24 束の間の一時
西園寺さんに、お粥を作ってあげた後、傷は瘡蓋になったとはいえ、痛みはまだあるらしく
佐伯さんの持ってきた、痛み止を射って寝てしまった。
藤堂さん程では無いというだけで、西園寺さんも重傷の域に入っているため、安静にしていないといけないのだ。傷を塞いだから軽傷みたいに見えるけどね
僕に出来るのは、傷を塞ぐだけ。回復には、良く食べ! 良く寝る事!
再生持ちで無い普通の人間には、それしか方法はないのだ
佐伯さんは、まだ目覚め無い藤堂さんの看病をすると言う事なので、布団を敷いてあげたが、本人は寝ずに看てますと言っていた。まぁ、寝ない分でも一応は……ね
二人とも、ちゃんとした病院で看て貰えるように、沼田の件を何とかしないと……
尊さんの方は、櫛を差したまま女子として女性陣と寝るか、櫛を抜いて男子として男性陣と寝るかを聞いてみたところ
いい歳して、妹と一緒に寝たくねえ! とシスコンの正哉が聞いたら、大袈裟に嘆くだろう台詞を言って居たので
尊さんも男性陣の部屋になって貰った。他に、カビ臭くない部屋がないしね
櫛を外せば男同士だから、大丈夫でしょう。動けない重傷人と一緒なので、間違いはないだろうけど……五月蝿くしないかを心配したが
そんな尊さんも、布団を敷いてあげたら、即眠ってしまった。解放神器を放ったせいで、余程疲れていたのだろう……
まあ、18畳もの大部屋なんで、広さも十分あるし文句はでない筈
一方、神様3柱の方々は━━━━━━
朝までゲームだろうし……どうせ寝ないので、布団は用意しないが
揚げ芋が無いと五月蝿……いや、賑やかな御方が居られるので、コンビニで芋菓子を沢山買い込んで置いたし、お酒もお代わりを、1升瓶3本も置いて在るので、たぶん大丈夫だろう。
もう一方の大部屋には、女性陣が泊まるという事で、布団を用意し、そっちで寝る事を条件に、僕の部屋は許して貰った。
だって、僕の部屋……4人入るには狭いし……
さて、問題のお泊まり会なのだが━━━━━━━━
「千尋ちゃん。お風呂入るでしょ? 行こっ!」
「はい!? 先輩まだ入って無いんですか!?」
僕が台所で洗い物をやってる間に、どうして入っておかないかなぁ
「私も準備オッケーです」
小百合ちゃんまで……
と言うことは━━━━━━━━
「千尋の着替えのジャージが無いけど……どうしたのよ?」
そう言いながら、自分の着替えを持って現れる香住。前にセイから貰った『霊視眼鏡』も掛けているし、僕の頭を洗う気だな
霊視眼鏡は、霊力が無いと見えない、僕の角と尻尾が見れるようになるアイテムで、学園で事情を知っていて、サポート出来る者が必要だとセイが創ってくれたモノだ
小鳥遊先輩は、実家お寺だし、祓い屋の家系なので、霊的なモノが素で見えるらしいが、学年が違うとサポートは難しいからねぇ
でも、サポートと言うより主な使用は、僕の服に尻尾穴を開ける際の、位置合わせで使うことが多く、採寸するのに重宝しているらしい。
他にも霊的なモノまで見えるんで、怖くない? って聞いたら
怖いどころか……一度、幽霊を見てみたかったのよねぇって喜んで掛けていた
さすが、『家庭的な体育系女子』。幽霊も真っ青だわ
そんな霊視眼鏡を掛けて、準備万端って事は……
一緒にお風呂へ入る気、満々じゃないのよ!
ウチのお風呂は、冬の寒い時期に、裏の滝壺が凍り付いて御祓が出来ない場合
風呂の中でも、沐浴が出来るよう、広めになっている
まあ昔、町の集会場だった時に、大勢が入れるようにも設計されたらしい。僕の生まれる前なんで、婆ちゃんから聞いた話だけどね
広いのは良いんだけど、お風呂自体に温度を取られちゃって、一人で入ると若干肌寒い位
4人ぐらいなら、余裕で入れるだろうが、問題はそこではない!
