壁ドンからのキモい台詞5
「じゃあ、いくよ?」
友千は覚悟を決めた真剣な表情で、咲叶にもう一度壁ドンをする。
強く壁に叩き音を鳴らして、先生たちの意識を私たちに向ける。
「こういうのは人生で、一回、限りだからね?」
「ありがとう。友千」
「キメてやるわよ? 友千の演技力を、とことん見せてやるわっ!」
「む? そこに誰かいるのか!? 授業中だぞっ!」
「こらあああぁ!? そこにいるのは誰だっ!?」
胸を張って身体を大きく見せながらズンズンと足音を立てて、体育教師が先頭にたって近づいて来た。
ハゲ若丸が、体育教師を壁にしながら近づいてくる。
「来た! 友千やって!」
友千が、咲叶の顎を指で持ち上げて、
「始めるよ?」
「吐き気のするキモイ台詞だよ? 出来る?」
「出来るよ? 俺様を誰だと思っているんだ? キモイ台詞なんて、三度の飯より好きで朝飯前にもしているぜ? 俺様の大好物を前にしてやらない、損した馬鹿になりたくないんでね?」
「俺様が考えているのは、この唇を、いかに堪能するかだぜ?」
「俺様に、唇を奪われると、二度と、俺様から離れようとは思わないぜ?」
「キミの唇は今日、俺様に奪われるの、確定な?」
友千がキャラになり切った目で演技を始める。
音を立てて大きく舌なめずりをしている友千を見て、吐き気がした。
キモイな~。咲叶は、友千に大好物と言われて鳥肌が立った。
あと、『確定』って言わないでよ!? 寒気がするのか、ぶるっと身を縮こませた。
木の陰では晴太が撮影を開始した。
大輔も撮影を始めてニヤニヤ笑っている。
大輔は後で殺さないとな?
咲叶は目線を彼らから友千に変えて、苛立ちを隠し脅えた表情に変えて演技を始める。
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