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冬の療養はまさに…編

 新型コロナウイルス感染症罹患発覚日。

 抗原検査で「陽性」と確認された日、私は高熱を持ちながらある作業をしていました。それはスマホで保健所に陽性者であることを登録しなくてはいけないことでした。

 陽性であると証明する書類を写真に撮って報告し、その他、どんな仕事についているか? 年齢や生年月日など個人情報などを報告していきました。

 そしてそれが終わって次にしたことは、部屋の換気です。常時空気の入れ替えを行わなくてはいけません。しかし、窓を開けて終わりでは済みませんでした。そこで登場したのは扇風機。扇風機を窓側に向けて常時回しっぱなしにしていました。

 窓を開けるだけでは意味がないため、扇風機という文明の利器を使用して、自室の空気を強制的に入れ替えていきます。なので、療養期間が終わるまで窓はずっと開けっ放しで扇風機もかけっぱなしの状態でした。

 そうなると一番の地獄は日が落ちた夜です。

 季節は12月。真冬真っ只中です。

 窓を開ければ、身を切るような冷気が部屋の中に充満します。

 勿論、暖房はあるのですが、私はこんな考えを持っていました。


「暖房をつければ暖かい。だけど、窓全開の状態では暖房も意味ないのでは? いや、むしろ電気代食うだけでいいことはないのでは?」


 私、冬の間寝る際は暖房は使用せず布団をかぶり、己の体温だけで体を温めるところがありました。そのため、療養期間も同様に一切暖房はつけていません。

 寒さの影響で悪寒が酷くなりましたが、体調不良で起き上がることができず、布団にくるまっていたため暖房をつけることはありませんでした。

 まさに、冬のソロキャンプをしているような感覚でした。部屋の中は冷気が溜まって外気温とほぼ同じ。寒空の下、寝袋に身を包んでいるのと同じです。

 さすがの私も長袖、長ズボン、厚手の靴下、マスクをつけて寒さ対策はしていましたが、それでも寒いです。凍死するかもと本気で思いました。凍死するかもと思うなら暖房つければいいのに、と今では思うのですが、当時の私は熱のせいで正常な判断ができるような状態ではなかったため、コロナ罹患中の体の現状と頭の中にある体の状態は完全に乖離している状態です。

 なので暖房をつけることはありませんでした。


 実際、私はコロナ罹患前はひどい冷え性というわけではなく、寒さには多少の耐性がありました。今まで暖房なしで生きてきて問題はないと思っていたので。

 しかし、コロナ罹患後は強烈な冷え性に苦しめられ、これもある意味コロナの後遺症になるのかもしれません。完全にコロナによって体質を変えられてしまったようでした。

 もし暖房をつけていれば強烈な冷え性も多少は軽減できたのではないか? と罹患後の今は思います。



 これを読んでいる読者の皆様。

 私はソロキャンプをするような極寒におりましたが、絶対に我慢せず暖かくして眠ってください。身を切るような寒さは悪寒等のコロナの症状を悪化することに繋がるので、特に! 冬は! しっかり暖かくして休んでください!


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