表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
195/328

8-15 九頭龍吐息(クーロンズブレス)


暗い地底湖の上で、領主である一目連(いいもくれん)様と対峙する。


光苔(ひかりごけ)だけが淡い光を放って、明かりを灯して居るのだが、光量的に全く役に立っていない。見た目は綺麗だけどね


それでも、ここに居る全員が龍族なので、龍眼の暗視能力により全く問題は皆無である。



僕は生まれたばかりの名無し君に目を向けると、姉の水葉を真似て、水の上に立つのが見て取れた。


生まれて間もないのに、すごいな……僕なんか2ヶ月掛かったし。


淤加美(おかみ)様に修行させられた、梅雨の時期を思い出し。生きてて良かったと再度喜びを噛みしめた。


名無し君は僕と違い、早くも成長している事からも分かるように、かなりのサラブレッドだと感じられる。さすが御津羽(みつは)様の息子さんだ。


その龍姉弟とは、一目連様を挟んで反対側に陣とる僕らは、どう攻めて良いのか、攻めあぐねていた。


というのも、水属性に有利な土属性が使用できないからだ。


いつもの戦闘ならば、土属性はオロチの巳緒(みお)が担当するのだが、今回は龍族結界により入れない為、残念ながら此処には居ない。


なので、僕の手持ちは、水属性、淤加美(おかみ)様の光水と闇水、伊邪那美(いざなみ)様の術反射、後は龍眼と再生ぐらいである。


武器は天之尾羽張(あめのおはばり)に、フル充電した麒麟(きりん)の角


こうしてみると、大した事無いな……ちょっと泣きそうだ。



彼を知り己を知れば百戦……何とかって忘れたけど、大陸の偉い人が言っていた言葉だ。


ようは、戦力差を把握(はあく)し分析して戦えと……だが、相手の戦力が分からないので、その作戦も駄目だった。


仕方ない。少し当たってみるか、砕けない程度に



僕は切り込むため、天之尾羽張(あめのおはばり)に手を伸ばすが、それよりも先に飛び出したのは水葉(みずは)だった。


「弟! 姉の雄姿を見ているのよ」


そう言って水の上を駆けて間合いを詰め、もう一歩で手が届くという距離まで近づくと、地底湖へ向けて水ブレスを放つ。


上手い!


一目連様の意表をつき、地底湖の水が飛び散り姿を隠した。


少し前までの水葉(みずは)なら、(いのしし)のように正面から突進し、返り討ちにあっていたのに……変われば変わるものだ。


水飛沫(みずしぶき)が収まると、一目連(いちもくれん)様は水葉(みずは)が居ないことに気が付いた様ではあったが、焦りもせず2歩下がる。


すると今さっきまで、一目連(いちもくれん)様がいた場所の真下から、水ブレスが噴き上がったのだ。


そう地底湖に潜って、相手の足下から水ブレスによる死角攻撃。通常なら避けられたものではない。僕でも意表を突かれたと思う攻撃だったが、それを未来視でもしたかのように、事前に回避していた。


「あの眼だな」


「あの眼って、眼帯の下にある特殊な眼の事?」


「ああ、見通す眼とか言ってただろう? 多分あの眼で、攻撃を見切られている」


マジか!? それが本当なら、剣術の心得のない僕が天之尾羽張(あめのおはばり)で斬りかかっても、遊ばれて終わりだろう。


僕は手を掛けていた神器の柄から手を離すと、再度作戦を練り直す。


と思いきや、一目連様の背後に居た龍が、こちらに向けて口を開いた。


「考える暇も与えないってか!」


叫びながら、水面の上を転がって水ブレスを避けるのだが、3本のブレスは流石に避け切れない。


僕は水から水葉(みずは)が上がったのを確認した後、水の中の水素を圧縮させた。


圧縮された水素は熱を発生する為、冷えた地底湖が一気にサウナに早変わり。


一瞬にして水が熱っせられたためか、水蒸気爆発を起こした。


とはいえ、ここに居るのは水龍ばかり。ダメージなんて耳鳴りがする程度だろう。


それでいい……僕の狙いは、別にあるのだから


沸き上がる湯けむりの中で、僕は像をボカシ、視覚光を屈折させ何人もの姿を浮かび上がらせた。


「ほう、幻術か? 小賢しい真似を……オレの眼は真実を見る眼。台風の目のように、一切の雲が掛からづ、天から全てを見通す処から、一目連と言われて居るのだ。そんなオレに幻術など効くはずが……な、なに!?」


