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キミが空を飛ぶならば!  作者: 白桜有歩
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母には何も出来ない子の苦しみ

 咲叶の母、愛子あいこは、リビングで椅子に座り、飾っている家族写真を手に取り俯いていた。


 どうしても、咲叶に愛をあげられない。


 アタシと同じ血をしたあの子に、酷い言葉を吐き続けた。


 酷い言葉しか浴びせていない。


 あの子の一生分————すべてに優しさをあげたことが無い!?


 アタシが幸せを望んであの人と結婚したから、咲叶たちを産んだから——全員が不幸になった。


 幸せを望んだせいで、全員が首を括る家庭という名の絞首刑台。


 アタシの血が入っているばかりに、あの子たちに不幸を背負わせた。


 何十年も悩みに悩み、お父さんに出会い幸せを求めて結婚した。


 幸せいっぱいで満たされると思った。


 みんな笑顔で過ごして人生を歩むと思った。


 結婚は人生を変える。


 どういう家庭が幸せか? 決まっている。苦しまなくて済む、笑顔が絶えなくて幸せいっぱいで愛が溢れる家庭だ。


 いいも悪いも、アタシとお父さんの血で子に遺伝として能力、幸せなどを得る。


 親の血は、子にとって望んで得る訳ではない。


 望めないのだ——どうしたってアタシたちの血は、子に遺伝する。


 どう足搔いても、どうしたって望んだ形で子は産まれない。


 それが試練なら子は受け入れるだろうか?


 ——否、子は地獄を見るだろう。


 親を憎むだろう。


 呪うだろう。


 恨むだろう。


 親が死んでも子は生き残る。


 たった一人で。


朝に、『キミが空を飛ぶならば!』を読んでくれてありがとうございます! そして、おはようございます! 


昼休憩に、『キミが空を飛ぶならば!』を読んでくれてありがとうございます! そして、こんにちわ!


夜に、『キミが空を飛ぶならば!』を読んでくれてありがとうございます! そして、こんばんわ!


寝る前に、『キミが空を飛ぶならば!』を読んでくれてありがとうございます! そして、お休みなさい! いい夜を! いい明日を!


次の作品は読み手を選びますので気を付けて。

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