表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
龍神の花嫁 八俣遠呂智編(ヤマタノオロチ)  作者: 霜月 如(リハビリ中)
6章 隠神刑部狸(いぬがみぎょうぶたぬき)と検体N
143/328

6-11 神酒造りは順調で


小鳥遊(たかなし)先輩を雅楽堂へ置いて戻った後。


瑞樹(みずき)神社の裏手で龍脈から出ると同時に、有村(ありむら)君が淤加美(おかみ)様に捕まり、何処かに連れていかれる。


なぜか建御雷(たけみかづち)様も一緒に着いて行ったので、かなりハードな修業になりそうだ。


おそらく相棒役の(たける)さんが、大学のレポート作りで忙しく、建御雷(たけみかづち)様は暇を持て余しているのであろう。


使役されてる犬神君も、主人の有村(ありむら)君も生きて戻れよ。



そんな中、香住(かすみ)はお昼何にしようか……と呟きながら神社の表へ歩いて行く。


香住のつくる御飯は美味しいので、何が出てこようとも外れは無いだろう。


最近また料理の腕を上げて、すぐにでも店を出せるんじゃ? と言うぐらいになっている。


あの五穀豊穣と穀物の神である宇迦之御霊様が、香住を専属料理人に欲しがるぐらいだし、相当な腕であるのは間違いない。


…………神様の料理人か、ちょっと肩書がカッコ良いかも。



残った僕ら龍族は、鬼族の案内で神社の裏手に建った醸造所……と呼ぶには立派過ぎるかな? 


醸造小屋が出来上がった場所へ連れて行かれる。


小屋と表現はしたが、それはお酒を生業としている、プロの酒蔵さんに比べたらの事であり。


燃えた木造廃校舎から出た廃材で造ったとは、到底思えない出来であるのは、大工の棟梁の腕が良いからだろう。



そんな醸造小屋のから少し離れた広い処で、オロチの壱郎君がバイクを弄っていた。


「もしもーし。ここは修理屋じゃないんだけど?」


「おう! 雌龍おかえり。いやなに、アパートの駐車場で弄ってたら、下階に住んでるオバちゃんが五月蠅くてよ。少し場所借りてるぜ」


そう言って何やらバイクのワイヤーを交換していた。


おそらく、昨夜の首無しライダー捕獲の時に、壊れたんだと思う。


遊びで壊したんじゃないんだし、今回は大目に見るかな?



しかし毎回思うんだけど、神社の境内までの石段をどうやって上るんだか……担いできたのかな?


