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銃の効かない操縦士  作者: 木樵蝋梅
1日目
8/65

無口キャラって喋り始めると止まらないよね

年時が作ってくれた仮面は何とも言えない出来だった。黒い、現代的なデザイン、とだけ言っておこう。顔は隠せるし、ヘルメットと違って蒸れない。


しかも私の意志がないと外れないというものでその無駄技術をほかに生かせよ、と私は突っ込んだ。


普段は外しておこうと私は決心した。


だってバンダナ付けれないんだもん。なんなの私のアイデンティティーを崩すなよ。


ちなみに、[悪魔界の涙]のグレードアップには成功したそうだ。


なんでも、機体に能力が適応できるようになったらしい。私と綾火にしか意味のないグレードアップだったな。


年日ちゃんの除外はあの子の能力は機械に適応されるから、問題ないからだ。


その対象となっている私としては嬉しい限りだが。


大きさも変わらず、色も変えない。一緒にするとどれがどれだか解らなくなりそうだな。


そのことを年時に言うと、それが目的、なんだと。


せめて何かつけろよ。トサカとか。


私はバンダナを巻いて、指輪をはめた。さて、と。今の状況を説明しようか。


今司令部には年時、年日、綾火、室咲と私がいる。室咲は私が監視することにした。


もっとも、私を押し倒した罪は重いがなッ!


「和音ー戦闘服のデザインできたぞーほーれ」


なんだそれは。ただの全身タイツじゃないか。


「年時、お前は機械専門じゃなかったのか?」


「おうよ。機体にピッタリな戦闘服はどのようなタイツだろうと計算した結果、この様なタイツになったのだっ!」


最初からタイツにするつもりだったのかこいつは。殴るぞ。


「他人との離別かを図るためにこのウサ耳のものをつけることも可能だぞ」


ただのバニーさんじゃないか。


「その他にも犬耳、猫耳など様々な・・・」


「ケモナーか年時。非生産的なことをするでないぞ。いくら男で溜まっていたとしても、それは人間としてどうかと思うぞ。せめて自慰行為までにしておけ」


「違ェよ!?俺はケモナーなんかじゃねェって!!ただ離別化を図ろうと・・・」


「まったく・・・これだから男は。そこまで獣耳をつけて欲しければ面と向かって言えば良かろうに」


「マジで!?付けてくださいお願いします!」


「そんなことをすれば年時を一生侮蔑するがな」


「頼んだ意味がねぇ!!」



ふん。まぁ着なくとも機体には乗れるのだろう。着る必要はないと見た。


ブーブーブーブーブーブーブーブー


「って、・・・敵軍・・・確認・・・しました・・・あれは・・・恐らくですが・・・・・・東軍だと・・・・・・おもわれます・・・」


おい。ここってただの貯蔵庫じゃなかったのか。


「俺の改造技術に常識は通用しねぇ」ドヤァ


改造早すぎるわ。ここにきて数時間しかたってないぞ。


ともかく敵襲だ。それにしても早かったな。


「くそっ・・・殺しそこねた人間がいたのか・・・甘かったようだな」


「甘かったって・・・何が?」


「ん?言っていなかったか?集めた武器はすべて軍人を殺してパクってきたものだぞ?てっきり解っていたものだと思っていたのだが・・・」


「その所為だよ!何やってんだよ!?」


「いいではないか。機体のチェックもできるだろう?」


「数は・・・数千人です。戦車も何台か・・・・・・一体・・・どうすれば・・・」


対するこっちは約500人と言ったところだろうな。倍以上ともなれば、[悪魔界の涙]を年時が何体用意しているかで戦況は変わるな。

年時ははぁ、とため息をついた。


「さすがに数千体は無理だぜ・・・300は作ってるけどよー」


ってかあの短時間で300も作っていたのか。化け門か。


「デビルレイズ、働いてもらうぞ」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・年時のセンスはよくわからん。


「・・・・・・ちょ、ちょっと待ってください・・・あれは・・・まさか・・・駆動鎧!?・・・・・・向こうも・・・つくっちゃった・・・・・・の?熱が・・・・・・どんどん上がって・・・・・・ッ!みんな伏せて!!」

「駆動鎧だと!?綾火!一体どういう・・・・・・っ」


後ろから衝撃を感じた。背後から室咲に殴られたか?このガタイのよさは恐らく室咲だ。

ん?ガタイ?


