教科書
むかしむかしあるところに神様と人間がいました。神様と人間は、大変仲がよくいつまでも一緒でした。
しかし、ある神様が一人の人間に恋をしてしまってから神様と人間の関係は変わってしまったのです。
人間には恋人がすでにいて神様の入る余地などありません。それでも、諦めきれない神様は力を使ってしまったのです。
人間と恋仲になった神様、その神様に恋人は何度も「わたしの、大切な人を返してください」と泣いて縋りつきます。
そんな恋人に神様は、また力を使い恋人を死の世界に送るのでした。
それからと言うもの色々な神様が力を使い、自分たちの欲求を満たしはじめました。
気に入った女の人を自分のものにする神様。
戦うことが大好きだから戦争を起こす神様。
自分より上手いから人を化物に変える神様。
世界は混沌に満ち溢れました。
そんな、神様たちに怒る創造神様。
力とは、本来この世界の生みの親である創造神様から賜った。この世界の安定・幸福・救済の為のもの、それを自分達の欲求のために使ったのです。
神様達に罰を与えようとする創造神様、しかし神様達の罠に嵌まり創造神様は、体をバラバラに引き裂かれました。それでも創造神様は最後の力を使い。
人間に武器を与えました。神を殺せる武器です。
人々は、その武器を使い神を次々と神を殺すと世界が消え始めました。全てのものが消え始めたのです。
人々は恐怖しました。このままでは世界が終わってしまう。
そんなとき、ある若者が言いました「わたしたち、人間が神になれば良いではないか」
そう言い放つと若者は、近くにあった太陽の神の心の臓を食べたのです。
すると若者は、空から消えてしまった。太陽を作り始めたのです。
人々は、その姿に希望を抱き。自分達が神に成り代わることを誓ったのでした。