中学受験~菜亜矢目線~
タッタララ――ン!!ども、ゆぅです♪ちょっとこの前説明不足だったため,補足します。えーっと…
【 】=言っている人の名前の頭文字。
あと、これからいろんな人目線で書くのでこんがらないよう気を付けてください!!
ありえない… こんなのありえないよ…
私,冬岡 菜亜矢は親友の斉藤 神奈ちゃんと一緒に桜川戸中学校の受験を受けることになった。それからは,神奈ちゃんと一緒に勉強ばかりの日々を送った。ただ,それも案外楽しかった。
そしてとうとう試験当日となった。私は案外すらすらと解くことができた。
【菜】「ごうかくできるかな?」
そんなことを考えていたら終了の時間がきた。早く合格者の発表の日がきてほしい。そんな気持ちで試験会場を出た。その時の神奈ちゃんの表情なんてみむきもしないで…。
そしてとうとう合格者の発表の日が来た。緊張で爆発しそう!215は…あった!嬉しさのあまりすぐに隣にいる神奈ちゃんを見た。
…泣いていた…
私にはすぐにわかった。神奈ちゃんの番号,252が無いんだということを… 。でも,どうしてあげることもできなかった。それに,神奈ちゃんと一緒に通学することが出来ないことも怖かった。神奈ちゃんは絶対に受かると思ってたのに……。
その日は私も暗くなってしまった。しかし,そんな暗い気持ちを先に破ったのは神奈ちゃんだった。
【神】「菜亜矢の合格パーティーしようよ!ファミレスでいい?」
ついびっくりしてしまった。一番辛いのは神奈の方なのに…
【神】「どうしたの?おなかすいてない?それともカフェがいい?」
うれしかった。神奈が私のことをこんなときまで考えてくれたことが。
【菜】「マックにしない?」
【神】「うん、いいよ!」
そうして思った以上に楽しく一日が終わった。