壁ドンからのキモい台詞6
「やめて!? この唇は、あなた様に捧げる唇じゃないの!? この唇は、逞しい筋肉の日大先生(汗臭体育教師)のモノなのっ!?」
「初めては、体臭から激臭を放つ、日大先生のタラコ唇がいいのっ!?」
「心も身体も熱く感じるのっ!? 日大先生を思うだけでっ!?」
口の端が釣り上がった友千が哄笑して、咲叶の顎を指でもう一度持ち上げて、
「あんなのに負けるとは、俺様、どうしてもキミの唇を奪わなければいけないらしい。初めては俺様と、求めあうような熱いベーゼをキ・ミ・に・捧げたくなったな?」
「初めてを俺様に、奪われろ・・・・・・!」
友千が唇を近づけて目をくわっと開き、咲叶の目を見詰める。
キメええええぇっ!? 吐き気を催しそうになるが、私は演技を続ける。
「やめてっ!? あなたがいくらあたくしの唇を奪おうとも、心は奪えないわっ!?」
「もう、遅い! 俺様が、キミを狙ったんだから——」
彼女は、抵抗する私の手を掴み唇に標準を定めた。
「心も身体も熱く感じるのは、俺様の唇と身体だけ・・・・・・」
「分かっているんだ。俺様から逃げようとするフリなんて、キミは俺様に気があるのか?」
「あんなのに興味を持っているとか抜かして、俺様に、嫉妬して欲しいんじゃないか?」
おえええぇ!? 友千が本気になるとここまでキモくなるのかっ!?
「何しているんだっ!? そこのキミっ!?」
「あわわわわっ!? そこの生徒二人何をしているんだっ!?」
「何をしているかだと?」
「この筋肉だけが取り柄のゴリラ教師が! 体臭が部屋干しのタオルの臭いの癖に! 邪魔はしないでくれるか?」
「誰の事を・・・・・・、若丸先生、臭いますか? 僕・・・・・・」
「ええ。臭います・・・・・・。部屋干ししないでください。服は外で干してください」
「部屋干しなんてしていないですよっ!?」
タンクトップを摘まんで臭くない、と主張する日大先生。
可哀想に・・・・・・、友千弄り過ぎだよ。
友千は、咲叶に壁ドンしながら先生たちに振り向き不敵な笑みを零す。
「俺様のハーブの香りを放つ、この身体が腐る前にとっとと失せな?」
「己っ!? この、女性を惑わせるようなフェロモンの、36歳独身穢れを知らない未経験の新造によくもっ!?」
「「童貞かよっ!?」」
若丸先生と友千やめてえええぇ!? 本人いい人じゃないっ!? なんで否定的なのっ!?
「「魔法使いかよっ!?」」
お前らもじゃアアアァ!?
日大先生は、木の陰に隠れていた大輔たちに勢いよく振り向いた。
「好きな人に初めてを捧げようとするのは素敵ですよ! いい人じゃないですか!」
涙目になっている日大先生を励ました。
「脅しの材料にいいな、この新情報は」
「だが、彼は男の鏡でもあるな。男の中の男だよ。いい先生がいたんだな。でもこれは、脅しに使えるな・・・・・・」
お前ら脅しに使おうとするなあああぁ!?
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