「惚れさせたのはあなたでしょう?」
空賊が引き起こした一大騒動の翌日。エリーゼは、国立第四魔法学校の本校舎の病室に居た。ジョンとモニカは、別々の病室で、共に眠っていた。
モニカの病状は思ったより深刻だった。生身であんな出来事を体験したのだから仕方ない。ジョンもジョンで、肉体の方に外傷は無かったものの、精神面で相当な無理をしていたようだ。アレステッドの剣に腹を貫かれてもなお立ち続け、エリーゼにより鎌でその身体を切り裂かれたジョン。その前には爆発にも遭っている。あの戦闘が終わってから、ジョンは、一種の気絶のような状態に陥ってしまった。命に別状はないというが、無理に起こすこともないだろう。
ジョンの意識について、エリーゼは学校専属の医師から、じきに回復するであろうということを告げられた。故に、こうしてジョンの寝る病室で、目覚めを待っているところだった。
ジョンの寝るベッドの傍らの棚には、ザックが置いていった手土産のフルーツ山盛りと、ナターシャが置いていったグラビア雑誌がある。ナターシャが何を思ってこれを置いていったのかは分からないが、彼女なりの気遣いなのかもしれない。どこか抜けているというか、おかしな子だ、とエリーゼは思った。いや、おかしな子、というよりは、律儀な子という方が正しいかもしれない。どちらにしても有難迷惑だ、とジョンは言いそうである。
エリーゼは暇つぶしに、そのグラビア雑誌を手に取り読んだ。……まあ、なんというか、胸や尻がやたらと強調された写真がそこかしこにあった。
「……なんて下品な」
エリーゼはそう呟いたが、ページを捲る手は止まらなかった。へえ、男ってみんなこんな子が好きなんだあ、ふーん、と、侮蔑の念を胸中に渦巻かせた。
「……別にいいし。顔では勝ってるし」
エリーゼは捨て台詞を吐いて、グラビア雑誌を棚に放り投げようとした。――が、しかしそこで、ふと、一通の封筒が雑誌のページに挟んであることに気付いた。エリーゼは中身が気になって仕方がなかったが、「ジョン・アークライト様」と妙に達筆で書かれていたため、エリーゼは渋々その封筒を元のページに挟み、棚の上に置いた。
そしてまた、空白の時間が到来する。エリーゼは、温かい日差しを背中に浴びつつ、ゆっくりと時を待った。
それからしばらく経った頃、病室の扉が開き、誰かが入室してきた。エリーゼはその人物が誰かすぐに分かった。
「あら、リクトじゃない」
「エリーゼ、君か。ジョンはどうなっている?」
「まだ眠ってる。先の戦闘がだいぶ堪えたみたい」
「……そうか」
普段のように憎まれ口を叩くこともなく、静かにジョンを見るリクト。その表情には、どこか慈しみのようなものが含まれていた。……エリーゼが、その微妙な感情の揺れに気づくことはなかったが。
「……まったく、お前というやつは。私はブルーハーロンの火を持って来いと言ったんだ。ブルーハーロンを丸々持って来いなどとは一言も言ってないぞ」
「そういえば、ジョンってば、貴方に言っていたわね。火だろうが尻尾だろうがまるまる一頭だろうが持ってきてやるよ、って。……本当に、実行しちゃうなんてね」
エリーゼはリクトを睨み付けて言う。
「……まさか、それを理由に同好会の設立を却下するだなんて、愚昧で浅薄なこと、言わないわよね」
「私はそこまで愚かな人間ではない。ブルーハーロンを持ってくるということは、即ち、私が課した『火』を持ってくるという課題に合致している。……それに、そのカンテラの中で、まだ火は燃えている」
「……これね、ジョンが空賊の船へ特攻するときに、私に託したものなの。凄いわね、まだまだ燃えているんだもの」
「どのみちそれがある以上、同好会の申請は認めざるを得ないだろう」
「だいぶ不服のようね」
「当り前だろう」
