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サービスタイム

少し短めだけど許して……あと、夏休みの更新は、なぁ……部活何故入った。運動(泣)


因みに、下書きノートがこの部分で丁度一冊終了です。二冊目はまだ半分くらいしか書いてないのに、終わりはまだまだ先よ……こ、ここまで長くするつもりはなかったんだけどなぁー(白目)

では、お待ちかねのサービスタイムの突入だ。……と言っても、この女を調きょ……もとい、私の事を教えるだけだが。まぁ、大丈夫だ。膜をぶち破ったりとか、そんなことはしない。簡単に教えるだけだし。主に羞恥心を。


私は自分の乗ってきた機体、ティアに乗り込み、スイッチを押した。勿論、その際に女も中に入れている。元々は一人乗り用の機体内は、女を乗せたことで狭く感じたが、スペースは十分にあった。言わば、トイレの個室くらいには広い。すでにこの事は室咲に伝えており、私からは綾火にはナイショにしておいてくれと言ってある。そういえば、年日はチュッパチャップスでもあげれば良いだろうが、年時は何が好きだったかな。ま、特筆するようなことはあるまい。後で年日に聞いておこう。


それと、女の事は真希と呼ぶことにした。綾火の旧友?なのだから、親しげにしていても問題はないだろう。あの戦闘力(乳)になるにはどうすればいいか聞きたい。


真希には今、さるぐつわに手足を縛った状態で床に座らせている状態だ。視界を奪うまではしなかったが、十分な程に拘束出来ているだろう。これは推測でしかないが、twiceだのthree timesだのを、口に出さないと能力は使えないだろう。戦闘結果からも、加速が主な能力用途であることから、ああして身動きが取れなければ問題ない。しかし、二倍、三倍で止めた理由はまだ不明だ。制限があるのだろうか?私には推測しかできない。


一体、どのような望みで得た能力なのだろうか。能力の根源は何処か。それは、真希以外に知る者はいないだろう。私自身、能力の根源など、とうに忘れてしまった。銃弾が怖かった。本当にそれだけか?


今、思案しているような時間はない。常に気を張り、襲撃に備える。現に、この真希の所属している東軍は、私たちの事を把握し始めている。これ以上、無駄な時間を浪費している暇はないだろう。私たちは、あくまで反乱分子なのだ。


「むーッ!ふぐぅーッ!むーッ!」


「ちょっと待て。貴様が暴れた所で早くはならんぞ。……と、これでは面白くないな。簡単な薬を打つか?」


「………?」


「………ん?貴様、傷口が消えているな。自己治癒なんかも出来るのか?有用な能力だな」


「!」


真希の打ち抜いた足から、傷口はおろか、銃痕すら消えていた。足を打ち抜いたというのに、そこまで早く治癒するような能力なのか。能力の推測は外れだ。口に出さなければ、能力は使えないという仮定は覆った。と、なると、このさるぐつわは意味を成さない。


「っと……仕方ないな。となると、これは不必要だ」


私は、真希の口からさるぐつわを外し、軽く顎に手を置く。真希の反応。それは、簡易的なものだった。


「……どういうつもりなん?うちは東の出身やで?生かしておいて、うちが逃げたらどないするつもりん?それこそ、あんたの能力、全部ばらしてもうよ?それに、あのウェイパーだって、体質のこととか流したら、一発やけど」


「馬鹿者。それをさせないように、今から私が貴様に教えるのであろうが。簡単な事だ。ただ、貴様は、和音・F・アーンドランがどの様な人間であるか、それを自身の体を以て実感すれば良いだけの話だ」


私はティアの操縦を、自動操縦に切り替え、発進させる。心地良いエンジン音と、駆動音が狭い個室に響いた。私は真希に向かい合う様にして、少しずつ距離を縮めていく。それこそ、蛇の如く。


耳元に、口を近づけて、小さく息を吹きかけた。真希が恐ろしく可愛らしい声を発して反応する。その反応で急に動いたせいか、またしてもたゆんたゆんと揺れる。ちくしょう………削げ。


「なぁ、真希。少し提案があるのだが」


真希は、顔を少し赤らめながら、私を見上げてくる。手足を拘束されているせいで座っている状態の真希と、立ったまま真希を見下ろす私の間では、真希は上目遣いになる他なく、私の精神に大きなダメージを与えた。


「な、なんや……?」


「返答は求めていない。もう、喋るな」


私は顎に置いた手を離し、真希の体の後ろに回す。軽い抱擁のようなものだ。といっても、体と触れ合っているのは腕部分のみだが。そこから、真希の額に私の額を当て、目を離せないようにする。