「お先にどうぞ」
「何言ってるの、千尋の処のお風呂は広いから、4人でも大丈夫でしょ」
「そうなの? ジャンケンで順番を決めるのかと思ってたら、全員行けるんじゃない」
くぅ……香住め。先輩に、余計な事を教えちゃうし
こういう時、ウチの全てを知られてる幼馴染は、なにかと厄介である
僕は引き摺られながら、脱衣場へ連れていかれると
手を拳銃のように構えた香住に━━━━━━
「手を上げろ!!」
そう言われて、手を上げると、巫女装束を脱がされていく
さらに、胸に巻いたサラシを引っ張られ、回転する僕だが
尻尾を掴んで、回転を止められた時には、パンツも脱がされていた
「エッチィ! て言うか、今どうやって脱がした!?」
「ハイハイ、入り口で止まらな~い。後が突っ返てるんだから」
押されるように、浴室へ追いやられる
冬なら寒くて、即湯船行きになるが、夏場はそこまで寒くないので良い感じだ
裸で居たいというセイの気持ちも、ちょっとだけ分かる気がする
アイツみたいに人前で脱がないけどね
まぁ、フォローしてやるとしたら……セイは元々龍なので、服を着る習慣がなく、裸状態がデフォルトなのかもしれない
ただの露出狂って言うのも捨てきれないけど……
掛け湯をしていると━━━━━━━━
「ほら、こっち来なさい。背中と尻尾洗ってあげるから」
そう言う香住に尻尾を引っ張られる
「千切れるから止めれ。背中は良いとしても尻尾は自分で洗うから」
「蜥蜴みたいに尻尾切れるの? 切れたら頂戴。抱き枕にするから」
「こんなの抱き枕にするの止めなよ」
「千尋は気付いているか分からないけど、たまに自分の尻尾抱き締めて寝てる事あるから、私も1度試してみたいのよ」
いやいやいや、それは尻尾のやり場が無くて、抱いて丸まってるだけだから
うつ伏せ寝だと、大きい胸が邪魔になるし、仰向けだと尻尾の付け根に体重が乗るので、鬱血しているのか、痺れて痛いんだよね
結局、横向きで寝るんだけど、狭いシングルベッドなんで、尻尾の置き場に困り、股の間から前に回して抱いて寝てるってスタイルに落ち着いただけで、他意は無いのだ
「本当に、尻尾の付け根から先が鱗なんだね、他は人の肌なのに」
尻尾は自分で洗うって言ったのに、聞いちゃいないよ……
先輩とか小百合ちゃんまで、珍しそうに見ている
まあ、僕の背後なんで、先輩達の裸を見なくて済むけれども、まじまじと見られるのは、ちょっと恥ずかしい
「1番先端だけ鱗が無いのね。あら? 薄い透明な膜みたいのが……鰭?」
僕の尻尾の先に発見した透明な膜に興味津々な小鳥遊先輩
確かに先輩の指摘通り、透明の膜があるみたいだが……僕も気が付かなかったよ
水神の龍なんで、尾びれがあっても、おかしくは無いんだけどね
「だから先っぽだけ、鱗が無かったのか……」
「あんた、自分で気が付いて無かったの?」
「だって、透明だし……鰭って言うほど大きくないし」
気持ち膜がついてる程度なんで、気にもしなかったよ。電子レンジで使う、ラップの切れ端かな? という程度のものだからね
「鱗の部分は、タワシのが良いのかな?」
ちょっ、香住さん? それ身体洗う用じゃ無いよね? お風呂の床掃除に使うヤツだよね?
