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200文字小説

倉庫の青年【200文字小説】

作者: 白波



「ここでもないか」


 青年は、倉庫の中を見回していた。


「ほう。まだ探しているのか? いい加減あきらめろ」


 頭上から声が聞こえた。

 相手の姿こそ見えないが、青年は相手がわかっていたためにそのまま返答した。


「俺はあきらめない。ただそれだけだ」

「ずいぶんと言ってくれる。いつまでもつかな?」


 その声とともに大きな鳥が羽ばたいたような音が倉庫内に響いた。


「いつか、貴様をぶっ潰す。ただそれだけだ」


 青年は、倉庫を後にした。



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