人化しているとはいえ、中身はあの神話のオロチだし、力も相当強そうである。


しばらく壱郎君の作業を見て居ると、棟梁と大山昨神がやって来て――――――


「おう、帰ったか? ご希望の小屋が出来上がったぜ」


「先ほど中の温度を測ったら、米麹が発酵するには丁度いい温度だぞ」


そう言って小屋を眺めている一人と一柱に、僕は――――――


「じゃあ、いよいよ酒米を蒸して発酵させるんですね」


「そうさな、酒造りに入るか!」


「地酒ならぬ自酒とは、聞いてるだけで呑みたくなるな」


「はいはい棟梁、分かってますよ。出来上がったら棟梁にも、何本か持って行きますから」


「へへ、済まねえな千尋ちゃん。しかし、こりゃあ出来るまで待ってられねーや。おう! 壱郎の兄ちゃん! 今日仕事休みなら一杯つきあえや」


少し離れた場所で作業中の壱郎君が振り返り、オッケーっすと手をあげる。


日曜とはいえ、昼間っから飲むのかよ。


まぁ、呑んで酔っ払っていてくれた方が、オロチの心臓の心配をしなくて良いし、かえって良いのかも知れない。


そんな壱郎君に、神社の表から走って来る酒呑童子が――――――


「ご先祖様ぁ~、私の宿が見つかりましたよ」


「こら、抱き着くな! 相棒のバイクが倒れるだろうが! たくっ、やっぱりこの町に住むのか?」


「はい! 大工の棟梁さんの口利きで、南下出荘の202号室に決まりました」


「南下出荘って……ウチのアパートじゃねーか!! しかも202はオレの部屋201の隣!! 棟梁!?」


「いやぁ、すまんすまん。そこしか部屋が空いてねーって、大家が言うからよ」


「くっ! オレが引っ越そうかな……」


「おいおい、まだ住み始めて半年も経ってねーだろ? 2年契約だから、違約金とられるぞ」


「むっ? 違約金!? バイク買ったばかりで貯金が無いし。致し方ないか……」


壱郎君は悔しそうにバイクに手を置くと、オレにはお前が居れば良いさ。と呟いた。



そんな壱郎君を他所に、僕は棟梁に向かって――――――


「それにしても、201号室とか202号室ってアパートの2階ですよね? 普通なら真っ先に埋まりそうですが、空き部屋なんですか?」


「ん~。風評被害になるから、あまり言いたくねーんだが……ここだけの話、出るんだとよ」


「出るって……黒いカサカサ動く、台所の敵?」


「いや、幽霊って奴さ」


「…………僕には無理っす。絶対近寄れないわ。特に夜」


「なんだい千尋ちゃん。神社に住んでるのに、相変わらず駄目なのかい?」


「最近ハッキリ見える様になって、余計苦手に……」


「しまらねーな」


棟梁はそう言って笑っていた。


笑い事じゃねーっての……



まぁ、オロチの壱郎君も酒呑童子も神話の化け物だし、幽霊ごとき小者なんて、まったく気にしないのだろう。


もしかすると、部屋に現れた霊を捕まえて、晩酌の相手をさせてるとかもあり得る。


大家さんが、本物の化け物が住み着いて居るのを知ったら、卒倒しそうだ。


まさに知らぬが仏である。



さて、肝心の神酒造りだが――――――


僕は、醸造の神である大山咋神様の指示のもと、宇迦之御霊様に貰った酒米を洗米していく。


通常ならこの後、米に水分を吸わせる為。水に浸け置くという作業があるのだが、そこは水神のなせる業。水分を吸収しやすい様に変えて、大幅に作業時間を短縮する。


米が水分を十分吸った処で、蒸しに入るのだがこちらは大鍋……もちろん、御堂さんを解凍したのとは別に用意した新しい大鍋を火にかけ、湯気にて酒米を蒸す。


この蒸したお米は、外硬内軟(がいこうないなん)な状態にするのが、最高であり。


そこは水神の腕の見せどころ。水分調整を見極めて、神業で仕上げていく。



十分蒸し上がり、最高な状態の外硬内軟(がいこうないなん)な酒米を造り出した処で、自然に冷ませて製麹(せいきく)と言う作業に入る。


ここからは、醸造神である大山咋神様へバトンタッチをし、選手交代になった。


そう製麹(せいきく)とは、麹菌(こうじきん)を米に付着させる作業の事であり、日本酒の味を左右させる大事な工程なのだが、僕達に抜かりはない。何故なら、醸造の神である大山咋神様が居られるからだ。


大山咋神様が別途造って置いた麹菌を混ぜ合わせると、通常なら数週間から1カ月以上かかる発酵の工程を、醸造神の力で更に短縮する。


酵母、乳酸菌を加え。途中、発酵し盛り上がって来るのを、上手くこなしながら掻き混ぜていると、直ぐにアルコールの匂いが醸造小屋に充満する。


そんな発酵中のお酒の匂いだけで、酔ってしまいそうだ。



「よし、下ごしらえは終わりだな。あとは、糖分がアルコールに変わり、発酵し終わるのを待つだけだが……神業で短縮しちまうか? 出来るだけゆっくりな方が、味が良いんだよなぁ」


「ほえ~、それでも十分早いですって。ここまでの作業だってかなり短縮されてますよ。機械醸造よりも早いですもの」


「そうさな、人間が造るならここまでの作業だって1カ月以上は掛かるだろうよ。だが醸造神の儂が人間と同じでは、沽券に関わるわい」


そう言って、かっかっかっ! と笑う大山咋神様。


本当に、全工程を1週間で終わらせてしまいそうだ。



僕は臭いだけで酔っ払いそうなので、扉を開けて醸造小屋の外へ出ると、丁度香住がエプロン姿で、お昼ですよーと、声を掛けてくる。


「メニューは?」


「今日はカレーにしてみました」


「なぬ? 香住嬢ちゃんのカレーだと!? こうしちゃ居られぬ」


セイは、酒米蒸しに使っていた火の始末をして、神社の表へ走っていく。


食べる前に、ちゃんと手を洗えよな……香住のカレーは美味しいから、すぐに食べたいという気持ちも分かるけどね。



社務所に、御昼休憩中です。と手書きのプレートを出して、僕も居間へ向かう。


すでに、みんな席へ着いてカレーが装られるのを待って居た。



しかし、天照様だけは――――――



「こ、これは……食べ物……なのか?」


やっぱりなぁ、初めてカレーを見る神様はそう思うよね。


そもそも神社でカレーを御供えされる事なんて、まず無いだろうし。


セイ達も最初は同じ反応してたもの、仕方ないって。



そこへ、天神様が現れて――――――


「香ばしい良い匂いですね。ほほう、カレーですか?」


「菅原よ、この食べ物を知って居るのか?」


「もちろん知ってますよ、天照様。これはカレーライスと言って、1800年代後期に、仏教の国から西洋の商船によって、海を渡って持ち込まれたと言います。さらにこのカレーは、日本にて独自に改良を……」