「や……やっぱり、自分で洗うからいい。だいたい香住は、一緒に銭湯へ入った時に、尻尾だって見てただろ!」
「あの時は、他に人が一杯居たし……普通なら見えない筈の尻尾を、まじまじと見てるなんて、変だと思われるでしょ」
確かに、時間帯のせいか、他のお客さんで一杯だったけど……
「へぇ。一緒に銭湯ねぇ……私初耳なんだけど? どーして声を掛けてくれないかな」
先輩にジト目で見られてしまうが、あの時はお風呂が壊れて緊急だったし
家中の水道止まって、夕御飯も作れず、ピザの出前とったりと色々大変だったのだ
考えてみれば、あれからセイが、ピザに填まったんだよね
本当ジャンクフードに弱い神様達だ
僕が数ヶ月前の事を、懐かしんでいると━━━━━━
「姉様、鱗取れそうですか?」
「ん~駄目そうよ。草薙剣借りて来ようかしら」
「何やってるんですか先輩?」
「銭湯に呼んで貰えなかったから、腹いせ……じゃなかった。記念に鱗を持ち帰ろうかなぁって」
やめて! 草薙剣とか超痛そうだし
今度、そういう機会があったら、絶対誘いますから! と約束して、どうにか事なきを得た。
やっぱりまだ、他の女の子とお風呂に入るのは、落ち着かないと言うか……慣れないと言うか……
出来るだけ天井とかに視線を向けて、湯船に入ると━━━━━━
「本当に大きいお風呂よね。4人一緒に湯船に入れるなんて思わなかったわ」
僕の右隣に入った、小鳥遊先輩がそう言いながら肩までつかる
「先輩の御実家だって、お寺でしょ? 檀家さんが大勢泊まれるように、お風呂とか大きく成ってるんじゃ?」
「ん~、部屋は大きくて広いのが在るけど、今は外国人の方とかが『お寺1日体験』をするのに使うだけだし。お風呂も昔ながらの『五右衛門風呂』だったのが、今は部分的にリホームされて、普通のガスで沸かす方式になったからね」
檀家さんも、昔みたいに大家族じゃないから、大勢いっぺんに入らなくも、数人が交代で入れば良いんだもの……と続けた。
まあ外国人の方は、五右衛門風呂の方が、入ってみたかったらしいけどね。と言いながら、湯船で凝った身体を解すように、腕を伸ばす先輩
五右衛門風呂
薪を燃やして沸かす、茹で釜方式で。板を釜の底に敷いて入る、昔ながらのお風呂である
名前の由来は、釜茹での刑にされた、石川五右衛門を見立てて着いた名前だというが……
長州風呂と言うのが、本当の名前らしい。
五右衛門風呂と言う呼び名が有名になり過ぎて、そっちの方が一般的に通じてしまうという、薪沸かし式のお風呂だ
僕も、一度入いってみたかったなぁ
婆ちゃんの若い頃には、まだ五右衛門風呂のある家も、多かったかもね
「大きいと言えばさ、千尋ちゃんの胸……大きくなってない?」
先輩の何気無い一言で、隣に居る香住の殺気が上がる
「ちょっ! 何言ってるんですか!! これは湯船に浮かんでそう見えるだけで……」
「あ~、やっぱり大きいと浮かぶんだ。でも其だけじゃないって、私の目は誤魔化せないわ! 絶対大きくなってるから」
本当に止めてください、僕……ミンチにされてしまいますよ
隣で、怒りゲージが溜まって行く香住……今にも超必殺技が発動しそうだ
「ふ~ん。大きくなってるんだ? それでブラじゃなく、サラシ巻いてたのね」
「ち、違うよ香住! ブラがキツくてサラシにしてる訳じゃないんだよ。少しサラシで潰さないと、戦闘とか邪魔になるからで……」
「へ~。邪魔になるほど大きいんだ……」
終わった……何を言っても香住さんには逆効果だ
そんな時、僕の胸が先輩に鷲掴みにされる
「うきゃぁ……な、何やってるるんですか!? 変な声出ちゃいましたよ」
「ほら、やっぱり……ん~……ワンサイズアップって所かしらね」
先輩……もう止めてください。このままだと、生きて明日を迎えられそうにないよ
前に、淵名の龍神さんも言ってたけど、貧にゅ……ごほん! 控え目の胸には、控え目の良さがあるんだから、気にしなきゃ良いのに……
だいたい、胸なんて大きくても、良いこと無いから
動くのに邪魔だし、足元見えないし、授業のノートとるのに邪魔で猫背に成るし、料理してても胸の下が死角に成ってて、切った素材とか、その死角に入ってて後で気が付くし
本当に大きくても、良いこと無いよ!
