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宵の文目  作者: けら をばな
第一話 「世の中に、純粋に生きたいと思って生きている奴がどれ程居ると思う?」
3/51

 ナイフを両手に持つ紫髪の少年は、扉をくぐった。

 その先にあったのはまた扉だった。

 その扉をくぐってみれば、また扉が現れた。

 何枚も何枚も続く扉。呆れたように立ち止まる。しかし、ふうっと深い溜息の後、また扉をくぐる作業へと戻る。

 少年は諦めていた。その扉の向こう側に広がる光溢れる光景を、心に描くことをやめてしまっていた。ただ惰性的に扉をくぐり続けるだけだった。そしてこれからも扉をくぐり続けるだけだった。

 どうせ変わらない未来しか自分には用意されちゃ居ないんだ。

 しかしながら少年の予想とは反して、突如、心の準備もさせてもらえないまま、彼の体は眩しいくらいの光に包まれた。


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