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一から始める友達作り  作者: アフロ先輩
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再会

一時間目、二時間目、三時間目の授業が終わり今、四時間目までの休み時間に入っていた。

洋一は違和感を覚える。

誰も話しかけてこないのだ。

決して洋一の存在を誰も気にしていないという訳ではない。その事には洋一も気付いている。

なぜなら視線は感じる。

一番後ろの席というのもあるのだろうが休み時間に入る度にクラスメイトからの視線は感じていた。

ただ誰も話しかけてきてはくれない。

いきなりの転校生にどういう風に話しかけていいのか分からないのかもしれないが洋一はてっきり向こうから話し掛けてきてくれるものだと思っておりこちらから特に行動に起こさなかったのだ。

実際、以前の転校の際には少なくとも転校したその日に関しては向こうの方から話し掛けてきてくれたのでこちらから何かする必要は無かった。

小学校と高校の違いはあるだろうがその違いがここまでとは思わなかったと洋一は今の自分の失態に気付く。完全に出遅れてしまったのだ。

清水に言われた言葉を思い出す。「最初失敗すると友達できないぞ」その言葉が頭を過ぎる。

四時間目の開始を告げるチャイムが鳴る。

洋一は授業に集中する事にした。


四時間目が終わった。

昼休みに入る。ここの学校は学食があるのでそこで食べることも出来るが転校初日で右も左も分からない洋一は教室で食べようと弁当を持ってきていた。

鞄を机の上に置き弁当を取り出し昼ごはんの準備をする。

母親の手作り弁当。

朝早く起きて作ってくれて有難いと母を想いながら準備をしてた洋一の前に人影一つ。


「私のこと覚えてる?」


その声はどうやら洋一に向かっていた。洋一は顔を上げる。


そこにはひとりの女の子が立っていた。



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