香住に言うと、キレるから言わないけど……
「千尋……無駄なお肉、削ってあげようか?」
すでにキレてるし……
「あの~香住さん? その手に持ってるの、さっき僕の鱗を擦ろうとしたタワシだよね?」
ああぁ……目が笑ってない……香住は本気だ
そんな時、突然風呂場の電気が切れて真っ暗になる
助かった! 神様ありがとう……龍神が神に祈ってどうするんだ? て言われそうだが
この際、例え悪魔にでも御礼言っちゃいそう
「ちっ! 停電に救われたか…………千尋、あんたまた何かやったでしょ?」
香住さん、舌打ちしないで……本気で怖いよ
「だいたい、僕をトラブルメーカーみたいに、言わないで!」
どっちかと言えば、僕は何時も巻き込まれる方なんだから
「しかし、こう暗いとまいったわ。滑る風呂場だもの迂闊に動けないし」
そう言いながら、先輩は観念したように、湯船で目を瞑る
どうして暗闇の中で、僕だけ周りの状況が分かるかと言えば、毎度お馴染みの『龍眼』があるので、暗視もばっちりなのだ
だが、風呂の外がやけに騒がしい━━━━━━
「建! 御主が放電するからこんな事に!」
「いやはや、穴に落ちると思ったら、つい力んでしまってな」
「ほっほっほ、儂など5回も落ちたぞい」
どうやら3柱古神の仕業みたいだ。建御雷様の放電で、一時的に過剰な電流が流れて、安全装置のブレーカーが遮断したのだろう
『千尋~、電気を何とかして、点けられぬか? 建の奴が放電して……』
淤加美様から念話がくるので
『聞こえてましたよ。たぶんブレーカーだと思うので、上げに行ってきます』
そう言って、湯船を出る
「ちょっと! 足元気を付けてよ!」
「大丈夫、龍眼で見えてるからね。皆はそのままで……すぐブレーカー上げて来るから」
そう言ってバスタオルを巻き、廊下に出ると━━━━━━
「大婆様! 勘弁してくださいよ。レコーダーの内蔵ハードディスクが一杯なので、録画したアニメをブルーレイディスクへ移してたんですよ」
「知らぬわ! 妾でなく、建に言え建に!」
セイと淤加美様が、暗闇の中で言い合いしている
二人とも『龍眼』持ってるんだから、ブレーカー位上げてくれば良いのに
といっても、淤加美様は場所を知らないか……
僕は廊下の突き当たりにある、ブレーカーを上げようと、カバーを外す
すると、背後から突然━━━━━━━━
「千尋様も、『ぶれいかぁ』とやらを上げに?」
「うわあぁぁ! 出た!!」
懐中電灯を、顎の下から上へ向けて顔を照らす、神使の桔梗さんが、其処に居た
「済みません、松明を探すのに手間取りまして、参上に遅れました。今は、こんな便利な灯りが在るのですね」
そう言いながら、スイッチをオンオフしている桔梗さん
暗闇で、それは怖すぎる
しかも、松明って……火事に成ると危ないから、止めてください。
「だいたい、婆ちゃんはどうしたの?」
「それが……先程、境内の半懐を御覧に成った後、倒れられて仕舞いまして」
「あぁ……色々と吹き飛んで、酷かったものね」
「倒れられた、御祖母様の代わりに、この暗闇を直そうと思ったのですが、灯りが無いとままならず。近くの布に火を灯して、灯りにしようとしたのです」
「ちょ! 止めてよ! 火事になるから」
桔梗さん、焼き蟹になるよ
「火打石を打っていましたら、慌てて起きて来た、御祖母様に止められてしまい。代わりに『かいちゅうでんと』と言うものを渡されました」
ナイスだ婆ちゃん、良く止めた!!
