最後に私から言わせてください。
さて長く私のコロナ療養記をお話してきましたが、今思うと肉体的に辛いことも多かったですがどっちかといえば精神的に辛かったなと思います。
実家暮らしで家族に移してしまったのではないかという不安や仕事に穴を開けてしまったという不安が強くありました。その不安を解消するものを持ち合わせておらず、体調悪化により精神的にもどん底に落ちてしまっていました。
正直、二度とコロナには罹患したくはありません。
現在第五類に分類変更されてマスクは個人の判断に任せるようにはなりましたが、引き続き感染対策は取っていきます。
実際その不安感から私のツイッターで始まったのが、「#藤波のコロナ療養日記」です。最初はただの自己満足ではありましたが改めて過去のツイートを見返すと、当時の不安定な心の表れがツイートににじみ出ていました。
現在は後遺症も過ぎ去り普通の生活に戻っていますが、コロナで失われたものはあります。コロナ罹患前は特に休憩をしなくてもずっと歩くことができていました。しかし、コロナ罹患後の現在はそれが一切出来なくなりました。体力が落ちた、運動不足も要因の一つではありますが、運動不足は以前からです。
その状態でもずっと歩くことはできました。
しかし今はできません。休憩をしなくては歩くこともできなくなっています。
私自身コロナ罹患で失ったものはないと思っていましたが、最近になってようやく気付いたことです。なので、かなりショックでした。
長くなりましたが最後に私から言わせてください。
第五類に変更されたとはいえコロナ感染が完全になくなったわけではありません。いつの日か必ずやってくる終息宣言まで気を引き締めていきましょう。
そしてもしコロナに罹患してしまっても自分を責めるのはやめてくださいね。精神面も容赦なく削いでいきます。
この私の体験は、「#藤波のコロナ療養日記」というツイートや今回のようなエッセイとして記録に残します。この記録がまだ見ぬ誰かの役に立ってくれたら私は本望です。
「こんなはずじゃなかった…」
私はコロナ罹患時、そう思っていました。
こんな思いをしないことを私藤波真夏は祈っています。