幻術も時間稼ぎのこけ脅しである。


そこまでして、創ったのは7首の水龍であった。


「お待たせしました。九頭龍です」


「……七頭龍しかないぞ」


「残り2頭は、僕とセイなんだから良いんですよ」


「なるほど、それで九頭龍か……それで、どうするつもりだ?」


「色々考えたんですが、その眼帯の眼がある限り、見破りと先読みをされたら、どんな策でも無駄だって分かったんですよ。幸い、此処には大量の水がある。だったら真正面から力技行こうってね」


「はっはっはっ、面白い。この一目連に、水で勝てると思ってか!?」


「思いますよ。単純に龍の数は3倍ですからね。ちなみに、この技は信州の戸隠に居られる九頭龍様から拝借いたしました」


九頭龍様の専売特許というわけじゃないし、大丈夫だろう。それに九頭龍様は水の無い山の中でやって見せたのだから、格が違う。


それに向こうは、1頭づつ全部属性が違ったけど、僕の方は全部が水属性だ。



「ほう、九頭龍の爺さんとも顔見知りか!? 元気にしていたか?」


「声だけ聞くと、元気そうでしたよ」


京で行われた鬼ごっこの誘いは、仮病使って逃げてたし。


「お前、とんでもない程広い、人脈を持ってるのな」


「お陰様で、こうして一目連(いちもくれん)様にも、見知って貰えましたしね」


「本当に、天照(あまてらす)の一派にしておくには、勿体無い」


一目連(いちもくれん)様はそう言って、僕へ向き直ると、水ブレスの溜めに入る。


それと同時に、こちらも溜め動作へ入ろうとしていると、名無し君が一目連(いちもくれん)様の背後から水刃で斬りかかった。


「くっ!」


「今いいところなんだ。邪魔しないでくれるか?」


背後から来るのも、お見通しとばかりに水刃を掴むと、そのまま水葉に向かってぶん投げた。


水葉は、投げられた名無し君を受け止めるが、そのまま水面を転がっていって壁に当たって止まる。


「痛ったーい」


「お姉ちゃん!」


「だ、大丈夫よ」


弟の手前で強がってみ見せているが、遠目で見ても頭の上に鏡餅大の瘤が出来ているので、かなり痛そうだ。


まぁ、こう言っては悪いが、生まれたての弟君では役不足だわな


僕なら投げられる以前に、水刃を掴まれた時点で手を離し、次の水刃を創る所だ。


何しろ地底湖の水が大量にあるのだから、その水刃に拘る必要はない。即水に戻し新しい水刃を創り直す。その判断が出来ないところが、まだ戦闘経験の浅い名無し君らしい。


生まれたての彼には初陣だもの、仕方ないよなぁ。



「名無し君と遊んでないで、僕の方は用意が終わってるんですが?」


「終わってるも何も、水龍の数が倍以上じゃねえか!」


「問答無用」


眼帯を着けたままで、あれだけの見通すんだもの、眼帯を外されたら何が起きるか分からない。


だったら外される前に勝負に出る。


「千尋、俺もブレスで良いのか?」


「良いよ! 思い切りかまして――――――九頭龍吐息(クーロンズブレス)!!」


背後に呼び出した水の7龍とセイが、一斉に水のブレスを吐く。


少しアレンジして、ダイヤモンドをカッティングする、ウォータージェットのように水流を集束してるので、切れ味は抜群だ。


一目連様も自分を含めた4龍で、四頭龍吐息(クワトロブレス)をして応戦するが、此方が集束し水圧を上げているので、普通の水ブレスでは話にならない。


その上、水龍の頭数でも倍居るのだ。もうこうなれば、一方的だ。


「無駄に神氣が余ってるから、こんなに呼びやがって!」


「無駄とか言わない! ほら、足止めるとブレスが貫通しますよ」


「くっ、こんなに出鱈目(でたらめ)なブレスの使い方があるか!」


「多数相手なら広域ブレスも良いですが、個人相手なら集束した方が威力が上がりますからね」


龍族は強力な再生を持っているから、そう簡単には黄泉行きにならない。


だからブレスが直撃しても、余程の致命傷でない限り再生するだろう。暫くは動けないかもだが


「というわけで、遠慮なくヤっちゃッて」


「何が、というわけだ! 再生するも痛いだろうが!!」


「僕も昔、脚が取れそうだったけど、くっ付いたから大丈夫」


「蜥蜴の尻尾かよ! 取れそうな時点で大丈夫じゃねーだろ!」


「よくそれだけ動いて、舌噛みませんね」


「くっ! (かす)ったぞ今!」


「じゃあ、さっさと降参してください」


いつの間にか、一目連様の背後に居た水龍は消えていた。


もう制御している場合じゃないのだろう。


それにしても、よく避ける。避ける?


