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魔女のアナ  作者: takayuki
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未来からの決意

 【第二の魔法】未来からの決意


 魔法をかけた、次の日


 「おはよう」


 お母さんはアナに向かって優しく微笑んで、あいさつをしてくれました。


 弟もいつもと変わらないという雰囲気で、姉のアナに声をかけてくれます。


 アナにとっては初めてというより、久しぶりの小学校です。友達のサレナと二人身構えながら小学校へ向かうのでした。


 アナとサレナはAクラスです。ちゃんと席も用意しておきました。みんな、この二人には不自然に元気のいい、あいさつをしてくれます。なぜなら、魔法をかけられていたからです。


 アナは、立ち止まりました。


 彼がいたからです。遠い未来から遥々(はるばる)この時代に来た理由のあの子です。目が大きく金髪で細身の体のわりにスポーツマン。女の子なら彼の事をだれでも好きになると思うぐらい優しさもある男の子がルークです。


 休み時間になり友達のサレナが背中を押すように言いました。


 「行きなさい。あなたがやらなくてはいけないことをするのよ」


 友達に勇気付けられて、立ちあがり、アナはルークに向かい歩きはじめたのですが、その想いが強すぎて胸が苦しくなります。


 {あのルークが目の前に立って話をしてる・・・・}


 やっとの想いで、ルークに近づくことが出来ました。そして、近づいたアナにルークも気づきルークのほうから声をかけてくれそうになった時、後ろから魔法にかけられた他のどんな子よりも元気な女の子の声が飛んできました。


 「アナ。げんきー ?」


 その子は、元気 ?と聞いた。アナを飛ばしてルークに近づきルークに抱きつきながら


 「ルーク大好きだよ」

と、とても綺麗な声で言いました。ルークも驚き戸惑いながら


 「おい;ミシェル。や・・・やめろよ・・」


と、はずかしそうに言いました。


 ミシェルという子はとてもかわいく、小学生なのに綺麗な化粧をし、背も高いお人形のように整った顔をした女の子でした。そう、二人は付き合っていたのです。お世辞にもかわいいと言えない普通の女の子のアナは、とてもショックを受けたのでした。


 【第二の魔法】おわり


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