本当の友達になろう~菜亜矢目線~
タッタララーーーーーーーーーーーーーン。
ゆぅでーす♪
今回新しい子が登場します。
では,楽しんで下さい!
その日は女子に睨まれつつも無事一日が終わった。
優気くんと勇斗くんはお仕事があるらしく,明日は一緒に帰ろうと言い残していった。
だから,私は瑠衣くんと一緒に帰ることになった。
門からどうにか出て(瑠衣くんはアイドルだからファンがすごいのだが私はとてもみじめであった・・・)やっと落ち着いてきた。
私は余り堂々と歩かなかった。
なのに急に後ろから・・・
【美】「菜亜矢ん!友達になろうよ!!私,桜田 美香。よろしく!!!あのさ,一緒に帰ろう♪」
だっ誰?!?!
って桜田さんだよね・・・。
て言うか菜亜矢んって・・・。
またまた単純なあだ名だよ・・・。
多分Dreamstar目当てだろうな。
そう思っているうちに次の言葉がとんできた。
【美】「あぁ,そりゃいきなり来たらビックリするよね。
あのね,私菜亜矢んのこと気に入ったの♪
私も正直誰かがアイドルになってさ,そいつが調子こいて嘘ついてたらムカつくもん!
でも私ならあんなことファンの前で言ったり出来ないよ。
でも,菜亜矢んはそれをしてたから,あのさ何てゆうか~,その~そう!!かっこ良かったの♪
だから,友達になってほしいの♪
・・・あのさ,アイドルさんのことは気にしないでね。
私菜亜矢んと本当の友達になりたいから」
えっ・・・。
桜田さんは天使なのだろうか。
今日,Dreamstarの人の嘘のせいで女子の皆が私をにらんで,嫌いになったと思ってた。
もう,この学校で友達もできないんじゃないかと思ってた。
ここには私の居場所なんてないんだと思ってた。
けれど,たとえ私が女子全員から嫌な目で見られていても友達になろうと言ってくれる人がいるなんて思ってなかった。
こんなに辛い気持ちをためてたとは思ってなかった。
と言うよりも,そんな気持ちに気がつく余裕もなかった。
そう思っているうちに涙がひとつ,またひとつと私のほおをつたって流れていった。
辛かった気持ちの涙なのか,嬉しい気持ちの涙なのかはわからないけど。
【美】「えぇ?!?!
どうしたの急に?!
私何かした?!」
【瑠】「ど,どうしてな,泣いてるの。
どこか痛いの??」
二人とも心配してくれている。なのに,余計涙が出てきてしまった。
今度は嬉しい涙だと思う。
私の耳から本当の友達という言葉が離れない。
離したくもない。
もう言葉にしないと。
いくら涙が出ても絶対に言わなきゃ。
そしてこれが家に帰るまでにだした最後の声だった。
【菜】「本当の…友達に‥なって下…さい‥。」
どうでしたか?
これから,結構登場すると思うので,ぜひ覚えててね♪
でも,菜亜矢んとあのアイドルさん達一体これからどうなるのか必見です!!by桜田 美香
わ,私の台詞がーー(T-T)byゆぅ