エリーゼはリクトの態度に苦笑した。たぶんこの男は、本当に忌々しく思っているのだろう。ジョンが、彼が与えた、1年生には不可能だと思われる課題の、更に上を行く偉業を成し遂げたことを。リクトの悔しげな顔がエリーゼの嗜虐心をくすぐった。
「あ、あと」エリーゼがリクトに問う。「モニカは、いつ故郷へ帰すの? 目が覚めて、それから事情聴取して、そのあと?」
エリーゼは今後の予定を立てる風にリクトに問うが、対するリクトの反応は冷ややかだった。その視線は、エリーゼに対して憐憫を抱いているようでもあった。リクトは言う。
「……彼女は、モニカは、ここに残ってもらう。故郷へは帰さない」
「……えっ?」
エリーゼは、耳を疑い、そして聞き返した。
「……いま、なんて」
「だから、言っているだろう。彼女は故郷へ送り返さない。ここで我々に従ってもらう」
「なん――でっ……!」
エリーゼは瞬間、怒気を滾らせて、椅子から立ち上がり、リクトに詰め寄る。
「なにバカなこと言っているの!? あの子を利用しようって言うの!? せっかく故郷へ帰るために、死に物狂いでここまで来たのよ! よくもまあそんな軽々しく、彼女の気持ちを踏みにじることが出来るわね‼」
エリーゼの鬼のような形相にも、リクトは怯まない。かえって煽るように言う。
「なんとでも言え。これは学校が採択した決定事項だ。拒否権は無い。誰にもな」
リクトも、次第にその語調を強めていった。
「アレステッドがなぜ、彼女を殺そうとしたか分かるか? 手に入れられぬなら、殺してしまおうなど、普通であれば思わぬだろう? それほどまでに、彼女の存在は、――その能力は、強大なのだ。……貴様が何を言おうと、どんな手を尽くそうと、彼女は故郷へは帰さない。この学校が保護した以上、我々の決定に彼女にも従ってもらう。彼女を解放したくば、この学校を変えることだな」
「……狂ってる……!!」」
エリーゼは歯を剥き出して、怒りを露わにした。なんだ、この学校は。これでは空賊と同じではないか。ここも所詮、彼女の「龍と話せる」という能力に目を付け、保護したに過ぎない卑賤な連中の巣窟なのか。エリーゼはただひたすら嘆いた。なぜ自分は、このようなつまらない学校に入学してしまったのだろうと。エリーゼはリクトに刃向う。
「……分かった。貴方がその気なら、私は力づくでもモニカを故郷へ帰すわ。どんな手段を使っても! モニカがそう望む限り!」
リクトは、エリーゼの気持ちが本物であることを悟り、深く、深く、ため息を吐いた。
「……エリーゼ、君はモニカをどこへ送るつもりだ?」
「どこって……、さっきから言ってるでしょう、故郷に決まってるじゃない」
「その故郷はどこだ?」
「ヴァルネアのミゾンプールよ。それがなにか?」
「ミゾンプールはどこにある?」
「どこ、って……西大陸の左上あたりでしょう。ヴァルネアっていったら」
「本当に、そこにミゾンプールがあるのか?」
「あるに決まってるじゃない。私、昔、社会科の資料集で見たわ。正確な位置は覚えてないけれど、確かにヴァルネアには、ミゾンプールという地区がある。それがどうしたっていうの‼」
エリーゼが語気を荒げてリクトに告ぐ。リクトは、エリーゼの言葉を聞けば聞くほど、その表情を暗くしていった。そして。リクトが、ボソリと呟く。
「――んだよ」
エリーゼにはその言葉が聞き取れなかった。リクトは改めて、エリーゼに言う。
耳を疑うような、衝撃の事実を。
「……無いんだよ。ミゾンプールはもう、無いんだよ」
「――え……?」
エリーゼは、顔を真っ青にした。
「それって……どういう……」
リクトとしても、語るに忍びない内容の様で、その口調からはいつもの気迫が感じられなかった。
「……正確には、ミゾンプールという『場所』は残っている。だが、ミゾンプールという『国』はもう、機能していない。滅びているのと同じなんだ」
