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金髪、青目の美人エルフに転生!  作者: 鏡田りりか
第五章  外国での冒険
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第六十五話  パーティー結成

 次の日、ギルドに行った。行くのに、ものすごく時間はかかったが。

 なにせ、人が集まる集まる。通していただけない……。


「もう! まだ疑ってる人がいる! 私のこと本物かな? って目で見てる人、いるもの!」

 エベリナはご機嫌ななめです。ジェイドがなだめようと必死だけど……。あんまり意味はないみたい。

 マリアが涙目でエベリナを見上げて、やっと収まった。


「それより、決めなくちゃいけない事、あるでしょ?」

「ん? あっ、グループの名前! どうしよっか?」


 あ、大丈夫そうだね。エベリナ、楽しそうなので。多分。

 まだ少し怒ってるかもしれないけど、マリアの事は大切にしてるから。あんな顔されちゃ、無理にでも気分を入れ替えて普段通りにするしかないのだろう。


「そっかぁ……。うーん、どんなのがいいかなぁ……」

「アストライアー……」

「アスト、ライアー?」

 マリアの言った言葉を、エベリナは首をかしげて聞き返す。


「ソニア様やマリー様の、パーティーの名前。無邪気、純潔の、女神様。ソフィは心当たりがあるのでは? 別名は、アストレア」

 ! アストレア、もしかして、トレア……。


「でも、一緒じゃつまらないよ?」

「じゃあ、アストライアーとよく同一視される、ユースティティア」

「長い? でも、綺麗ねぇ。そうする?」

 私たちは頷いた。すると、ジェイドがちょっと困ったような顔をした。


「私は、どうしたらいいでしょう?」

「え? なぁに? 知らないの? 悪魔がパーティに入るのなんて問題ないのよぉ」

「それとも、何か嫌? でもね、どうやら、アストライアーにも悪魔いたみたいなんだよ」

 あ、嬉しそう……。良かったぁ。じゃ、登録に行こう。






「えぇ、わかりました。では、こちらのカードに魔力を流してください」


 どうやら、私の国のカードと同じような仕組み。私の魔力で動いているから、私そのもの、とも言えるのだ。だから、記録も楽、ということか。当然不正もできないし。


「基本的には、こちらの魔物を倒していただくことで、賞金、という形になります」

 危険指定魔物……。なるほど。一週間で変わるらしい。当然、変わらない週もある。

「で、この5人でパーティが組みたいの」

「では、まず、個人のランクを決めさせていただきます」






 まずは私。というのも、みんなにソフィがいけ! と言われてしまったので。

 まあ、私が一番強そうだしさ。最初がカンジンですよね……。はぁ。期待され過ぎても困るんだけどなぁ。


 ランクはE~Sまで。場合によっては+や-もあるにはあるらしい。

「得意な属性の、一番強い魔法を撃っていただきます。当然、全てやっても構いません」

 ギルドの案内係の女の人が言う。

 なるほど……。全部でいいよね? と振り返ると、みんなに「見せつけてやれ!」と言わんばかりの目で見られていた。

「じゃあ、全属性やります。まずは……、そうだなぁ」


 順番は、火、水、草、雷、土、空でいいよね。じゃ、まずは大噴火《ラーチイラプション》か、猛火《ローリングフレイム》。

 猛火《ローリングフレイム》じゃ屋内だし、危ないなぁ……。全てに引火、ってなるだろうし。

 大噴火《ラーチイラプション》なら、上だけだし、いいよね。大噴火《ラーチイラプション》!


「え! えっと、大噴火《ラーチイラプション》?」

 女の人は驚いた様に炎を見つめる。でも、流石にみた事ないって訳じゃないんだね。すぐに技の名前を当ててくれた。

「はい。じゃ、次行きます」


 大滝《キャタラクト》か、死海《デススィー》。

 死海《デススィー》って、毒入ってるし、危ないんだよなぁ。まあ、抜くこともできるけど。

 でも、それじゃ意味がない。だったらこっち。大滝《キャタラクト》!


「きゃあ?! 大滝《キャタラクト》?!」

 数歩後ろに下がり、壁にぶつかる。結構怖がっちゃってるけど、大丈夫なの?

「はい。あの、次、いいですか?」


 草か。大森林《フォレスト》か、地獄草《ヘルプラント》。

 地獄草《ヘルプラント》の方がよく使うし、ここを森にしても……。地獄草《ヘルプラント》!


「地獄草《ヘルプラント》? って、ひゃっ!」

「やめなさい! 敵じゃないわ。ごめんね、呼び出して。さ、もどって?」

 意思があるんだった。危なっ! 気をつけないと、味方まで襲っちゃうかも。。女の人はもう宙に浮いていたし。


 雷に行こうか。怖いけど。

 雷雨《サンダーストーム》か、酷暑《インテンスヒート》?

 いや、雷といったら、雷雨《サンダーストーム》だろ! 雷雨《サンダーストーム》!


「あ! ま、待って!」

 何かと見ると、女の人は持っていた記録用紙を濡らしたくない様子。

 当然濡らすつもりはないけどねっ! 上手く操り、私と女の人、あと、見ていたジェイド達は濡れないように調整する。


 さて、次。土は大好き! どうしよっかな。

 緑石弾《エメラルドブレッド》か、硬石弾《ダイヤブレッド》。

 ここはよく使うし、綺麗な緑石弾《エメラルドブレッド》!


「緑石弾《エメラルドブレッド》!あわぁ、綺麗……」

 こらこら。綺麗だけど、当たったら死ぬよ? そんな見惚れてると、苛めたくなっちゃうし。

 まあ、そんなことはしないけど。目の前で止めたりしたら驚くのかな。


 最後、空。って、あぁ……。魔力? 少しずつ魔力を解放することで、派手な演出なしで全開にできることに気がついた。

 とはいえ、周りの魔力が濃くなるのは女の人が危ないから、使いながらじゃないとダメだけど。


 違う、空。地獄雨《ヘルレイン》か、大吹雪《ブリザード》。

 なんか水ばっかりやってる気がするし、大吹雪《ブリザード》!


「わ、寒っ……。て、え、すごい、全属性神級?!」

「は、はあ。そうですけど」


 魔力は足りた。ってか、前回にしなくても良かったかも。

 8000は使えるはずだったから、六属性×神級ってことで、6000。大丈夫。なんでこんな細工しちゃったんだろ? まあいいか。


「うぅっ、そんな馬鹿な……」

 何か言ったようだけど……。よく聞こえなかったなぁ?






 結局、ジェイドがC、リリアーナもC,エベリナ、マリアがBになった。

 え、私? それが、今、奥で大変なことになっているんだよ。


 本当は、最初はどんなに強くてもBまでらしい。それ以上はあげられない。

 でも、全属性神級となれば話は別。といった感じで大騒ぎ。わかるでしょ?


「あ、あの、特別でAに、しようかと……」


 みんながわっと歓声を上げた。みんな、というのは、リリアーナたちとかいう話ではない。ギルドにいる全員。みんな私と奥の人を交互に見て待っていてくれたのだ。

 別にだから何って訳じゃないし、そんなに目立つの好きじゃないんだけどね。まあ、それなりに対応をしておくか。


「あの、ありがとうございます。私、頑張りますので」


 平均で、パーティーランクはBだそう。ホントはB-ってとこか? まあ、いいけど。

「では、ギルドは世界各地にあります。あれば、よってくださいね」


 あ! 私の国に、ギルド、ないじゃん!

 まあいいや。とにかく、ユースティティア結成!

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