメダ星雲にも現れたのよ。戦争しながら、宇宙を移動している帝国なので、私達も油断できない相手なのよ。その先遣隊に、ある惑星が襲われた時にレーダーで確認できなかったのよ。レーダーで確認できない理由は現在の所、不明です。機体の構成物質が違うのか、異次元を移動しているのか、それ以外の理由なのか?それと、テレジア星人の血を引いている丸東組へは連絡しておいたので、コスモスちゃんが偶々、地球にいるのでしたら、後宜しく。」と返答しました。

コスモスは、「一寸待ってよ。テレジア星でも敵わないかも知れない敵に私一人で立ち向かえとでも言うの?ご立派な作戦だ事!私が死んだら化けて出てやるから!」と怒り、通信切断後慌てて母のアヤメに助けを求めました。

アヤメは、「大丈夫よ。今、大型特別艦を銀河系に派遣しています。」と安心させようとしていました。

コスモスは、「その大型特別艦って何?聞いた事ないけれども。」と不思議そうでした。

アヤメは、これは秘密兵器なので詳しく説明できないけれども、この大型特別艦一隻で主力艦隊に匹敵する戦力があります。艦長は最強の秘密調査官ですので極秘です。その他にも数名の秘密調査官が地球にいます。もしあなたが、その乗組員や秘密調査官の事を知ったら腰を抜かすわよ。あっ!と思う人ですのでね。いざという時は、その秘密調査官が助けてくれます。」と心配しないように説明しました。

その後アヤメはモミジに連絡して、「博士の言う謎の帝国は、今回も私のスケバングループなのか?」と確認しました。

モミジは、「前回は偶々そうでしたが、今回は違うわよ。地球人が暗黒星雲と呼んでいる星雲の不良グループが、アンドロメダ星雲に現れた為に、リベンジを気にしている博士が焦って女神ちゃんのスケバングループの支部が銀河系にあると思わせたようです。先程、陽子から連絡があり、レーダーに写らなかった理由は、レーダーに写らない材質で構成された人工流星群に紛れて接近して来る為に気付かないらしいです。コスモスは気付かないだろうからヒントを与えるように、陽子に頼んでおいたわ。菊子とマーガレットもテレジ軍の宇宙戦艦で発進スタンバイしているわよ。」と返答しました。

コスモスは悪戯どころではなくなり、地球に戻りレーダーに写らないと聞いた為に、天体望遠鏡を購入して、天体観測を始めました。少し慣れて来ると、もう少し上等の天体望遠鏡が欲しくなり、専門店を捜していると、ある専門店が最高級の天体望遠鏡を無料で寄付すると言われて、コスモスは不信に感じて理由を尋ねました。

専門店の店主が、「以前動物園でトラが逃げ出して、トラに襲われそうになった時に、助けて頂いたお礼ですよ。あの時は本当に有難う御座いました。」と説明しました。

コスモスは今更悪戯目的でトラを逃がしたとも言えずに、天体望遠鏡を貰って来ました。

毎日、観測ポイントを変えて観測していました。ある時はヴィツール号から、ある時は地球からと観測していると、ある日、大日本医療大学の天文観測サークルと観測ポイントで会いました。その中に京子がいて、サークルのメンバーに知り合いのマジシャンとして紹介されました。

京子は、「コスモスさんも趣味で天体観測をしているのでしたら、今後私達と一緒に活動しませんか?今の話では、コスモスさんは天体観測を始められて日が浅いのですよね?先輩や顧問の先生が色々と教えてくれるので、その報酬としてマジックショーを見せて頂けませんか?」と誘い、顧問の先生や、先輩達と話をして、強引に決めてしまいました。

コスモスは、“こっちは遊びではなく、生きるか死ぬかの真剣勝負なのだから!レーダーでさえ確認できれば、こんな厄介な事をしなくて済むのにな。”と学生は気楽でいいなと感じましたが、色々と教えてくれるというので、まっ良いかと考えて、京子の提案に乗ることにしました。

