彼女の背中を見ておきながら15
今回も読む方を選びますので注意を。
教室に入るとスピーカーどもが、痺れを切らしていた。
『何話していたんですか? 先生! 早く小道具担当決めましょうよー!』
『あたいらは待つのは苦手なんで』
言いたいことをべらべらと、舌が何枚あるんだ?
一度に何個も文句を言っているように聞こえる。
自己主張が激しい彼女たちは、言いたいことを捲し立てる。
彼女たちの声で不満は募り、ギシギシと悲鳴を上げる心臓。
彼女たちの罵声に、咲叶たちが埋もれていく。
周りの音が聞こえないぐらいに彼女たちの声が響く。心臓がギシギシと痛み、心の叫びまでも埋もれてしまう。咲叶たちを否定するかのように彼女たちは、言いたいことをスピーカーの如く教室に反響させる。
友千も言いたいことがあるのか、限界だ、と言わんばかりに手が震えている。
佐川先生は、咲叶たちを見守っている。
だが——
『『ごめん。早くじゃんけんしよう』』
佐川先生の期待に応えられなかった。
彼は頭を片手で支えてため息を付き、
『お前らその辺にしておけ』
『はーい』
『これだから陰キャは』
『なんで怒られなきゃいけないのよ』
じゃんけんをした結果、咲叶たちと彼女たちは、小道具担当に選ばれた。
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