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素の彼女らは可愛い

動くよー大きく動くよー


前回建てたフラグをどうやって彼女らは回収してくれるのか……もう任せたよ

「レールガンの原理……どうやっても一ピース欠けちまう……すまん和音!主要の武器を作れねェなんてな……」


「兄貴だけの問題じゃねェよ。年日だって出来なかったんだ」


「くそっ……!元の設計図さえあれば……」


「取ってくれば良いだろうが。年ブラザーズならハッキングくらいお手の物だろう? 」


「違ェんだよ和音。アイツらそれを防ぐ為に電子じゃなく、紙面で保管してやがる。場所はわかったんだが……」


「なおさら行けば良いのではないか?」


「そ、それが……ですね。和音さん…研究所は恐らく、簡単なんですけど機体にはジャミングがかかるらしくて、近付けないんです」


「なんか良くわかんねぇけど、そこに行っちまうと機体の制御が不安定になるらしいんだ」


「なんとか年日が強制シャットダウンしたからなんとかなったみてェだけど、ありゃァヤバかったねェ」


「生身では行けないのか?」


「自動追尾ミサイル、地雷に対空センサーマシンガン。こんだけあったら生身じゃァ無理なんだよなァ…」


「…………なぁ、四人共。もしかすると貴様ら、私をただのナイフ好きの快楽殺人鬼だと思ってないか?」


「えっ」「違うの?」「違ったんですか?」「何か間違えた所でもあったのか?」


「貴様らぁ……!!!!!」


結成から8日が経ち、私たちは例のごとく司令部にいた。因みに、年時は上位個体を完成させた。アイツは仕事が早すぎる。天才はあのような人材のことを言うのだろう。


機体が完成するにあたって、色、主要武器を聞かれた為、私は赤色で、火薬を使用していない武器。レールガンを指定した。……のだが、どうも無理だったらしい。


上位個体はここにいる全員分作ったらしい。


私たちだけ、と言うのは些か不平等だとは思うが、私たち以外の分は作られていない。それは流石に無理がある。


結成から数日で、周囲の食糧庫等を占拠し、私たちの噂が広がったらしく、何人かの志願者が来た。私たちはそれを快く受け入れ、既に人数だけでは500人を突破した。その中に目立った能力所持者はおらず、いても微弱な者だった。


能力には強弱がある、と言うことは初めて知ったが、それ以外には収穫はない。どうやら能力はその持ち主の願いによって強弱が決まるようだ。思い込みの強さというのが正しいが。


私には良くわからなかった。特に攻撃系の能力には顕著に表れるらしい。結構難しいのだな。


しかしまぁ、私の能力を忘れられていたのは悲しい。私に銃弾が無効化される能力が無ければ、このような手段は用いんぞ。


どちらかと言うと看守向きだ。主に性格が。


「さて、私の能力で全て無効化できる研究所に私を投入するという案を何故出さなかったかは聞かないでおこう。とりあえず、場所を教えてくれ」


私は司令部のモニターを弄っている年時に話し掛け、バンダナをキュッときつめに縛り直した。年時はカタカタとキーボードを操作して地図を出現させる。そう遠くは無さそうだ。


「場所はここから西北西に大体50kmの所だ。まぁ、近くまではティアをぶっ飛ばせばそんなに時間はかかんねェだろうし。やっと飛翔用ジェットブースターが使えるな。片道300km/時で移動できるジェットブースターッ!作っちまったぜ……俺の才能が怖ェ……」


気持ち悪い。


「もろ音速じゃねぇか。よくまぁこんなふざけたモン作れたな 」


室咲が冷静に年時につっこむ。それ、面白くないぞ。ただの普通のつっこみだ。


「だけど重量的に片道しかねェから帰りは歩いて帰ってきて」


「ちょっと待て私に帰りに数時間かけて帰ってこいと言うのか?答えろ 」


私は懐からナイフをちらつかせる。


「え?元からそのつもりだったんだが」


「年時……貴様、私を雑用に使いたいだぇではあるまいな?」


「大丈夫だぜェ和音姉……年日がちょっと弄っておいたから時間的には三倍かかるけど100km/時は出るように弄くっておいたからなァ……安心しな」


「さすが年日ちゃん!」


マジ天使だ。うん。くそっ……!このモードが無ければ……!


「あ、そうだ。和音。俺、一緒に行っていいか?」


と、室咲は話に割り込んでくる。コイツ、今、なんといった?


一緒に行く?何故?私しか適正な人員はいないというのに無意味な奴だ。


因みに、それを聞いて、残り三人はパキィッ!と凍ったかのように停止している。綾火が能力を使ったのではないことはわかったが、何故、このような反応をするのだ?


「んだよ……なんか文句あんのか……?」


「い、いやぁ……その……意外だっただけだ。私についてくるのか?」


「あ?まぁ、そうなるな」


そう答える時の室咲は何故か頬が赤く染まっていた。


年時は下を向いた後、何かを溜めるようにして、


「っ……カァァァッ!なんだよその顔!真っ赤だぞ!……まさか文かを嫁にするとか言っておきながら、実際は恋する乙女ですってかァ!?」


私か……?私は赤面していたのか?


「ったく……年日はそういうガラじゃねェんだけど……応援するぜェ……和音姉」


年日も、鼻の先をポリポリと掻きながら言った。


「和音さん……あの時私に謝りましたよね?あの時言いましたよね?私のこと、嫁だって言いましたよね?私、嬉しかったんですよ?初めの時はビックリしましたけど、今では和音さんに求められることが嬉しかったんですよ?ま、まさか……ですけど………浮気………?」


「ば、バカ!それは断じて違うぞ!そんなものではない!」


「和音さん?答えによっては、その眼球………爆破します。あとついでに室咲さんも」


「何で!?俺なにも悪いことしてないよな!?なんの恨みがあって……」


綾火はニタァと笑ってパキパキを腕を鳴らした。


「なんでもいいじゃないですか……命までは取りません。むしろ、殺してしまっては面白くありません……ふふ……絶望の悲鳴を楽しみながら私は室咲さんをゆっくりといたぶってあげますよ……ふふふふ……」


「待て!そのキャラは和音のモンじゃねぇのか!?移ってるぞ!?和音なんとかしろ!」


「好きだ綾火!愛してる!私と結婚してくれ!」


「えっ……私……でも……女の子ですし……」


「そんなもの関係あるか!私が一生愛し続けてやる!」


「えっと……年日?とりあえず、結婚式場でも探そうか」


「兄貴は料理でも選んでなァ 」


「いいからちょっと黙れお前ら。話反れてる」


そうだ……私は美しいもの。可愛いものが大好きだ。愛している。……だから、私は綾火と結ばれる運命なのだ!この戦争が終わったら西を制圧してヨーロッパ、もしくはカナダに行こう。私と綾火が結婚できる国へ………!!


私は男などという終始エロい事しか考えていない野蛮な人種とは何があっても交わりたくない。愛でる価値のない、あの汚ならしい肉棒で女を掻き回すことしか考えていない猿はこの際忘れるに限る。


「綾火。ちょっと手を貸せ。血判状を今から作ろう」


「一体何に使うつもりなんですか」


Side out



次回予告


突然だが、助けてくれ。


長身の青年、室咲

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