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キミが空を飛ぶならば!  作者: 白桜有歩
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股間は男の第二のハート

「死んだかな?」


 股間を押さえて胎児のように丸まった彼を見て、友千は心配して、咲叶に、


「死体を触りたくないから、咲叶触って?」


「なんでよっ!?」


「大丈夫だ。大はゴキブリみたいな生命力の持ち主だ。死んではいない。その証拠に——」


 晴太が、大輔の股間を軽く蹴った拍子に、身体がのけぞり彼は息を吹き返した。


「蹴っちゃいけないよ!?」


「もし死んだらどうすんの!?」


「大丈夫だよ。大の股間は第二の心臓なんだよ? だからいまの心臓マッサージってやつさ」


「普通、変態どもが言う股間にある臓器って脳じゃないの?」


「違うな、男の中には股間がハートって考えている連中もいるんだ」


「なんで?」


「男はな? 女性の性格を好きになったりすると、股間が勃つ人種もいるんだ・・・・・・」


「これぞ・・・・・・、一目ぼれしたときの現象でな? 大は中学生の頃からこんなんだった」


「つまり、ともっちもアリでは、と彼の第二の心臓が彼に教えているんだ・・・・・・」


「最低・・・・・・っ!」


「最低だわー」


 股間は心臓だったのか・・・・・・男子の股間を蹴るなというのはそう言う事か。


「受け入れてくれっ!? これが男子なんだっ!?」


「邪魔すんなっ!? こいつの金玉を使い物に出来ないようにしてやるっ!?」


 鼻息を荒くして怒りで興奮状態の友千は、大輔の大輔を踏み潰そうとして亡き者にしようとした。


 晴太は、大輔の股間に覆いかぶさり、友千が、大輔の股間を踏み潰そうとするのを阻止する。


「いますぐにゴキブリを殺処分して大輔の子孫を根絶やしにしてやるっ!?」


「やめろおおおぉ!? ともっち!? 大はまだ自分自身でしか慰めていないチェリーボーイだぞっ!?」


「要らねーんだよッ!? こんな男の股間はこの世になっ!? いますぐに潰させろっ!?」


「コンドームを買う必要もないわっ!? 玩具相手でも嫌われているクズがよおっ!?」


「コンドームの会社が番組のスポンサーだったら、こんな男の子供は要らない相杖あいづえコンドームと、御覧のスポンサーの提供でお送りしていますってテレビで広告流すわっ!?」


「許してやってくれっ!? ともっち!? 大!? 分かってもらえないなんて悔しいよなっ!? 悲しいよなっ!? 憤りを覚えるよなっ!? 辛いよなっ!? でもな? 俺が傍でお前を守ってやるからなっ!? 確かな友情が俺らにあるからなっ!?」


「子孫が残せない悔しさはモテない男たちが持つ苦しみだっ!? 『好きな子との間に生まれた子供が欲しい』って大、夢語っていたもんなっ!? 絶対にお前の夢を、こんなところで終わらせないからな!? 絶対に大の股間を死守するっ!?」


「絶対に潰してやるっ!? こんなゴミクズなんかっ!?」


「こんなところで終わらせるかあああぁ!?」


 目の色を変えた晴太は、大輔の前に立ち両手を広げて、


「絶対にここを通さないっ!? この先には友の金玉が怖くて震えてんだっ!?」


 大輔の股間を見ると、股間がズボンを押し上げていたのが大人しくなっておりなぜか振動していた。


「大傘・・・・・・、お前、お前まで股間を潰されるかもしれないんだぞっ!? 逃げるんだっ!?」


「嫌だっ!?」


「お前・・・・・・、怖くないのか? 股間を潰されるという事は!? 死んでくれといわれているようなもんだぞ・・・・・・!?」


 晴太が、大輔に振り返って、


「例え、お前がライバルだとしても、俺は、やっぱり、大を、見捨てたくねえんだわ・・・・・・!」


「大傘、お前・・・・・・っ!?」


「気にすんなよ? 俺らは、ちゃんと、友情っていう確かな輝きがあるんだからさ?」


「(クソみたいな輝きは要らないけど・・・・・・)」


 咲叶がボソッと呟いた。


 彼らは感極まって涙を流して笑顔で、


「お前、変わんねえな、そういう所・・・・・・」


「ふんっ。抜かせ・・・・・・! 股間が素直な大に言われたくねえよ? 正義感を持つのは俺も、大も同じだよっ!」


 クソみたいな友情が芽生えた瞬間を見た。


朝に、『キミが空を飛ぶならば!』を読んでくれてありがとうございます! そして、おはようございます!


昼に、『キミが空を飛ぶならば!』を読んでくれてありがとうございます! そして、こんにちわ!


夜に、『キミが空を飛ぶならば!』を読んでくれてありがとうございます! そして、こんばんわ!


寝る前に、『キミが空を飛ぶならば!』を読んでくれてありがとうございます! そして、お休みなさい! いい夜を! いい朝を迎えて楽しい一日をお過ごしください!

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