「なに、それ……」
「……平和な国だった。社会保障が充実しているヴァルネアの中でも、ミゾンプールは群を抜いて優しさに溢れた地区だった。……だが、そこに隣国が攻めてきたんだ。空賊はもちろん、他の武装集団も我先にと介入してきた。ミゾンプールはそれにより、国土を悉く蹂躙された。緑に恵まれたその国は瞬く間に焦土と化し、現在は過激派団体の巣窟となってしまっている。……そんなところに、彼女を送り帰すというのか?」
「……」
……エリーゼは、何も言い返せなくなった。確かに、そんな危険な場所に、モニカを帰すわけにはいかない。
……というよりも、送り帰せない。
「そんな……ことって……」
エリーゼは、膝から崩れ落ちた。全身を絶望が駆け抜けていく。リクトはなおも突きつける。避けようがない事実を。
「モニカは、難民だ。彼女の帰る場所は、どこにも無い」
「!……」
……エリーゼが、触れることを恐れた、その事実を、リクトははっきりと言葉にした。
「……モニカ……!」
……そう、だからリクトは言ったのだ。この学校に残ってもらうと。
リクトは、最後の慈悲だとばかりに、エリーゼに告げる。
「どうやら彼女は、過激な思想を有してはいないようだ。詳しくは事情聴取をしたあとに細かく決定されるだろうが、概ね問題なく通過するだろう。おまけに、先ほども言った通り、彼女は魔法の才能と、龍と意志疎通ができるという類まれなる個性を持っている。学校側としても、言い方は悪いが、できるならば囲っておきたい存在だろう。
彼女の生活は保障する。あとは、事実をどう受け止めるかだ」
「……」
その言葉を最後に、リクトは病室から出ていった。残されたエリーゼは、自身の感情の混濁をどう処理すればいいのか、分からないでいた。
――あとは、事実をどう受け止めるかだ。
リクトは、そう言った。実際、そうするしかなさそうだった。学校側は、エリーゼの考えられる限り最善の選択を、モニカに施しているように思われた。だが、いや、だからこそ、ひどい無力感に苛まれた。自分がモニカにしてあげられることは、いったい何だろうと考えた。
そのとき。エリーゼの目の前の布団が、モゾモゾと動いた。ジョンが目を覚ましたらしい。エリーゼは、ぐちゃぐちゃの感情の中で、それでもジョンの目覚めを喜ばずにはいられなかった。
「……ん?」
ジョンが瞼を開ける。ぼんやりとした白い天井が見えた。そして次に見えたのは、彼の顔を心配そうに覗き込む、エリーゼの顔だった。
「……おはよう」
エリーゼがジョンに告げた。ジョンもそれに答える。
「ああ、おはよう。……いま、何時だ?」
「午後の2時よ」
「そりゃまただいぶ遅い起床だな……」
ジョンはゆっくりと体を起こす。もともと身体に外傷はなかったためか、さほど不自由は無さそうだった。
「もう、大丈夫なの?」
「むしろ目覚めがいいくらいだ。身体も動くし」
「……そう、よかった」
ジョンは、ベッドの隣に置いてある見舞いの品を見て、呟くように尋ねた。
「誰か来たのか」
「私と、ザックと、ナターシャと、あとリクトが。私が知っている範囲では、それくらいね」
「リックが来たのか。……憎まれ口の一つでも叩かれたか?」
「そうね。でも、貴方のこと、ちゃんと褒めていたわ。同好会の設立は認めてくれるって」
「マジか。意外とすんなりだな。あの野郎のことだからてっきり、『龍を持ってこいとは私は言っていない。それどころか動物愛護の精神に反する。よって、同好会の設立を却下する』、……なんて言いそうだけど」
「あはは、似てるわ」
「ちっとも嬉しくねえ」
「そうね、私もそう思ったのだけれど、彼、そういう浅ましいことはしない主義らしいの。
……それと、ねえ、ジョン、モニカのことなんだけれど……」
エリーゼは、伝えにくいのを堪えて、彼女の状況について語ろうとしたが、ジョンは全てお見通しだったようだ。
