{第一話} いつから異世界が存在しないと錯覚していた?
3話になりました暇つぶしとはいえ、書いている僕自身もなんだかわくわくしてきましたw
※この作品?は僕自身の自己満と暇つぶしで書いた素人の作品です。
そのあたりを踏まえて頂いた上で暖かい目と心で読んで頂けると幸いです。
電車に乗り揺られること約2時間。
同じ県のため、そこまで時間はかからないし電車で行ける。
もちろん乗り換えは無い。
田舎だからなw
もちろん電車内はガラガラ。
田舎だからなw
最初は家々が窓から見えたが、今は森と畑ぐらいしか見えない。
少し雪が積っていて上着を着ていても少し肌寒い。
そんな田舎にじいちゃんの家はあった。
電車を下り駅から出ると、じいちゃんが手を振っていた。
「やあ、今年も来たよ」
「遠いとこからよくきたな」
「そんなに遠くないよ」
「そうかw」
今度は車に揺られる。
20分ほど車に揺られていると家が見えてきた。
久しぶりのじいちゃん家だ。
中に入り上着を脱ぐが室内なのに肌寒い。
「外は寒かったろうさぁ、ストーブが燃えているから温まりなさい」
最近ではめずらしい薪をくべるタイプだ。
そんな薪が燃える火を見つつパチパチと言う音を楽しみながらしばらく温まっている事にした。
「晩御飯ができたぞ」と、おじいちゃんに呼ばれた。
晩御飯を食べ終わり、テレビを見ていると京一おじさんが帰ってってきた
「お、来てるのか」
「来てるとも」
「少し、話しがある」
「話しって?」
「ここじゃなんだし、俺の部屋で話そう」
何度もこの家に来ているがおじさんの部屋に入るのは初めてだ、少しわくわくしながら部屋に入ると、よくわからない文字で書かれた本やよくわからない道具?なんかがたくさん置いてあった。
「これって、おじさんのものだったの?」
「そうだ、知らなかったのか」
「まぁ、座れ。のんびり話したいからな」
「う、うん」
どうせ、またPCの話しか?それともアニメの話しか?
そんなことを考えながら、おじさんとオレは机を挟んで向かい合って座った。
おじさんはコーヒーを入れ角砂糖をポチャンと一個入れた。
「昌、今年で何歳になるんだっけ?」
「16歳だよ」
「12月生まれだから、なったばかりだな」
まさか、誕生日ブレゼントの話か?
「オレが行った歳より若いがまぁいいか」
「なにが?」
「あの世界に出会い、あの世界を冒険した時のことさ」
そう言うと、おじさんはカップを机に置き両肘を机に付き手を顔の前に組んだ。
まるでどこかのサングラスを掛けた指令みたいだ。
「あの世界?」
「なんの事だ?」
「あぁ、たしか昌は異世界物のアニメが好きだったよな?」
「好きなんてもんじゃない、大好きさ!異世界に行ってみたいと思うほどにね」
やっぱりアニメの話だったか...
「そうか、昌ならそう言ってくれると思っていた」
「でも、どうして?」
「実はな、異世界は存在するんだよ」
「は?」
「ほんとに?」
ん?ついに現実との区別が付かなくなる領域まで行ってしまったのか?
「あぁ、本当さ」
「昔、昌が小さいころあの蔵に入ったことがあっただろ」
「うん、でも倒れちゃってあまり記憶が無いけどねw」
断片的にはうっすらとなら覚えているがな。
「仕方ないさ、まだ小さかったからな」
「どういうこと?」
「実は、あの蔵から異世界にいけるんだ」
「嘘だろw」
「いいや、本当だ」
「いやいやw」
「それを証拠に、この部屋には沢山あるだろ?」
「昌が知らない文字で書かれた本や道具が」
「それが何だっていうのさ」
「まさか...」
「異世界の文字だ」
「なん...だと...」
「しょう、お前も異世界に行ってみたいと思わないか?」
「もちろん行きたいにきまってるだろ」
「何度妄想や夢で見た事か!」
「そうだろう、そうだろう」
「俺もだよ」
「その世界には魔法はあるの?」
「もちろん」
「エルフは居るの?」
「もちろん、いろいろな種族が存在する」
「マジか?!」
「当たり前だろ、異世界だぞw」
「しかし、危険がいっぱいだ」
「モンスターか」
「そうだ、そのモンスターと戦う武器をあげよう」
「まぁ、危険なのはモンスターだけではない」
「どちらかといえばそっちの方が危険だ」
ソファーからおじさんは立ち上がり、棚をあさり置くからカギの掛かった小さなジュラルミンケースを持ち出した。
「剣か?それとも、杖か?」
「あのサイズには入らないか」
「これだ、ほれ」
おじさんはジュラルミンケースのカギを開けフタを開けた。
「なにこれ...」
まさかの変わり者はじいちゃんじゃなくておじさんでしたw
異世界物のジャンルに入っているのに3話になっても異世界に行かないというあり得ない展開ですw
そのため、いつ何話で主人公のしょうを異世界に行かせるのかだんだんタイミングが無くなってきているのに不安を感じつつ、楽しみながらかいております。
※あくまでこの作品は僕自身の自己満と暇つぶしでかいた素人の作品です。そのあたりを踏まえたうえで温かい目と心で読んでいただけると幸いです。