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『後朱雀院が丈六のプレスマンをおつくりになること』

作者: 成城速記部

今となっては昔のことだが、後朱雀院(※1)は、病が重くなりなさったとき、来世のことを大層不安に思し召しなさった。すると、御堂入道殿(※2)が、夢に出て、申し上げなさることには、丈六(※3)のプレスマン(※4)をつくった人は、子々孫々まで悪道に落ちることはないと申します。私は、多くの丈六をつくり申し上げましたので、極楽往生なさること間違いありませんから、お疑い遊ばしますな、と。これによって、天台座主(※5)の明快大僧正に御相談になって、丈六のプレスマンをおつくりになった。



教訓:丈六のプレスマンをつくってしまう道長の権勢たるや。


※1:第六十九代天皇。

※2:藤原道長

※3:一丈六尺のこと。一丈は十尺。一尺を三十センチメートルとすると、約五メートル。

※4:株式会社プラチナ万年筆が製造、販売する速記用シャープペンシル。五百円未満の価格帯で発売されている速記シャープとしては、国内販売最大本数を誇る(多分)。0.9ミリメートルの太さの芯を用い、ばねが入っているため、少々筆圧が高くても芯が折れにくいが、速記練習者は、筆圧を抑えることも練習のうちと心得るべきである。糸井重里氏が制作したスーパーファミコンソフトMOTHER2の発売ポスターにも映り込んでいることで知られている。

※5:延暦寺の最高僧。


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