私は、小声で呟くように言った。


「………私に全てを任せてみないか?」


簡単な社交辞令のような物だった。真希はより一層顔を赤く染め上げた。ビクゥッと、真希の体が動いたが、私が構うような事ではない。


ゆっくりと、私は耳たぶを甘噛みする。少々ばかりの血の味と、ヒトの汗の匂いが、私の鼻腔をくすぐり、良い快感となって私を襲う。汗に甘さはなく、強烈に酸っぱい者だった。喉が渇いていたのだろうか。しかし、嫌とは感じられなかった。いつまでも感じていたいような真希の味。一般的な女の味ではなく、屈強な、軍人、戦闘要員としての汗の味は、私を別のベクトルで楽しませている。


しかし、勿論その程度で満足する私ではない。そこから、少しずつ口を下にずらしていき、うなじ、鎖骨、エラを通って弧を描くように舌を這わせて、私は真希の柔らかい唇に辿り着いた。


「ぅ、んっ……ひぁっ……そ、こは……」


真希の声を無視して、私は二枚の唇に、己の物を重ねる。初めは拒む様にしていた真希だったが、私をすぐに受け入れた。押し付けるだけでは物足りず、次第に私の舌は唇の間を割って入ろうとしていた。肉で形成されただけにすぎない、人間には当たり前に存在する体の部位。生命の維持の為に、必ず使用するその中に、私は侵入していった。


「ふむっ……むちゅ……れろっ……」


「……んっ…………ちゅ…」


拒まれる前提で行っていた行為を、真希は受け入れた。それに応えるように、私は舌を絡ませていく。そして、口内を蹂躙していく。歯、歯茎、肉壁を丹念に舐め回していく。


鉄の……血の味がした。常人なら、心配するような心を持ち合わせていただろうか。狂人である私にとっては、血の味はスパイスにしかならなかった。さらなる興奮を覚え、舌に力を込めて真希の舌を探し、絡ませる。絶妙な舌の舌触りは、私の五感のうち触覚だけを残して持っていってしまった。触覚だけが取り残され、研ぎ澄まされた一覚は、ただひたすらに私の脳に快感を与え続けている。


今にも意識を失う程の快感を、それをあと一歩の所で私は口を離し、理性を働かせた。別れ惜しそうに真希は舌を絡ませ続け、外気に触れてなお、それを離そうとはしなかった。


外に出ても接吻は続き、その時に奏でられた水音だけが、ちゅぱちゅぱと狭い空間に響いた。駄目だ。私の嫁は綾火だと心に言い聞かせ、私は舌を離した。離された舌から滴る透明色の唾液が糸を引きながら機材の光に照らされて、テラテラと輝いている。名残惜しかった。もう少し長くしていたかったが、それでは、意味がない。満足させてはならない。


「な、に………してくれる……んや」


「満更でもなかっただろうが。このキス魔が。卑しいのは胸だけではなかったのだな」


私は平然を装って対応する。こちらが動揺をみせるわけにはいかない。弱みを見せるわけにはいかないの一身で、私は感情を押し殺す。


「そ、そんなこと………な……」


………可愛いではないか。実に可愛らしい。


「いいのか?そんなことを言っていると、もうしたくなくなるぞ?」


「ふ、ふん………勝手にせぃ」


ふむ……素直ではないな。だが、粗方間違いではなさそうだ。


「私はもっとしていたかったなー………まぁ、無理にとは言わんが」


「…………っ」


小さいながらも、真希は反応した。肩がピクッとした。可愛いじゃないの。


「……………どうしたい?」


優しい口調で言い放った。私は不敵な笑みを浮かべ、真希に選択肢のない問いをかける。


「……………まんかった」


ふっ、堕ちる寸前の台詞ではないか。軽い女だな……このレベルであれば、青少年に対して不適切な表現を表さなくてもよさそうだ。い、一応、プレイには及んでいないし、セーフであろう?


「む?どうした?何か言ったか?」


「すまんかったと………言ってるんや、アホ」


ま、だ、堕ちきっていないのか?しぶとい女だ。まぁ、もう少しで従順な部下が出来る。暫し我慢するか。私は、はぁと息を吐いて、舌なめずりをした。機材の光が妖艶に私を照らしている。楽しい。ここまでも私が生き生きしているのは珍しいのではないかと、私自身も思った。


「もっと、ちゃんとお願いしてみろ。そうでないと、私は呼応しないぞ」


真希は悔しそうに、表情を歪めた。だが、そのような表情も、私は大好物だ。もっと可愛がってやろう。もっと苛め抜いてやろう。


「す、すまんかった………許して、下さい。うちと………もっと、して欲しい…」


こうして、私の勢力に、また一人、人間コマが増えた。

次回予告


-----Year's day、first


能力所持者、年日



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