「それで懐中電灯を持ってたのか、びっくりしたなぁ」
でも、顔を照らしながら、歩くのは止めて……和服でそれは怖いから
「はぁ……電気とか、私の時代には在りませんでしたから、不慣れで済みません」
「別に怒ってないよ。ほら、ここのレバーを上げれば良いんだよ」
実際に、ブレーカーを上げて見せると、家中の電気が復帰する
「まるで、陰陽術や西洋の魔術の様です」
「滅多に落ちないけど、真っ暗になったら、だいたい此処だから」
桔梗さんに、そう教えておく。まあ、町全体の停電では、無駄だけどね
電気が復帰した後も、懐中電灯をオンオフして、珍しそうに観察している桔梗さんと、廊下を戻っていく
廊下に、セイや淤加美様の姿は既になく
僕は、桔梗さんと別れて、脱衣場に向かうと━━━━━━
「千尋、びしょ濡れじゃないの。ほら、頭乾かしてあげるから」
そう言いながら、香住にドライヤーを掛けられる
「バスタオル1枚で、ブレーカー上げに行ったんだから、仕方ないでしょうが」
「もう本当に、この角邪魔ね」
聞いてないし、角の事は僕もそう思います
「高月さん。角を利用しちゃえば良いのよ」
小鳥遊先輩が、僕の角に髪を結わえ始める
「ちょっと、先輩何を……」
「動かないで! よっと………………出来た! 角を利用したツインテール」
脱衣場の鏡に、ツインテールの僕が写る
「ただでさえ童顔なのに、更に幼く見えるんですけど!?」
「大丈夫! 可愛いわよ」
「千尋、後で写メ撮らせてね」
「私も1枚欲しいです」
「…………」
おもいっきり玩具にされたし
その後も、部屋で着せ替えられては、写真を撮られ、遊ばれてしまう
そして、日付が変わる頃━━━━━━━━
珍しく小百合ちゃんが話題を切り出す
「ずっと考えてたんですが……私も沼田との戦いに連れて行ってください!」
「それは駄目だよ、オロチのコピーとは言え、強さは未定だもの」
そもそも、小百合ちゃんは、戦闘できないでしょうし
はっきり言って、足手まといだ
「危ないのは重々承知です! ただ……あの沼田には因縁があるんです」
「小百合ちゃん……」
「連れていってあげれば? 私も着いていくから、小百合の事は大丈夫よ」
「ちょっと、先輩まで……だいたい、オロチ相手では先輩の真言だって、何処まで通じるか分からないんですよ!?」
「高月さんも行く気みたいよ」
「ええ、でも私は少し遅れていくわ」
「皆アホですか? ピクニックじゃないんですよ!」
僕が声を荒げると、オヤツは300円までねって話してる
話聞かねーし……
「瑞樹先輩、連れていってくれないと、さっきの写真SNSでネット配信します」
「んがっ!」
小百合ちゃん……それは脅しですか?
「ほら千尋、諦めなさい」
「それで、千尋ちゃんの考えてる、待ち伏せ場所は?」
もう駄目だよこの人たち……
大きく溜め息をついた後、僕は待ち伏せ場所を発表する
「場所は、N県! 湯沢町。彼処なら、斜面の傾斜を利用して、解放神器も空へ向けて撃てるし、ダム湖も在るので水も豊富だ!」
「湯沢町か……夏の今ならスキー客も居ないし良いかもね」
皆も異議が無いらしいので、場所は其処に決定した。
さて、明日から用意で忙しくなるぞ




