こんな桃太郎はもっと嫌だ
桃太郎たちは鬼ヶ島に向けて小舟で漕ぎ出しました
猿は思いました。あのキジ美味そうだな
猿はすきを見てキジを捕まえると羽根をむしりだしました。たまったものではありません。キジは大騒ぎ「ケーンケーン」
それを見ていた犬は「あのエテ公め、俺が狙っていたキジを!」そして横取りしてやろうと猿に襲いかかり大喧嘩になりました。キジはこの隙になんとか逃げようと大暴れ。
小舟の上で大暴れなのでたまったものではありません。桃太郎も巻き込まれ、引っ掻かれるわ噛まれるわ突かれるは。みんな揃って大怪我を負ってしまいました
鬼ヶ島にたどり着いた、というより漂着したら一匹の鬼が目を丸くしていました
「お前らひどい怪我だな。オラの病院に来い。治療しないと死んじまうぞ」鬼の病院に連れて行かれました
治療を終えた桃太郎たちは鬼退治に来たことを忘れて頭を下げます。
「「「「ある難うございます。この御恩は・・・・」」」」
「礼よりこれ!」請求書を差し出しました
「「「「なんじゃこりゃー!?」」」」とても払える金額じゃありません。
治療費を払えない桃太郎たちは、島で奴隷のように働かされ、いつまでも不幸に暮らしましたとさ
シリーズ初の死者なしです