「分かってるよ。……難民なんだろ、アイツ?」
「……どうして、知ってるの?」
エリーゼは驚いた。ジョンは頭をボリボリ掻いて言った。
「お前、ちゃんとニュース見てる? ミゾンプールっていま大変なことになってるらしいぞ。元々住んでた奴らも内乱に抵抗して、巻き込まれて、そこに武器を輸出する企業が大挙して金儲けに勤しむ泥沼状態で……。
……こう言っちゃなんだけど、モニカは幸せ者かもしれない。こうやって学校側に保護されたんだから。まあ、俺のような浅学な人間の戯言だけど。モニカが今の状況に対しどういう思いを抱いているかは、モニカ次第だろう」
「……そう、ね」
エリーゼは、なんともコメントし辛い状況に陥った。彼女を憐れむべきなのか、それとも、この生命を守られているこの境遇を祝うべきなのか。……いや、そもそも、自分がそういうことを判断するべきではないのかもしれない、とエリーゼは思った。結局は、そういった幸不幸の判断も、当事者しかできない、と。
「世の中には色んな人間がいるんだよ。俺みてーに貧乏な人間がいれば、お前みたいに貴族の娘ってやつもいる。それはもう、生まれつき顔が良かったり悪かったり、背が高かったり低かったり、怒りっぽかったり泣き虫だったりするのと同じように、皆がなにかしらの特権と理不尽を持っているんだ。それも平等にじゃない。特権ばかりを持つ人間がいれば、その正反対の人間も要る。モニカが難民だっていうのも、それはもう、彼女が生まれたときから存在するものだし、なぜ、彼女ばかりこんな目に、なんて憤るっている場合じゃない」
「……じゃあ、私たちは、もう、何もできないの?」
「……いや」
ジョンは首を横に振る。そして、エリーゼの暗澹たる心に、一筋の光を差す。
「……過去はどうにもなんねえけど、未来は不確定だろ?
モニカが難民だという事実は変わらないが、そこから自身の境遇を変えていくことはいくらでもできる。本人がそう望む限りな」
「……」
「だから、俺は、そう望む奴にできうる限りの力を貸す。そういった奴らが壁を乗り越えるための集団を作る」
「……それが、貴方の同好会、というわけね?」
「その通りだ」
ジョンはエリーゼに笑いかけた。エリーゼはジョンに問う。
「ねえ、同好会の名前、何にするの?」
「実はもう、決めてあるんだよ」
「そうなの。聞きたいわ。教えて頂戴」
ジョンはエリーゼに催促されて、照れくさそうに、命名する。
「アンリミテッド・サークル」
「……アンリミテッド……?」
無限の同好会。ジョンはそう言った。
「ああ、そうさ。世界を変えるための同好会。今はまだこの狭い環でしかないが、この学校、この地域、この国、そして世界中にまで拡大していく同好会。年齢・性別・人種・種族まったく不問。世界を変える気がある奴は誰でも大歓迎。無限に広がる変革への大動脈。まさにそんなサークルさ」
「……ホント、バカバカしい」
「悪いか」
「いいえ、とっても素敵だと思うわ」
「そ、そうか?」
ジョンは若干の照れを浮かべた。この流れから褒められるとは思っていなかったので、虚を突かれた感じだ。
「……まあ、なんにせよ、目が覚めてよかったわ。魔導人形を使っている以上、死には至らないけど、万が一、ということもあるし」
「心配してくれてるのか?」
「借りは作りたくないのよ」
「この国には面白い言葉がある」
「貴方の頭より面白いってんなら聞いてあげるわ」
「困ったときはお互いさま、ってな。この国の美徳だよ」
「私の国じゃ考えられないわ。困ってるのは無能だから」
「俺の国でもそうだな。困ってるのはそいつが悪い。でも俺は、この国のそういう文化が好きだ」
「堕落の原因ね」
「でも、じゃなきゃ俺とお前はモニカを救えてない」
ジョンの言葉が、エリーゼの心に引っかかった。
「……そう、かな」
