プレイしてみた
泥紳士様の毒入りスープをプレイしてみました
この小説には、クトゥルフ神話trpgのシナリオ「毒入りスープ」のネタバレを含みます。
毒入りスープ
「はい、初のクトゥルフ神話TRPGやっていきましょー!」
「は?」
「はいはい、キャラシート作りましょうねぇ〜」
「待て待て、説明を...」
「LET'S GO!」
「それじゃ、キャラ紹介よろ!」
「悠博、名古屋の大学付属高等学校医学部の浪人だ」
「おー、ちゃんと推奨技能取ってるね!」
「...んで何すんだ?」
「毒入りスープってのをやるよ」
「物騒な題名だな...」
START
探索者達は何でもない平凡な日々を贈る中、
ある日の夜に突然目を覚まします。
目を覚ますとそこは、
壁も床もコンクリートで出来た
四方に扉のある正方形の部屋です。
「何すりゃいい?」
「ん〜目星とか?」
「...目星」
「はーい」
『目星』
30/45 成功
「成功です」
「以下のことがわかります」
天井の薄暗い豆電球だけが部屋を照らし、
真ん中には古い木製の長机と椅子が一つあります。
更に机の上には木製の器に入った、
赤い無臭のスープが一つ。
そして椅子の上には、
古い紙切れが二つ落ちています。
内容は以下の通りです。
~帰りたいなら 一時間以内に 毒入りスープを飲め。
飲むまでは 君じゃあここから 出られない。
一時間以内に 飲めなかったら お迎えが来るぞ~
そしてもう一つには、この部屋の地図を思わしきものが記されています。
最初の部屋は『スープの部屋』、北の部屋は『調理室』、南の部屋は『礼拝室』、西の部屋は『書物庫』、東の部屋は『下僕の部屋』と記されてます。
「...なるほど?」
「赤い無臭のスープに医学でも振ってみるか」
「はーい」
『医学』
82/46 失敗
「失敗ですね」
「貴方は、赤い無臭のスープが何なのか分かりません」
「...確実にこれが答えなんだろうけど」
「じゃあ、机の紙切れに向かって目星」
『目星』
7/45 成功
「成功」
「...ちなみに初見だよね?」
「そうだぞ?」
「...まぁいいや」
~暖かい 人間の 血の スープ 冷めない 内に 召し上がれ~
この文を見て、探索者が《アイデア》に成功すると、スープの部屋の真ん中にある赤いスープは人間の血でスープであるという事が事実であるように思えます。
「ビートルートスープじゃなかったか」
「なんでビートルートスープがあるんだよ笑」
「...何となく」
「んじゃアイディアロールどぞー」
『アイディアロール』
4/85 クリティカル
「はぃ?クリった?」
「?」
「えぇ...どうしよ」
「と、とりあえず、貴方は血に見慣れているため特に何も感じませんでした」
「そしてクリティカルなので...そうだなぁ、今スープを飲んでも毒がないため何も起きないことが分かります」
「...つまりこれに毒を入れて飲めばいいのか」
「...」
「黙秘かよ...」
「ん〜西の部屋に行く」
「はーい」
西の部屋
西の部屋は綺麗な木製の扉となっています。
鍵などはかかっていないので難なく開けることが出来るでしょう。
この部屋は中央には小さな四足の古い机があり、その上にあるキャンドル皿に乗せられたろうそくがうっすらと部屋を照らしてます。
四隅には本が一杯に詰められた本棚が置いてある。
「全体に目星」
『目星』
3/25 クリティカル
「…またクリってる」
「運良すぎじゃん!?」
「何がわかる?」
「えーと...本当は図書館ロールだけどクリったので」
『スープの夢について』と記された真っ黒な本を見つけます。
本はべったりと湿っていて、本に触れると僅かに甘い香りのする黒い液体が付着します。
そしてこの液体が何らかの猛毒であるという可能性に気付けます。
これは黒い蓮によって作られた毒薬で、非常に致死性が高いということがわかります
「...これだな」
「これを持ってスープの部屋に行く」
「...それでは、本を持ちでようとすると」
この部屋の扉が何度も開いたり閉じたりを繰り返すように動き出し、急に扉が溶け始めます。
そして不定形の黒いスライムのような物体となって襲いかかってきます。
このスライムを目撃した場合、1/1d10の正気度ポイントを失います。
「アイディアロールどぞ」
「ッチ...」
『アイディアロール』
25/85 成功
「成功」
SAN値50→49
「それでは戦闘開始です」
「まずは本を守る黒いスライムからです」
『噛みつき』
90/30 失敗
「失敗、悠博の番」
「持ってる本をスライムに向けて投げる」
「投擲だね」
『投擲』
23/20 失敗
「本は目の前に落ちてしまった」
「するとスライムは変形をして元の扉に戻った」
「戦闘終了」
「...終わり?」
「はい」
「どうするかな...本を拾い扉に向けて投擲」
『投擲』
15/20 成功
「扉は開き本が外に出たと思ったが…スライムが中に入れてしまった」
「...やっぱ、本が原因か」
「んじゃ本を持たずに出る」
「扉は変形することなく普通に開いた」
「...後回しだな」
「...ん?手に毒付いてね?」
「よし、血のスープに手を浸してそれを飲む」
「ではPOT25との対抗ロールどぞ」
『対抗ロール』
42/25 失敗
「...っあ」
対抗に失敗した者は幻覚を見て、呼吸と心拍が激しくなっていき、一分以内に心臓は疲れ果て、即死する
「はい、キャラロストです」
「お疲れ様でした」
「...しっくり来ねぇ終わり方だな」
「ちなみに他の部屋に行くって選択肢は無かったのかな?」
「...無いな」
「...まぁ終了したしいいや」