しかしコスモスは、“問題はマジックショーだな”と悩んでいました。

毎回異なったマジックを披露できるかな?テレジア星人特有の変身能力や浮遊能力等を組み合わせて、誤魔化すしかないか。“と考えていました。

コスモスは丸東組で、今回の対応策などを話し合っていました。

コスモスが秘密調査官について確認すると、渚が以前、母の墓の前で、それらしい人と会いましたが連絡方法などは不明でした。

玲子が、「大日本医療大学に、今迄の学生の中で最優秀の学生がいます。その学生はテレジア星人の血を引く私の娘より優秀です。その谷口小百合が秘密調査官ではないでしょうか。」と疑い、玲子が調査する事になりました。

コスモスは大学のサークルと観測を続けていると京子の先輩が、「流星群を発見した!」と伝えました。

コスモスが確認すると、確かに流星群のようでしたので、“何だ、流星群か”と思っていました。

京子が、「今迄、UFOが偶に地球に飛来した事がありますが、流星群の中に隠れながら地球に接近して来れば、解らないわよね。」と呟きました。

コスモスはその話を聞いて、敵の戦艦が潜んでいる可能性も否定できないと判断して、急用ができたと帰り仕度を始めました。

京子は、「突然どうしたの?何があったの?その急ぎようはただ事ではないですね。私も行きます。何か役に立つかも知れませんので。」と京子も帰り仕度を始めました。

京子の先輩が、「私の発見を横取りする気?誰に言うの?私も行くわ!」と二人で付いて来ました。

コスモスは困りましたが、説明している時間はないので、コスモスは、「解りました。一緒に連れて行きますが、今は時間がないので何も聞かないで下さい。」と戦闘艦を呼び寄せて、三人共、体が急に浮いたかと思えば戦闘艦に吸い込まれて、火星に着陸させているヴィツール号に乗り移り、さっそく流星群のところ迄行き、無人観測艇を発進させて調査しました。

コスモスは純粋のテレジア星人なので、声に出さなくても、意思波だけで、戦闘艦や宇宙戦艦を操れる為に、京子の先輩は何が起こっているのか全然解りませんでした。

無人観測艇が調査中に、コスモスは自分が地球人ではなく、テレジア星人である事を説明して、正体不明の敵が近くに来ている可能性がある為に、先輩の発見した流星群を現在調査中であることを説明しました。

調査結果が出るまでの間にマジックの種明かしというか、本当は種などなく、テレジア星人の能力である事などの雑談をしていました。

暫くすると無人観測艇が攻撃されて、破壊された為に、敵が流星群に潜んでいると判断して、その事をコスモスはテレジア星に連絡して、戦闘モードで、ヴィツール号で流星群に向かいました。

ヴィツール号も攻撃されて、その時に、敵の位置を特定の上、反撃しましたが、それは、ただの岩でした。再び攻撃された為に、反撃を続行しましたが、全て岩で、敵の位置が特定できませんでした。

コスモスは、テレジア星に中間報告して、アドバイスを求めました。

アヤメが、「攻撃されて、敵の位置を特定できないとは、どういう事だ!落ち着いて敵の位置を特定しなさい。」と返答しました。

再度、敵の位置を特定して、反撃しましたが、敵の位置を特定できませんでした。

コスモスが途方に暮れていると京子がコスモスの肩を叩いて、「アヤメさんが落ち着きなさいって言っていたでしょう?もっと自信を持って!UFOって瞬間移動ができるのでしょう?攻撃した直後に、岩と瞬間的に入れ替わったのじゃないの?それを追尾できないの?」とアドバイスしました。

コスモスは、「有難う、やってみます。」と何故京子がアヤメの名前を知っているのかまで気が回りませんでした。

今迄通り攻撃をすれば岩でしたが、瞬間移動したと仮定して、その瞬間移動先を即座に算出して移動先を攻撃すれば、敵戦艦に命中して、攻撃は途絶えました。

コスモスはテレジア星に報告して、敵戦艦の破片を回収している間に、テレジア星から、フジコが大型探査艦で来て、その護衛でアヤメがアイアック号で来た為に、破片を渡しました。

その時にコスモスは、敵は太陽系に来たようなので応援依頼しました。

フジコは、「破片を調べないと何とも言えませんが、先遣隊はアンドロメダ星雲にも来ています。現段階では、どちらが攻撃対象なのか不明です。はっきりするまで頑張って!破片は、今すぐ、私の大型探査艦で調べます。」ともう少し頑張ってほしい様子でした。


次回投稿予定日は、4月1日です。

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