「ああ、そうさ。助け合いってやつだ。俺は生まれも育ちも思想もみんなダイナ式だが、この考え方だけはすげえと思ってるし、尊重している」
「弱者の戯言よ」
「弱者で何が悪い。それに一番の弱者ってのは、自らに能力が無いことを言い訳して何もしないヤツだろ。使える物はなんでも使う。頼れる仲間は思いっきり頼る。それを皆がやってくことで、始めて強者に打ち勝つことができる」
「スマートじゃないわね」
「面白いだろ?」
「まったくだわ」
肯定とも皮肉ともとれる、エリーゼの微笑。ジョンは深くは考えず、ただ、歯を見せて笑い返しただけだった。
それからエリーゼは、ジョンに尋ねる。モニカのことを、想いながら。
「ねえ、ジョン。貴方、この世界を変えるって、そう言ったわよね」
「ああ、言ったさ」
「曲げるつもりは無いの?」
「何度も曲がりそうになったさ。でもずっと曲がらなかった。これからも曲げるつもりは無い」
「そう」
エリーゼは目を伏せる。
「……ジョン、私、あなたの希望にとても興味があるわ」
「マジか」
「大マジよ」
でも、と彼女は言葉を区切る。
「信じてはいないわ。必ずどこかでポッキリ折れると思っている」
「ひでえなあ」
ジョンは何か言い返そうとしたが、しかしエリーゼがジョンの方を向き、どこか慈しむような温かい視線を向けてきたので、ジョンは黙ってしまった。エリーゼは透き通るようなその唇で言葉を紡ぐ。
「だから、そのポッキリと折れる、その日まで、私は貴方と一緒に居るわ。
そしてね、貴方が希望を失くしたそのときに、思いっきり嘲笑ってやるの。ほら、やっぱり無理だったじゃないか、ってね」
「つくづく意地の悪い女だな」
「誠意を嘲り悪意を愛するエリーゼさんよ。こんなの序の口よ」
「重い女は嫌われるぜ?」
「惚れさせたのはあなたでしょう?」
「違いない」
そういって、二人は笑った。
「あ、エリーゼさん、それにジョンさん」
看護服を着た女性が、二人の姿に気づき、名を呼んだ。二人は振り向く。
「モニカさん、ですよね。意識が戻ったようです」
「!……」
エリーゼは、瞬間、目を見開き、キラキラと輝かせた。
「心身ともにだいぶ疲弊していたようで、……魔力もかなり消費してしまって、だいぶ不安定でしたし……。しばらくは安静にとのことですが、もう、面会は可能です」
「……そう」
……よかった、と。
エリーゼは声にならない感嘆を述べた。
それに気づく人間は、ここには居なかった。
そして、二人は。
ゆっくりと、モニカの眠る病室へ、歩み始めた。
と、いうわけで、第一章・完! です!
けっこう見切り発車で書いた部分があったので、設定とかわりと適当です。書いてるときに何度「この設定あとで不都合起こさないかな……?」と不安になったことか。……というか実際不都合が起こった箇所(ブルーハーロンが人語を理解する設定とか)はちゃっかり変えちゃったりしてます。やっぱりモニカの設定を引き立たせるためにもその部分は削除した方が良いかなって。
あまりキャラ設定もまとまらないまま、ひたすらハリウッド的な「一難去ってまた一難」な「面白さ」を追求した作品なので、あまり深く考えずノリと勢いで楽しんで頂けたら嬉しいです。
そんなこんなで、次回から第二章が始まります。どういうラストになるかまではまだ決めてませんが、ざっくり次回予告をすると、
「サークル対抗登山対決!」
みたいな感じになると思います。
次回は第一章よりもキャラクター性やテーマ性を押し出した話にしようと思いますが、面白さは一章と同じ、いや、それ以上のものにするつもりです。よければお読みいただけると嬉しいです。
最後に、ここまで読んでくださってありがとうございました。
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