事後処理
ノート一冊区切りがいいから投稿しちゃえーって感じで……もう課題終わんないわ……
私は今、目の前の光景にとても驚いていた。私のハーレム要員同士で抱き合っている。ありえない………しっかり調教したのに……あの行為は無駄だったというのか……?無言で抱き合った後、接吻まで始めるし。一体二人の関係はなんなのだ?
「ぷは………んもぅ……姉さんは……やっぱり甘えん坊です…」
「欲求不満だったんやから、仕方あらへんやろ?」
姉さん……だと?身内だったのか?確か 綾火は紅い着物を着ていたな。あの時に姉がどうだこうだ言っていた気がする。酒のせいで忘れかかっているが。というか殆ど覚えていない。酒を無理矢理飲ませた事までは覚えているのだが……くそっ。
「義姉さん。妹さんを私に下さい」
「ちょっと待てアーンドラン。さっきまでと態度がまったく違うんやけど。あと土下座されても困る」
真希改め、お義姉様と一緒に本部の帰還し、年時に設計図を渡して珈琲を淹れた。そういえば、お義姉様は隊長だったかな。因みに、初珈琲。
パスワードとか色々聞かなアカンな………くそっ。口調が移った。
うん。とりあえず、珈琲を飲もう。若干に期待を胸にして、珈琲を覗き込んだ。インスタント珈琲だが、それでも私にとっては珈琲には変わりない。いつも年時が珈琲を飲みながら作業をしている事を見て、少し格好良いなとか思っていたりする。
好奇心だ。みようみまねで作った珈琲。確か年時はスプーン二杯分入れていたと思い出し、それをカップに入れて沸かした湯でインスタント珈琲の顆粒を溶かす。珈琲の香りが、私の鼻孔をくすぐった。血ほどではないが、良い香りだ。インスタントのくせに生意気だな。
そして、一口。ずずず……………
「苦!?な、なななななんだこれ!?」
おかしい。こんな苦い飲み物、飲める筈がない。どうして奴は真顔でこんな物を飲めるのだ……!?
「年時貴様……!!どうしてドロ水なんて飲んでいた!?こんなに苦い物は他に1つしか知らないぞ!?」
「他に1つ知ってんのかよ……あっ、てか、俺の珈琲飲んだろ。俺のって眠気醒まし用だから砂糖入れてもくっそ苦いで……?あっ、俺もうつっちまった……」
「……兄貴……とりあえず年日と整備作業行こ。ホンマにうつらんようにせんとアカンし……あっ年日も」
まずい。これは珈琲もまずいが状況もまずいぞ。頑固たる精神で私の口調を死守せねば……。
苦すぎる珈琲を流しに捨ててひとまず自室のシャワーを浴びに部屋に戻る。気分の都合上、私の足取りは重かった。服を脱いで、シャワールームへ。運良く初めから湯が出てきて、白い湯気が私を覆う。
温かい。穴の中にいたときには想像もしなかった湯の温もりだ。戦争中だというのに、ここでは湯が使われていた。いままでの私たちの扱いの酷さを改めて実感する。本当にもたもたしている時間はない。
私たちがいる東側から刺客としてお義姉様が送られてきたのだ。場所の把握もされている筈。
お義姉様も協力してくれる……と信じたい。そう思いたい。
「はぁ……色々あった人生だった……私の様な狂人は天国なんて行けないか。わかっているさ。私は他人を引きずり込む他ない」
故に孤独。愛してしまった綾火を幸せに出来るのは私しかいない。断定していいさ。私はそれほどにまで綾火を愛している。綾火にとってはお節介かもしれないが、それでも私は、綾火を幸せししてみせる。
………温かい……
この温かさを知らずに、まだ穴で震えている子供たちもいるかもしれない。その焦燥感は拭えなかった。のうのうと私たちだけが幸せであってたまるものか。私たちは不等だが、それであって不等の苦しみを知っている。
「………もたもたするな和音。貴様は狂気に飢えているのだろう。そうせねば、弱いのだから」
次回予告は前回のを引用