「ええい、分かったから御託はもう良いわい。菅原がまず食って見せよ」


「構いませんよ…………うん、美味いです! これは私が昔食べたカレーより、美味しいですよ!! 何か秘密でも?」


天神様が、香住に問いかけると――――――


「実は、カシューナッツとヨーグルトを合わせてミキサーに掛け、それを入れてみたんです」


「なるほど、それがコクと成って美味さを引き立ててるんですね? うーん。これは食が進む」


「さすが天神様。学問、学業の神だし博識ですね」


「もう100年ぐらい昔の話ですが……私の神社にお参りに来た人間が、美味しいカレーが食べたいと願っていたのが聞こえましてね。学業の願いじゃ無いにせよ、カレーとは何だろう? という疑問が払拭できず、探し回わったんですよ。そうしてやっと見付けたお店でカレーを食べて、そこで存在を知ったんです」


いや~懐かしいなぁ。と言いながら、スプーンを口へ運ぶ手を止めない天神様。



学業の神様に、美味しいカレーが食べたいって……願う方も願う方だなオイ。


そりゃあ畑違いの願いをされても、天神様も困るわなぁ。


しかし、疑問をそのままにして置かないといった、知りたいという欲求こそが、学業の神と呼ばれる所以なのかもしれない。


そんな天神様も、珍しく……いや、初めてかも知れない。カレーのお代わりを、香住にお願いしたのだ。


「最近大所帯になりましたからね。鍋2つも作ってますから、どんどんお代わりしてください。ちなみに福神漬けは、千尋が作ったモノです」


するとセイが、空の器にお代わりを要求しながら――――――


「福神漬けはいいから、カレーをお代わり」


「いいからとは何だコノヤロウ、泣くぞ」


「冗談だよ。脇役だが、あった方が美味いし」


脇役で悪うございましたね。


後で福神漬け大盛りにして、主役にしてやるぞコノ。


そんな遣り取りをしていると、天照様がスプーンにすくったカレーを、口元に持って行ったまま固まっていた。


「無理をなさらないでください。駄目なら千尋が片付けますから」


「ちょっと、僕を何だと思って……」


そこまで言って黙ると、全員の視線が天照様に向けられているので、僕もその視線の先を追ってみた。


すると天照様はカレーを口へ放り込み、咀嚼しているようだった。


「……う、美味い。これは美味いぞ!」


「お口に合ったようで、良かったです」


スプーンが止まらない天照様を見ながら、御代わりはありますよ~と皆に声を掛ける香住。


鬼達も凄い勢いで食べているので、あっという間に大鍋2つが空に成ってしまった。



僕は香住に小声で――――――


「淤加美様は芋があれば大丈夫だけど、建御雷様と有村君の分はどうするの?」


「実は中鍋に残してあるのよ」


さすが香住、抜け目がない。


尊さんの分を御盆にのせて、レポートを書いている部屋へと運んで行く香住の背中を見送ると、全員に御茶を出してあげる。


御茶を啜りながら、鬼族のナンバー2である茨木童子が――――――


「千尋殿、少しお願いがあるのだが」


「僕に出来る事なら何なりと、棟梁と鬼さん達には、醸造小屋造りをして貰いましたしね」


「実は、ウチのお嬢が住む場所を決めましたので、引っ越しの荷物運びに、龍脈を使わせてもらいたいのです」


「酒呑童子さんから聞きましたよ。なんでも壱郎君の隣の部屋とか」


「そうなんです。物とかも通りますかね?」


「ん~箪笥みたいな大物じゃ無ければ、たぶんイケると思いますよ」


「運ぶのは我らがしますから、龍脈だけ貸して頂ければ大丈夫です」


「分かりました。醸造の方が終わったら……」


そこまで言うと、大山咋神様が――――――


「もう今日する事はないぞ。後は毎日様子を見て、掻き混ぜるだけじゃ」


なるほど、後は菌に委ねるって事みたい。



「じゃあ片付けが終わったら、引っ越ししちゃいましょうか」


うっす! と2メートル超えの鬼達が食器を持って台所へ向かう。


なんでも、美味い飯を貰ったから、洗い物はやります。だそうだ


けして狭いわけでない台所も、大男が4人も入ると、僕らは入る隙間も無かった。


鬼さん達に食器を洗って貰ってる間を利用し、カレーを持って神社の下に居る、荒神狼のハロちゃんに声を掛ける。


「ハロちゃん大丈夫? お昼食べれそう?」


『すまぬ千尋殿。筋肉痛なんて、情けない姿をさらす訳にいかないので、そこに置いてくだされ』


「カレーってイヌ科は食べれたっけ? 玉ねぎも入ってるし……」


『我は犬でなく狼です。しかも荒神……』