自分の言葉に違和感を感じた。


確かに水龍が居なくなり、速度は上がったように見える。だが、その分相殺できなくなったブレスが、全部一目連様へ集中しているのだ。


見えても身体が反応できる速度を超えている。


あの眼帯の下は、身体能力まで引き上げてるというのか?


『おい千尋! お前もブレスしないと九頭龍に成らねえだろうが!』


ブレスで口が使えないセイが、念話で怒ってくる。


『ごめんごめん。僕は自分の体内で水を創れないからさ、水を含まないとブレス出来ないんだよね』


『じゃあ含めよ! 地底湖だし大量に有るだろ』


『7龍の制御で忙しいの。下手をすれば水龍姉弟に当たっちゃうし』


いくら水葉の持つ八咫鏡でも、術でなければ反射はできない。ブレスは物理的に水を吹いているので、術では無いのだ。


『なあ千尋、俺はもう飽きて来たぞ』


『早っ! そういう言葉は、当ててから言いなよ』


『当たらないから、つまらないんだよ!! 口も開けっ放しで疲れたし。それにあの野郎、背後に居た水龍居なくなってから、避ける速度が上がったしな』


セイ迄そう思うって事は、気のせいじゃなかったか


『やっぱりそう思う?』


『ああっ! 分かった。こっちの水量が減ってるんだ』


『なんですと!?』


セイに言われて直ぐに背後の水龍へ気を回すと、確かに水量が減っていた。7頭の水龍も2廻り程小さく成ってるし


やられた!


ここは一目連様の神佑地だった。


よって、水の占有権は彼方にある。


僕らが気が付かない程度に、少しずつ水量を減らされていたのだ。威力の方もガタ落ちだろう。


水道に例えるなら、いくらホースの先を絞って水圧を上げても、元栓を閉められたら終わりなのだ。


これ以上は、無駄に神氣を消費するばっかりなので、攻撃を止めると、7頭の水龍を地底湖に戻す。


「ほう。気が付いたか? もう少し振り回して、神氣を消耗させてやるつもりだったが、気が付かれては仕方がない」


「この狸オヤジ」


「狸ではなく、龍だがな。少しだけ龍神眼を使ってやろう」


一目連様はそう言って眼帯に手を掛けると、そのまま引っ張って外した。


眼帯を外し、あらわになったその眼は緑色に輝き、角度によって黄色にも緋色にも見えた。



「おい千尋、あの眼はヤバイ臭いがプンプンするぜ」


「同意だね。早い処決着を付けてしまうか」


「決着をつけるだと? オレが眼帯を外した時点で、もう終わっているぞ」


そう言った一目連様の背後から、龍姉弟が斬りかかるが、まるで背後に眼があるかのように、必要最低限の動きで此れを避ける。



そして――――――



カウンター!?



早すぎる動きだったが、どうにか見えた部分は、弟君の攻撃をかわし、水刃を持ってる手を掴んでそのまま姉に向ける。


姉は弟君の水刃に怯んで攻撃できずに居ると、腕を捕まれた弟君を姉に投げ付け、姉弟共に壁へ向かってまっしぐら、一緒に壁に叩きつけられ、めり込んだ。


その際に弟君を庇う形に成ったのは、弟君への姉弟の愛情だろう。


弟君を巻き込みたくないのか、水葉は闇を纏わずにいるので、それだけでも戦力ダウンだ。


「完全見切りとカウンターか!? 厄介な……」


「千尋には見えたんだな? 俺の目には、気が付いたら吹っ飛ばされる二人が映ってたって感じだ」


「色んな強者と戦って来たからね。辛うじて見えた感じだよ」


僕の中にいる2柱の神様のお陰で、身体能力が嵩上げされてるのも、恩恵あるみたいだけどね。


「で、どうするよ」


「向こうがカウンターなら。カウンターが発動できない様な、攻撃なら良いのさ」


「カウンターが発動しないって言うと、カウンターをすり抜ける程、さらに早い速度の攻撃か!?」


「剣術の無い僕がそんな事出来ると思う?」


「……無理だわな」


「だったらやる事は一つ」


僕は腰のペットボトルを数本取り出すと蓋を開ける。


地底湖の水だと、向こうの水制御が掛かるかも知れないからだ。


「眼帯を外したからには、もうブレスは当たらんぞ」


「いいえ、ブレスではありません。これは術をかますんです!」


そう言って水の水素を分解し――――――


「何をする気だ!?」


圧縮着火!


水素(ハイドロゲン)爆発(エクスプロージョン)!!」


圧縮され着火した水素が大爆発を起こす。


もの凄い轟音と爆風が吹き荒れて、地底湖に張られた龍族結界をぶち抜いた!!


