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エピローグ

 ――研究所敷地内。


 任務を終えたキリヤと優香は、特別機動隊『グリム』の部屋に向かって歩いていた。


「今回もなかなかハードな任務だったね」


 優香はそう言いながら、キリヤの隣で背伸びをしながら歩いている。


「そうだね……優香のフォローがなければ、どうなっていたことか……」


 キリヤはため息交じりで、優香にそう答える。


「キリヤ君あっての私なんだから、そんなに気落ちしないでよ! 私たちは二人で一つのチームなんだからね」

「ありがとう。そう言ってくれると嬉しいよ」

「でも無線を使いながらの任務って、なんだか特別機動隊って感じで楽しかったね!」


 優香は楽しそうに、そう言って笑っていた。


「あははは。僕は慣れるのに時間がかかったけどね……」


 それからキリヤたちは『グリム』の本拠地である隠し部屋に到着した。


「そういえば、今度大きな任務を任せるかもって所長が話しているのを聞いたよ?」


 優香は秘密扉をカードキーであけながら、そんなことを言っていた。


「大きな任務……?」

「ええ。今、追っている中で一番大きな任務って言ったら……」

「『ポイズン・アップル』?」

「そう」


 キリヤたちは以前にこの『ポイズン・アップル』の事件に関わっていたことがあった。当時はまだ学生だったキリヤたちは、その一部しか知らなかったが、今後はその事件のことを追求していけるのかもしれないと思った。


 キリヤがこの特別機動隊に入ろうと思ったきっかけの一つが。その『ポイズン・アップル』の事件だった。


 この特別機動隊に入ってから、一度もその話題に入れてもらえることはなかったけれど、ようやく僕は『ポイズン・アップル』を追える、かもしれない――。


 そんなことを思いながら、キリヤはミーティングルームに向かった。


 そしてキリヤたちがミーティングルームに着くと、所長と神奈月の姿があった。


「おかえり。君たちが来るのを待っていたよ」


 所長は笑顔でキリヤたちにそう言った。


「それで、次の任務なんだが――」




 そしてキリヤたちに新しい任務が言い渡される。

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