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銃の効かない操縦士  作者: 木樵蝋梅
1日目
13/65

性格安定とか飾りですよ

みじけぇ…

「今夜は宴にしよう。私もやりたいことがある」


パイロットを殺した後、私と綾火はシャワーを浴びて年時、年日、室咲のいる司令室に戻って言った。


ちなみに、一緒に風呂に入ろうと綾火に提案したが、おもむろに断られた。


少しだけだが、ショックだ。


「やりたいこと?何だってんだよそんなもん。俺眠いんだけど」


「やるのは全員だよ。年時、貯蔵庫に酒とかなかったか?東軍が来たときには余り団結力を感じれんかったのでな。兄弟の契り、とか言うのをやってみたいのだ」


「お前未成年じゃねぇのかよ。まぁ、あったと思うけど」


「戦争中に成人も未成年もないぞ年時。それに、ジュースなんかよりも酒の方が雰囲気出るしな。みんな酒は飲めるか?」


「年日は大丈夫だよーん薬のせいであんまりお酒回らないし」


「俺はあくまで水分摂取のために飲んでいたころもあったけど、好んで飲んでたもんじゃねぇぜ?」


「私は……あんまり……強くないです…」


「俺も飲むのはあんまりだな。年日と違ってすぐに回っちまうし、整備も残ってる。できれば控えたいんだけど…」


「なに、形だけでもいいのだ。兄弟の契りは何か大きい器に酒を入れて回し飲みをするものだ。したほうがいいかなと思ってな」


これは私の小さいころに両親と交わしたものだ。


私たち3人は家族であって、兄弟である。互いに助け合わねばならない。


と、言ってこれと行った。


その数日後には父は帰ってこなかったのだが。


私としてはとても不幸なことだが、それであって私はあの時間が愛おしい。


あの時間は楽しかった。


そして、今回は不幸で終わらせない。そう決めていた。


「良いではないか。今回までに私は3回も勝利しているのだぞ?綾火は1度だが。この時を祝わずして何時祝うと言うのだ?」


「……ま、いいか。よっしゃ、今宵は宴だーッ!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

私は例の仮面を被りユニ、と名乗って広場に出た。


私は高台にいるが、他は広場に混じっている。


優遇されていると思われるのはシャクだからな。一応私のことは言うなと釘をさしているが細工は全くない。信頼しているからな。


「今回の晩餐に参加してくれた諸君。感謝しよう。今回は良い戦いだった。


そして、ここに第3勢力デビルレイズの結成をここに宣言するッ!


今日から私たちは家族であり、兄弟。そして仲間だ。互いを尊び、互いを貶し、互いを磨き、そして互いを愛し、この戦争を終結させることを目標とし、……その……まぁ、頑張ろう!!


さぁ、勝利の美酒を飲んで、今夜ばかりは愉悦に浸れ。その……アレだ。うん。たーんとお食べ」


わぁぁぁぁぁぁぁぁああああカタカタバリバリモグモグワッシャァァァ!!!!と言って音を立てて食事が始まった。


ふっ、汚ねぇ花火だ。


さて、私も参加しようかな。


「私にも食わせろぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおお!!!!」


side out



次回予告


「んっ……ちゅ………む…ぷはっ……」

ー狂人、和音・F・アーンドラン

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