この場で、この術に耐えられるのは、術反射を持つ僕と、その胸の間に隠れるセイ。


同じく術反射が出来る八咫鏡を持つ水葉と、その背後に隠れる弟君が残るだけで


見える範囲には、一目連さんの姿は居なくなっていた。


生きているとは思うけど、龍族結界をぶち抜いた時に、天井が崩れ始めた為。その瓦礫に埋まったのかな?


そう思っていると、崩れた天井の隙間から、外の光が射し込んで来た。


「術が外まで貫通しやがったよ……」


「これでも加減したんだけどね。でもまぁ広域の爆発なら、カウンターも出来ないでしょ」


「そうだけどよぅ……もう少し、やり方が無いのかねぇ」


そうセイと話していると、崩れた瓦礫の中から、手が出て振っているのが見えた。


直ぐに駆け寄って、手を引っ張り上げると


「けほっ、けほっ! 黄泉まで堕ちると思ったぜ」


「じゃあ第二ラウンド行きますか?」


「いや、もう降参だ。気を使われたまま、ここまでされたんじゃな」


「そっちも気を使ってたでしょ?」


「ちょっと! 瑞樹千尋どういう事よ」


納得行かないと言う顔で詰め寄る水葉に


「壊れた処見てみなよ。街がある方は無傷だろ? 一目連様は最初から、僕らが街の方向に居る時は攻撃してなかったのさ」


「加減されてたって事?」


「そう言う事」


「千尋とか言ったお前も、街の方向へは攻撃してないだろ? 最後の術だって、崩れたのは街とは逆方向である、屋敷の裏手の方だしな」


「そっちの礼に準じたのさ」


向こうが不利になってまで護っている住人達へ向けて、広域爆破なんて出来ないもの



「ふふっ、気に入った!! 垂れ込み通りの簒奪者(さんだつしゃ)なら、二度と踏み入れられぬ様にしてやったのだが……街を護って戦うお前が、そんなわけ無いよな。オレは領主として街の者を護る責務があるが、千尋。お前はそんなモノないのに街を護ってくれた」


「別に僕は、2度と悲しい思いはしたくないだけです」


「過去で両親が死んだ事からの想いか……」


「どうしてそれを?」


「言ったであろう。この眼はなんでも見通すと。それは攻撃の軌道だけではない、心の中も少しだけなら見ることができる。それでも中に居る2柱の神が邪魔で、深層までは見えぬがな」


「心の中まで全部お見通しか……」


「まぁそのお陰で、まほろばの街に手を出す気が無いとも分かったのだがな」


「だったら戦わずに、上で眼帯を外せば良いのに」


「上には天照が居ただろう? あそこで手の内を見せる訳には行かなかった」


「はぁ~回りくどい真似を……そもそも僕は、まほろばの街に手を出しませんて。自分の護るべき北関東の神佑地でさえ、満足に護れているか分からないのに、これ以上管理地を増やしても仕方ありません」


「あぁ、今はもう分かったさ。ここでの戦闘だって、名目上戦うと言って出て来たから、戦っただけだ。それに四国の狸が噂をしていた、龍の希少種にも興味があったしな。まぁそう膨れるな、オレは負けは認めたんだ」


負けを認めている割には、余裕綽々で無精髭を撫でてでいる所を見ていると、勝った気が全然しない。


あの無精髭を剃ったら、人化を解いて龍へ戻った時、龍の髭が無くなるんだろうか?


龍の生態は色々と謎である。



「あと天照様達、天津神側の名誉の為に言わせて貰うと、地上を奪い取ったのではなく、国津神同士の争いで、地上が滅茶苦茶だったのを統治するために、大国主命の代わりに統制を買って出たんです」


神話の受け売りだけど……


「お前の言いたい事は分かるが、急に頭を抑えられて面白くないと思う国津神もいる。とはいえ、荒れてばかりでは、そこに住む人間や動物が困るのも問題だ」


「ええ。結果的に天津神の介入で、国津神同士の争いは無くなり、今の平和な世があるんですから、良かったんじゃないですかね」


「確かにな……だが、まほろばの街は、統治をちゃんと行っているのだから、天津神には渡さんぞ」


「それは、天照様も街を見て回ったので、十分に分かってますよ」


買い食いしながらね



「そうそう、今さっきお前が開けた穴があるだろ? そこから顔を出して外を見てみろ。良いモノが見えるぞ」


一目連様に言われて、瓦礫で埋まった地底湖から背伸びをして外を見てみると。


街とは逆側の景色が見て取れる。


丁度、一目連様が住まう屋敷の裏手に成る、その場所には――――――見覚えのある建物が建っているではないか


「あれは……女学院!?」


あれ? なんで幽世(かくりよ)に女学院が?


その不思議な光景に、目を疑わずにはいられなかった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