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魔女のアナ  作者: takayuki
9/9

はじまり

 【第九の魔法】はじまり


 次の日、サレナの魔法によって記憶を消されたルークは、何事もなかったかのように夏休みを過ごしていたのでした。アナの事はもちろん、ミシェルの事も昨日の夜の事も全て忘れています。



 「母さん。今日は、友達とプールにでもいってくるよ」


と、元気のいい声で出掛けました。


 友達と自転車で川沿い近くにあるプールへと向かっている途中の橋の上で、小学生ぐらいの女の子たちが一人の女の子を囲んでなんだか嫌な雰囲気で話をしていたので、気になりルークだけが近づくと


 「おちろーおちろー」


と、声をあわせてその下にうずくまってる一人の女の子に向かって言っているのでした。いじめです。


 正義感の強いルークは、それを聞いて顔がカァーっと赤くなって怒りながら


 「おまえらーーーー!!」


と、いいながら自転車でその集団の中へ突っ込みました。それに驚いて女の子たちは逃げて行きました。

 

 うずくまった女の子は泣いています。


 「大丈夫 ?いじめられたの ?」


と、ルークは優しく聞きました。

 すると、女の子は急に橋から飛び降りようとおもったのか、足を橋の上へかけようとしたので、驚いてルークは止めて次はその女の子に怒りました。


 「そんなことしたらダメだって!何言われたのか知らないけど死んだらダメだよ!」


 女の子の名前は、アナ。ルークの一つ歳下の5年生の女の子でした。いつもいじめられていたアナは、とても暗い雰囲気のある女の子になってしまっていました。そして、この前の学校の放火はお前のせいだと勝手に暗いアナのせいにされて責任を取って橋から落ちろと言われていたのでした。


 「そうか・・・・・じゃーさ。アナ。僕が夏休み中、守ってあげるよ。だから自分から死のうなんておもったらだめだよ !?一緒に頑張ろうよ !」


と、やさしい気持ちで言ってくれたルークにアナは少し落ち着き小さくうなずきました。


 ルークは優しく片手をアナに差し出し言いました。


 「いこう」


 アナは手を出して、ルークの手をつかみました。ルークのその手は温かくてアナの心を救ってくれるかのようでした。


 そんな二人の出会いはもう少し前だったはずでしたが、ミシェルの放火事件のせいでしょうか、このパラレルワールドでの二人の出会いはこの日だったのです。


 そんな二人の出会いを空高く見守っていたのはサレナでした。その二人をみて嬉しく思ったのか目から涙を流しながら微笑んでいます。サレナの肩の上のカエルが言いました。


 「フン。またお前泣いてんのかよ。」


 「そういうあんたも何か、泣いてない ?」


 「そ・・・そんなわけないだろ。ただ、アナっていう女は魔女にしては優しすぎたなっておもっただけだ。あいつは良い奴だったな。うん・・・」


 二人はアナの思い出を言い合いながら、自分たちの時代へと魔法を使い帰りました。自分とアナの姿とその思い出は全て消して、アナのいない未来へと帰ったのでした。



そのあとです。ルークとアナが別れたあとでした。



 小学校5年生ぐらいの女の子がアナの所へ歩き近づいて来て言いました。姿はちがいましたが、それはサレナでした。肩には小さい生意気そうなカエルが乗っています。


 「ねー。あなたって魔法使いの家系の女の子でしょ ?」


 それを聞いたアナは、驚きながらたぶん同じ魔女の家系であろう女の子にうなずきながら、


 「うん」


と、言いました。

 サレナは、アナにすごく嬉しそうな顔で言いました。



 「わたしと友達になってくれない ?」



友達の少なかったアナは不思議そうな顔でしたが、小さくうなずいた・・・・・



【魔女のアナ】最終回 おわり


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