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身体と精神

作者: イプシロン


  歩いてね、また歩いてね、歩いてね

  手を振りて、また手を振りて、手を振りて

  右足が、つぎ左足、右足が、つぎ左足

  てくたくと、てくたくと、歩きまして

  赤信号で止まつたら、考える――


自動車のタイヤと舗装路が擦れる摩擦音を聞きながら僕らは時間と空間を彷徨い歩く。東西南北上下左右と思考は暴走族のように突っ走り抽象観念さらには形而上学へと跳躍す。イーロン・マスクのスペースX社のロケットが噴射口を下にして地上に降りて来るよう。これぞ自由と勘違いして現在を超越し過去も未来にもひとっ飛びな思考に酔いしれる。見たことも聞いたことも食べたこともないのに憧れては眼の前にあるものは見てなく。


  ――そんなとき、赤信号が青になる

  てくたくと、てくたくと、歩きだす

  右足が、つぎ左足、右足が、つぎ左足

  手を振りて、また手を振りて、手を振りて

  歩いてね、また歩いてね、歩いてね


  気持ちいい! これが身体(からだ)の醍醐味よ

  白米が作り出す、凄い力よ!

  エネルゲン、なんてもね言つたりするよ

  小麦粉の作り出す、凄い力よ!

  ほんとうは、身体があつてその上にだよ


  思考があると言うことを

  現代人は忘れているよ

  記号接地してない言葉、虚しいよ

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