表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/28

夢おち?いやそんな馬鹿な…

「ふー、やっと新入生代表挨拶の原稿できた。もう朝か。徹夜なんて久しぶりだな」

時計を見ると4月6日AM4:00の文字が出ている。鏡を見ると隈がくっきりと。努力の証だ。プラス思考でいこうと思う。

 思えばこの1か月はとても忙しかった。

「牧村悠平」

小学校に聖皇学園への入学が決定したということを告げると、普段は俺のことなんて気にもかけないような先生がたかってきたり。

(大人って汚いな…)

と思ったのは内緒だ。

「おい、牧村」

中でも1番よかったのはだれも俺に何かしようとするやつがいなくなったことだ。今まで何もしてくれなかった先生たちが、俺へのいじめを徹底的に取り締まったからだが…先生や学校にとって聖皇学園入学者の実績は何よりも重要なんだそうだ。聖皇の肩書は伊達じゃないな。

「今日は大変そうだし、少しでも寝ておくか」

そう考えた俺は本格的に寝に入った。意識が下へ下へと―――

「いい加減にせんか!牧村」

 「へ?」

「やっと起きたか。俺の授業中に寝るとはなかなかいい度胸をしているな。まあいい、授業を続けよう」

そう言って教卓に戻っていく先生の後姿を目で追いながらさっきのことを考えてみた。

(まさかあれは夢だったってのか?あんなリアルだったのに。いやでも夢の中でも俺が2度目の受験ってことになってたし夢だったのかな?でも夢にしてはリアルすぎるな…起きても鮮明に覚えてるし。でもそんなことはどうだっていい!なんで起こしたんだよ先生。今が1番いいところだったのによぉ)

その日は起きてからも先生の話が耳に入ることはなかった。

これは最終話ではありません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