表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
85/125

無口な青年

 ただ、仲良くなりたいだけ。


 それだけ。

 それだけなのに。


 どうして。

 動かなくなるの。


 どうして。

 そんな眼でボクを見るの。


 どうして。

 ――ボクを嫌うの。

 今日は隣の国のウーロンでお祭りがある。


「と、言うことで……!」


 お店を臨時休業にして遊びに来ています。


 まあ、遊びという名の仕事だったりします。でも休憩時間にいろいろ食べて回ろうとは思っているから遊びに来たと言っても過言ではないはず。本当は仕事はなくてお祭りに来ただけなんだけどね、なぜか気づいたら仕事になっていた。だから気持ちだけは遊びに来たぞっていうね、はい。


「仕事頑張るぞー! でも今は休憩中だからあとで頑張るぞー!」


 一人ぼっちだけど、頑張るぞ。おー。


 最初はユンさんも一緒にお祭りに行くはずだった。そう、はずだったのだ。だけど何がどうなってそうなったのか、ユンさんは嵐のようにやって来たジャンとクレアに捕まり薬草ドラゴンを狩るために連れていかれてしまった。そのとき私とユンさんの返事を聞くことなくだったので、本当に嵐のようだった。ちなみにそのあとユンさんから手紙が届いて無事だということは知っている。


 なので休憩時間は一人淋しく行動することになる。お土産屋さんも回ろう。せめてお土産だけでも買って帰って楽しいを共有したい。


 そう思いながら、とぼとぼと歩く。


「おー、リラちゃんじゃないか」


「あ、おじちゃん」


 顔見知りのかき氷屋のおじちゃんに声をかけられ立ち止まる。


「一つどうだい?」


 冷たくて美味しそうなかき氷。私はメニュー表を見て淋しさはどこへやら、テンションが上がった。


「レモンモン一つお願いします!」


「はいよ!」


 氷が削られふわふわな雪のような氷がカップの中に積もっていく。そして綺麗な黄色が雪のような氷に色をつけていく。


 今日は暑いから、冷たいかき氷が美味しいと思う。


「ほい! シロップおまけしといたからね!」


「わあっ! ありがとう! おじちゃん。またね」


「おう!」


 できたてのかき氷を一口食べて、その美味しさに頬が緩む。


 んー、やっぱり美味しい。冷たさもちょうどいいし、なによりこの特製シロップの美味しさが幸せ。


「っ……!」


 頭がキーンってするのも、かき氷の醍醐味だと思う。思うけど、キーンってする。


「でも美味しい! かき氷の魅力すごい!」


 さて、食べ終わったら次はどこへ行こうかな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