「ゴメン、そうでした。空いたお皿は後で片付けるから、食べたらそのままで良いよ」


『りょ、了解した……』


本当に大丈夫かなぁ。でもまあ……筋肉痛ならすぐに回復するか。


荒神だしね。



大工の棟梁は、壱郎君と待ち合わせの時間と場所を決めると、酒楽しみにしてるぜ! と言って帰って行った。


醸造小屋は本当に助かったわ。棟梁に感謝です。



セイと赤城の龍神さん達は、夜まで録り溜めたアニメを観に部屋へ戻った。


ニャロ~、引っ越し手伝う気なしかよ。


とは言え棟梁との呑み時間まで、壱郎君が手伝ってくれると言うし、他にも身長2メートル超えのマッチョの鬼が沢山いるので、僕の仕事は主に龍脈移動係である。


「えっと、K都府側の座標は? やっぱ昔話に出て来るように、丹波の大江山なのかな?」


茨木童子さんに尋ねると――――――


「そいつは大昔の事ですよ。今は市内でスポーツジムとスポーツ用品店を経営してます。ちなみに、今の話し方は営業用です」


そう言えば、鬼族四天王の熊童子さんも、インストラクターやってるとか言ってたっけか。


人目の付かない処を選び、K都市内へ龍脈を開けると、スポーツジムから色々なモノを持って来るが――――――


「ちょっと待った! バーベルとか北関東でも買えるから、わざわざ持って行かなくも良いってば」


「いやでも、お嬢は毎日筋トレしないと、すぐに肩が凝ってしまうんすよ……」


どんな筋肉だよ。


「ああっ! 金熊童子さん! なにそれ!?」


「これは石型アイロンす。これを熱して、平らな面でアイロン代わりに……」


「重っ!! 普通のアイロン使え!! 普通ヤツ!!」


そんな具合で、引っ越し作業と言うより、荷物の選り出しに時間が掛かり、移動する時には16時近くに成っていた。


しかも、移動先の北関東は、南下出荘と言う名の通り、本当に何か出そうなアパートだし。


「ねえ、茨木童子さん。本当に此処で良いいの?」


「お嬢が、御先祖様の近くが良いと聞かないもので、仕方ないのですよ」


霊とか苦手な僕では、絶対無理だわ。


古くて壊れそうなアパートを見て絶句している僕に、茨木童子さんが小声で――――――


「近々、私も近くに引っ越しますから」


そう営業用の丁寧語とつくりスマイルで言ってくるが、鬼の角と牙が見えている僕には、作り笑いが怖く映る。


こんなマッチョな鬼に掛かっては、幽霊も形無しでだな。


運び入れが終わると、契約の最終確認の為に茨木童子さんを残し、四天王はK都へと帰って行った。


今夜は引っ越し祝いだと、壱郎君と一緒に棟梁の元へ向かう酒呑童子と茨木童子。


僕も誘われたが、未成年だし断った。


それにこれから、小鳥遊先輩の様子も見に行かないとだしね。


3人の背中を見送った後、瑞樹神社へ戻る。


すると、久しぶりに姿を見た神木先輩が立っていた。


と言っても、数日前に病院へ運び込んだのは、僕らだけどね。


「千尋様。おかえりなさいまし」


「神木先輩! ただいまです。それにしても、今回は災難でしたね。お身体の方は?」


「お陰様で、検査結果も疲労だけでした。本当に、ご心配おかけしました」


そう言って、深くお辞儀をする神木先輩。


本当に無事で良かったわ。



「志穂! 遅いではないか!」


そう言って玄関から出てくる赤城の龍神さん。


「申し訳ありません龍神様」


「……う、うん。それで、もう良いのか?」


「はい。すっかり元気に成りました。またお世話をさせていただきます」


「そうか……」


それだけ!? もっと労ってあげればいいのに


じれったいので念話で――――――


『赤城さん、この後はセイと二人で行きますので、赤城さんは神木先輩と戻ってくださいな』


『しかし……』


『御堂さんが、逃げたまま野放しに成っています。また狙われるかも知れませんので、着いて居てあげてください』


『……そう言う事なら……』


素直じゃ無いな


「神木先輩も旅の疲れがたまって居るでしょうから、早めに帰って休むことをお勧めします」


「そ、そうだな。志穂、龍脈に乗るが良い。赤城に帰るぞ」


赤城さんは、神木先輩の為に龍脈を開けてくれて、また来ます。と言って一緒に帰って行った。


これで良し。



月が出るにはまだ少し早い、黄昏時。



夕ご飯を食べて、用意万端にし。小鳥遊先輩を援護に行きますか!



僕は、水とか色々用意をする為に、玄関を潜るのだった。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