私は硬い床に体を打ち付けられ



なかった。



耳元には微かに暖かい息遣いが聞こえる。体では体温を感じていた。


「ったく・・・危ねぇだろうが・・・もうちょいで首ちょんぱだったぜ?」


私は室咲に抱かれていた。


室咲の両腕が私の体に纏わりついて温かい。飛びついて私を上に向けて倒れたのだろう。私の下に、室咲はいた。


まったく・・・私は能力で火薬を使用した攻撃を問答無用で無効化する人間だぞ。今時の科学技術では火薬を使わない遠距離狙撃なんて、私は知らないぞ?


「今のは・・・電磁投射砲?」


「む?なんだそれは?」


「それはね・・・電位差のある二本の電気伝導体製のレールの間に、電流を通す電気伝導体を弾体としてはさみ、この弾体上の電流とレールの電流に発生する磁場の相互作用によって、弾体を加速して発射する物である。


弾体を加速し発射する力は、アンペールの法則でわかるように主にレールと移動をつづける弾体(電気伝導体)の接点付近に生じる。また直線導体による弱い磁場であるから、非常に大きな電流を流しつづける必要があり、さらに十分な発射速度を得るためには、加速に十分な距離をとる必要がある。


一方、弾体を含め電気回路を形成するためには、レールに弾体(ないしそれに取り付けられた電気伝導体)の一部が接触している必要があり、この箇所に摩擦および移動に際しての摩擦熱が発生する。


さらに摩擦が起きる電気接点において、わずかな電気抵抗でも生じれば、投入される大電流のために大きなジュール熱が発生し、この電気伝導体等の一部が蒸発・プラズマ化する問題もある。


弾体とレールの接点が蒸発して接点が取れなくなれば電気回路としての装置に電流はながれず、弾体は発射装置内にとりのこされる。


なお流体としての性質を持つプラズマにも電気伝導体としてローレンツ力が働くが、このプラズマが飛散してしまえば、やはり弾丸は取り残される。このため、後述するように電気伝導体としてのプラズマを逃がさないようにする工夫も見られ、プラズマを電気伝導体として扱うものでは、弾体自体は必ずしも電気伝導体である必要は無く、この弾体の進行方向から見て後方に薄い金属箔を貼り付ける様式もある。


レールガンの原理的な基本構造は、2本のレールと電源からなる。これに伝導体製の弾丸を挟み込んで直流の電力を入力して還流させて電気回路を形成する。この場合、弾体には電流が流れる必要性から砲身であるレール電極に物理的に接触している必要性があるが、電流さえ流れれば伝導体はプラズマでもかまわない。


なおプラズマが弾体を押すためには、流体としての性質があるプラズマが弾体を追い越さないための密封性を必要とし、このためレール間の隙間を弾体の通り道を残して塞いである(砲身として筒状をしている)が、このレールの隙間をふさいである構造物は非伝導体(絶縁体)である。


弾体を砲身であるレールの間のみで加速するためには、相応の電流を必要とするが、この電力供給が必要に見合えば、その形式は問われない。


ただし化学電池程度では、レールガンを動作させるのに見合うだけの電力を短時間で供給することには見合わず、それらで発生させた電力をキャパシターなど起電力は持たない蓄電装置に蓄えるなど工夫を必要とする。【wikipediaより抜粋】・・・・・・です」


「すまない・・・もっと簡単に言ってくれないか?」


「要するに・・・火薬を使わずに電気を使って打ち出す鉄砲です・・・サーマルガンかも・・・しれません・・・けど・・・」


「あ、サーマルガンの説明は・・・」


「サーマルガンは通常の大砲の火薬を発射薬(爆発物である必要はない)に置き換え、発射時には発射薬に大電流を流すことで発射薬をプラズマ化し、その膨張力を利用して砲弾を発射するものです。


レールガンと違って砲身に電流を流す必要はありませんが、プラズマの膨張力だけが推力となり、レールガンのように砲身の部分で電磁気力による加速をかけることはできません。」


「あ、はい解りました。すみません」

次回予告


「私が…やります…和音さんは…他の兵士を…お願いします」

ー温度視認、綾火

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